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あくびが止まらない12の原因!病気の可能性もチェック!

      2016/03/29

眠たくないのにあくびが出たり、会議中やデート中にあくびが止まらないと、マイナスなイメージを持たれてしまい困ることがあると思います。

なぜあくびが出るのかご存知ですか?

また、あくびが止まらないのという症状の病気もあるのも知っておきましょう。

今回は、あくびが止まらない原因をご紹介させていただきます。

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あくびはなぜ出るの?

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そもそも、あくびはなぜでるのでしょうか?

あくびは、血中の二酸化炭素濃度が高くなり、脳への酸素供給量が減少した時におこる、あくびにより酸素を吸いこみ、脳へ酸素を供給し脳を活性化させるための生理現象です。

 

また、退屈している時や眠い時など、脳のはたらきが低下している時にも、脳を活性化させようと酸素を送るためあくびが出るのです。

 

しかし、疲れても眠くもないのに、あくびが止まらない時は注意が必要です。なにかの病気が隠れているかもしれません。

 

疲労

身体や脳がつかれているとあくびがでます。

基本的に疲れが回復しないとあくびは止まりません。

仕事や勉強などの手を休めて休憩したり、少し仮眠をとるなどして疲労回復を促すとあくびは止まります。

 

緊張

人にもよりますが、緊張していると、自律神経の働きが変わったり乱れることで、無意識のうちに呼吸が浅くなることがあります。

呼吸が浅くなることで脳の酸素量が減少し、あくびが止まらなくなる場合があります。

緊張した時は深呼吸をするとよい」というのは、脳に十分な酸素量を送り自律神経の働きを正常に戻すためなのです。

 

花粉症

花粉症の主な症状は、鼻水や目のかゆみなどですが、鼻づまりによって脳内の酸素量が不足しあくびが止まらない場合があります。

花粉の季節が終わったり、鼻づまりが解消されるとあくびも止まります。

鼻水の止め方に関してはこちらもご参考下さい。

鼻水を止める8つの方法とは!食べ物やツボ、意外な方法も

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空腹時

お腹が空いている時、身体は低血糖状態になっています。

身体が低血糖状態になっている時は、あくび止まらないことがあります。

食事を摂り満腹感を得られればあくびは止まります。

 

貧血

貧血は、血液中の赤血球やヘモグロビンが減少し、ヘモグロビンの濃度が低くなった状態のことです。

貧血は、ヘモグロビンの主成分である鉄分が不足して起こります。

 

ヘモグロビンは、酸素と混ざり合い全身に酸素を運ぶ役割があります。

しかし、貧血を起こすと、ヘモグロビンの濃度が低くなり身体へ充分な酸素を運ぶことができなって脳内の酸素が不足し、あくびが止まらないことがあります。

貧血はあくび以外にも、めまい、立ちくらみ、顔色が悪い、動機、息切れ、耳鳴りの症状がみられる場合があります。

 

鉄分を意識して摂取し、貧血が改善されるとあくびも止まります。

 

睡眠時無呼吸症候群・睡眠障害

睡眠時無呼吸症候群の方は、寝ている時に呼吸が止まり睡眠障害が起きています。

したがって、長時間寝ているつもりでも眠りの質が悪く、昼間ものすごい睡魔に襲われることがあります。

 

自分では十分な睡眠をとっているつもりでも、昼間あくびがの回数が異常に多く止まらない場合は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるかもしれません。

 

また、

・夜間、布団に入ってからなかなか寝付けない

・夜中に何度も目が覚める

など睡眠に障害があると、寝ている間に回復されるべきの疲労が回復されないので、昼間、脳の働きが低下しあくびが出ることがあります。

 

充分な睡眠をしたはずなのに、あくびが止まらない方は一度医療機関で相談すると良いでしょう。

 

糖尿病

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糖尿病は、すい臓で作られるインシュリンの量が、不足したり作られないことが原因で血糖値が上がる病気です。

 

糖尿病が原因で、血液中のブドウ糖が減少すると脳の働きが低下します。すると、脳の血流を良くするために十分な酸素量が必要になり、あくびが出ることがあります。

 

あくび以外の症状で、倦怠感や動悸、十分寝たのに眠い、目のかすみ、喉の渇き、をよく感じるなどがあります。

また、糖尿病の初期症状は、疲労と勘違いしやすく気がつかない場合があります。

あくび以外に上記の症状が併発している場合は、医療機関を受診することをお勧めします。

 

また、糖尿病の治療でインシュリン注射をすると低血糖状態になり、あくびが出る事もあります。

 

更年期障害

更年期障害は40代以降の女性に多く、ホルモンバランスが大きく変化することで多様な症状が現れます。

 

身体の症状では、ほてりやのぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、めまい、動悸など。

精神的な症状には、不安感やイライラ、不眠、憂鬱感といったものが挙げられます。

 

これらの症状が重なると、異常な疲労感からあくびが止まらなくなる事があります。

継続的なあくびと同時に、上記の症状がある場合は、更年期障害を疑ってもいいかもしれません。

 

偏頭痛

偏頭痛の原因となっているのは血管の拡張です。

血管が拡張するということは、多量の酸素が脳に送られるという事なので、前兆としてあくびが出る事があります。

 

偏頭痛の時は、患部や後頭部を冷やすと、拡張した血管を収縮させることができ痛みが和らぎます。

痛みを感じる時は、保冷剤や冷たいタオルなどを患部に当て、しばらく安静にしましょう。

 

脳梗塞、くも膜下出血の前兆

くも膜下出血は脳内の出血、脳梗塞は脳の血管がつまることで引き起こされます。

脳の血管が詰まると血液の流れが悪くなり、酸素が脳内に十分に行き渡らないため、あくびが頻繁に出る場合があります。

あくび以外の症状では、めまい、吐き気、頭痛などがあります。

 

命にかかわる重大な病です。

少しでも思い当たる場合は早期に脳神経外科を受診しましょう。

関連記事としてこちらもご参考下さい。

くも膜下出血の7つの前兆!頭痛や肩こりにも関係が・・!

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狭心症

狭心症とは、心臓の筋肉に異常が発生し、必要な血液や酸素が送られなくなる病気です。

症状は、胸が締め付けられるように強く痛みます。その際、冷や汗とともに、あくびが出る事があります。

また、狭心症は突発的に胸が苦しくなりますが、その前兆としてあくびが出る事もあるのです。

 

胸の痛みと同時にあくびが出たら狭心症が疑われます。一刻も早く病院へ行きましょう。

 

薬の副作用

抗うつ剤を飲むと、副作用であくびが出る事があります。

その際は、胃のむかつき吐き気と共にあくびが出ることが多いです。

考えられる原因は、

・薬によって自律神経のバランスが変化した

・セロトニンが増えることにより脳内の血管が収縮する

ことと関係があると思われます。

 

また、インシュリン系の薬を使用していると低血糖状態になり、あくびが出る事もあります。

 

まとめ

あくびは十分な酸素を脳に供給するための自然現象です。

しかし、

・あくびの回数が異常に多い

・あくび以外の症状も見られる・・頭痛、吐き気、めまい、胸の痛み

などが見られる場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

 

あくびが止まらず病気が疑われる場合は、まずは内科を受診しましょう。

その後、状況に応じて精神科脳外科を考えましょう。

 

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