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足の指のしもやけ!原因と3つの治し方をご紹介!

      2016/03/01

足の指のしもやけは、かゆみから始まり、放置していると痛みへと変化してしまいます。

そんなしもやけを予防したり、治す方法があると助かりますよね。

特に肌が弱い人は、さほど寒い地方で暮らしていなくても、しもやけになってしまうことがあります。

 

早い段階でケアを行い、足の指のしもやけを撃退しましょう。

今回は、足の指のしもやけの原因と治療法や予防法についてご紹介させていただきます。

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しもやけには種類がある!

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足の指にできるしもやけには、2つの種類があります。

 

①樽柿型

樽柿型のしもやけは、手足の先が赤紫色に変色して腫れる症状があらわれます。

熟れた柿のように晴れ上がることから樽柿型と呼ばれるようになりました。

外気が当たって冷えやすい耳たぶや鼻の頭にも、樽柿型のしもやけができやすいです。

足の指にも、もちろんできやすく、症状が進むと、水ぶくれが破れて、出血することもあります。

 

②多形滲出性紅斑型

多形滲出性紅斑型のしもやけは、大人の女性によくあらわれる症状です。

樽柿型とは違い、皮膚の腫れは酷くないものの、赤い発疹が指にあらわれ、かゆみを伴います。

悪化すると、冷たい空気に触れるたびに痛みを感じるようになってしまいます。

 

足の指のしもやけができる原因

足の指にしもやけができる一番大きな理由は、体温の低下や気温と皮膚の温度差による血行不良です。

 

しもやけになる具体的な行動としては

・お風呂あがりに、足の指の水分をしっかりとタオルで拭き取っていない

・靴下が湿った状態でも替えない

・寒いのに靴下を履かない

ことが原因と考えられます。

 

お風呂上りに、皮膚の温度が上がっている状態で、足の指を濡れたまま放置すると、皮膚についている水分が蒸発して、皮膚の温度が下がってしまいます。

湿った靴下も同様で、皮膚の温度が下がるというのは血行が悪くなり、しもやけができやすくなる最大の要素です。

 

室外の温度が5℃以下で寒暖差が激しくなると、しもやけができやすい環境となります。

また、食生活にも関係性がありビタミンEが不足していると、しもやけになりやすいと言われています。

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足の指のしもやけを予防する方法

足の指のしもやけを予防する方法は、しっかりと保温を行い、靴下や靴が蒸れないようにすることです。

冬場でも暖房で汗を掻いてしまい、外との温度差で汗が蒸発して、皮膚の温度が急激に下がることがあります。

 

お風呂上りも、足の先まで水分をしっかりふき取り体温の低下を防ぎましょう。

靴や靴下はなるべく、通気性がよいものを選びましょう。特に5本指タイプの靴下は、しもやけ対策におすすめです。

保温を行い、血の巡りをよくしておくことも大切です。しもやけは血行が悪くなることで、できやすくなります。

 

冷え性で足の指が冷たくなりやすい人は、特に気をつけたほうがいいでしょう。

寒い地域や雪国でなくても、しもやけになる可能性はじゅうぶんにあります。

 

◆足の指のしもやけを治す方法

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1、お湯と水に交互につける

足の指のしもやけを治すためには、温度差を使って、血管を収縮・膨張させるのがポイントです。

家庭でできる一番簡単な方法は、水とお湯に足を交互に浸けるという方法です。

 

足の指がしっかりと温まるまで、お湯につけると血管が広がります。じゅうぶんに広がったら、今度は冷たい水に足をつけて、血管を細く収縮させます。

これを繰り返すことによって、血管の働きを鍛えて、血行をよくすることができます。

お湯は40度くらいで水は常温に調整しましょう。

 

何度か繰り返した後は、患部をしっかりと乾かして、温めながらマッサージをしましょう。

優しく揉むくらいの力加減がポイントです。力を込めすぎると、しもやけが悪化してしまいます。

 

2、ビタミンEを摂る

意識的にビタミンEを含む食事をするようにしましょう。

ビタミンEには血行を良くする働きがあります。

ビタミンEが多く含まれる食材は、ナッツ類、うなぎ、いわし、モロヘイヤ、ほうれん草、たらこ、植物油等があります。

 

3、塗り薬

基本的にはビタミンEやヘパリン類似物質が配合された軟膏薬を塗りましょう。

また、かゆみを感じる時は炎症を抑えるためステロイド外用剤を使用するのが効果的です。

オロナインやメンソレータムでマッサージするのも血行不良の改善にいいと思います。

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夏のしもやけとは

しもやけは寒い冬だけの病気ではありません。夏にも、しもやけができる可能性があります。

しもやけの原因には『温度差』もあります。

 

現代社会は夏場でも冷房が効いているため、部屋の中と外では大きな気温差が生まれてしまいます。

汗を掻いて、足の指が蒸れやすくなるのも、夏のしもやけが起こる原因でしょう。

 

夏のしもやけは、大人よりも子どもにあらわれやすいといいます。

子どもの足の指が赤紫色になって腫れていたら、しもやけを疑ったほうがいいかもしれません。

 

まとめ

足の指のしもやけは、北海道や東北地方といった雪国に住んでいる人だけが罹る病気ではありません。

しもやけができる原因には温度差もあります。

 

外出の際には皮膚の温度が急激に低下してしまわないよう、しっかりと靴下を履いて出かけるようにしましょう。

湿気対策として、通気性が高い靴下や靴を履くのも、足の指のしもやけを防ぐのに有効な予防法です。

 

しもやけになった時は、皮膚科を受診しましょう。

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 - 足の異常