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足の裏、土踏まずがつる原因と対処法!病気の可能性も…

      2016/04/19

足の裏、土踏まずがつると、驚くほどの痛みに苛まれます。

足の裏がつって喜ぶ人はいません。できることなら予防したい、痛くない治療法を知りたいと思うことでしょう。

今回は、足の裏、土踏まずがつる原因と対処法をご紹介させていただきます。

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水分(ミネラル)不足

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脱水症状を起こして、体からナトリウムカリウムといったミネラルが失われると、足の裏や足の指の筋肉を上手く動かせなくなってしまい、足がつることがあります。

 

夏場の暑い時期に、土踏まずや足の裏がつるというのは、熱中症の初期症状でもありますので、水分をしっかり摂るようにしましょう。

 

また、ビタミンB1(チアミン)が不足すると、脳の働きが鈍くなり、筋肉のコントロールができにくくなってしまうため、足の指や土踏まずがつりやすくなります。

チアミンはゴマに多く含まれていますから、食生活にゴマを取り入れてみましょう。

 

足の疲労

足の裏や土踏まずは疲れるとつりやすくなります。

これは、運動や長時間の立ち仕事によって、足の筋肉に乳酸という疲労物質が溜まってしまうためです。

血液の流れが正常であれば、乳酸が足の裏の筋肉から取り除かれるスピードも早く、すぐに疲労から回復することができますが、血行が悪いと、いつまでも足の裏の筋肉に、乳酸が溜まり続けてしまいます。

 

足がだるい、重いといった疲労感が長期間続く場合、足の疲労だけでなく、足の血行の悪さも、足の裏がつる原因といえます。

したがって、根本的に治療していくのであれば、足の裏の血行をよくするべきでしょう。

お風呂で足裏マッサージをする、長時間同じ姿勢を取らないといった方法で、足の血行改善と、足の指の疲労緩和を行なうことができます。

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急激な冷え

急激な冷えが原因で足の裏がつるのは、足の裏の筋肉が無意識のうちに収縮してしまうためです。

温かいところから寒いところに移動すると、寒さで体全体が縮こまるような感覚を味わうと思います。

足の裏の筋肉にも、この状態が起きてしまい、筋肉が異常収縮した結果、足の指や土踏まずがつってしますのです。

 

これと似たような状態で起こりやすいのが、水泳中に足の裏がつってしまう症状です。

特にクロールなど、足のつま先をピンと伸ばしたフォームは、足の裏の筋肉に力が入り、収縮している状態です。

収縮したまま、固まってしまうと足の裏がつるという症状があらわれます。

 

治し方としては、足の裏が地面につかないようにして、安静にすることです。

イスに座る・横になるなどして、足の裏の筋肉に負担を掛けないようにしましょう。

マッサージを行なう場合も、力をいれずに優しく揉むことが需要です。

 

総合失調症、うつ病

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総合失調症やうつ病など、ストレス性疾患が原因で、足の裏がつりやすくなることもあります。

人間の体は、ストレスを感じると血管が収縮して、全身の血行が悪くなってしまいます。

また、交感神経が活発になり、体が緊張状態になってしまうため、筋肉に力が入ってしまいます。

 

総合失調症が原因で足の裏がつる場合、抗うつ剤などの処方薬を飲むと、発症回数を減らすことができます。

足の裏がつってしまった場合の治療法は、他の原因と変わりありません。

足の裏に体重をかけないよう安静にして、軽くマッサージを行ないましょう。

 

病気の前兆

足の裏がつるのは病気の初期症状の可能性もあり、早急に病院での治療が必要な場合もあります。

具体的には、

・糖尿病、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症

といった、放置すると重症化する病気や、

・肝硬変、脳梗塞、腎疾患

など急を要する病気が挙げられます。

 

足の裏がつると同時に、

喉の渇き、手足の痛みや痺れ…糖尿病の疑い

腰の痛み、足のしびれ…椎間板ヘルニアの疑い

歩行障害…脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症の疑い

片方の手足のまひ、頭痛やめまい…脳梗塞の疑い

だるさ、むくみ…腎疾患の疑い

 

がある場合は注意が必要です。

頻繁に足の裏がつる場合、重大な病気である可能性がとても高くなるのです。

これらの病気の対処策は、一刻も早く病院へ行くことです。

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足が裏がつった時の対処法

ここで、足がつった時の痛みを和らげる対処法をご紹介します。

 

つっているというのは、筋肉が収縮して痙攣している状態です。

したがって、つっている場所の筋肉を伸ばしてあげることが大切です。

 

1、急に足がつると痛さで慌ててしまうと思いますが、まずは落ち着いて楽な体制をとりましょう。

2、身体の力を抜き、足の親指を手前の方にゆっくりと引いていきます。

 

ここで重要なのは、時間をかけてでも無理せずゆっくりと伸ばすことです。

運動不足でつっている場合などに、急に激しく伸ばすと、筋肉や筋を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

痛みが和らいだ後は、つった個所を温めながら、刺激を与え過ぎない程度の優しいマッサージをしましょう。

 

まとめ

足の裏や土踏まずがつる原因は、体の疲労だけでなく、行動やストレスなど多岐に渡ります。

全ての事柄に共通しているのは、足の裏の血行です。

足の血行が悪くなると、足の裏や足の指、土踏まずがつりやすくなります。

足の裏がつりやすい人は、半身浴などの方法で、足の裏の血行をよくするよう意識しておきましょう。

 

また、水分補給をじゅうぶんに行なって、体内にミネラルを補給することも有効な対処法と言えるでしょう。

 

頻繁に足の指がつってしまう、という方は念のために神経内科整形外科で検査を受けるようにしましょう。

 

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