尾てい骨を強打して痛い!骨折した?効果的な治療は?
2016/03/29
雨の日や雪道など滑りやすい路面で、すってんころりと転び、お尻を強打したことはありませんか?
子供から高齢者まで誰にでも起こり得るケガです。事前に正しい対処法を知っておきましょう。
今回は、尾てい骨を強打して痛いときの対処法などをご紹介させていただきます。
冷やす
尾てい骨を打つと痛みが長引くことが多いようです。
痛みを緩和する方法は、患部をまず冷やしてください。
打撲や打身などは患部が炎症していますので、炎症を抑えるために氷嚢等でクーリングをします。
冷やすことによって、炎症を最小限に抑えることが可能なのです。
クーリングの方法は様々ありますが、シャワーで冷水をあてる方法でもOKです。
または、アイスノンをタオルで包み患部を冷やしましょう。
10分程度患部を経過観察をして、粗熱が取れていたら応急処置は完了です。
痛みがある部分には冷感シップなどを使用しましょう。
内出血した部分は、「最初クーリングして炎症を抑えてから、温めて血行を促す」というのが鉄則です。
不明な点があれば主治医に相談してください。
温める
先ほどは冷やすという事をご紹介しましたが、温めることも大切なのです。
尾てい骨を強打した際は、おそらく内出血を起こしていると思われます。
患部を温め血行を良くすることで、内部にたまった血の吸収を促すことが出来ます。
したがって、尾てい骨を強打したら、
・まず冷やして炎症を抑える→次に温めることで血行を良くする
ことが大切な処置となりますので覚えておきましょう。
最初から温めてしまうと、炎症が長引いたり、痛みが増したりするので注意しましょう。
尾てい骨の薬
尾てい骨を強打した際に使用されるお薬は、テープやシップなどの貼り薬、ローションなどの塗り薬、座薬など様々です。
炎症は腫脹を伴い、患部は血行不良状態になっています。
炎症を抑えると痛みも副次的に消滅しますので、これらの消炎鎮痛剤を用いることになります。
市販のお薬でも病院のお薬を使う場合も、用法や容量を守ってくださいね。
尾てい骨を骨折した時は?
尾てい骨を骨折したり、ひびが入った場合でも特に治療法がないようです。
処方されたお薬等を使用し、安静に過ごすことが大切です。
骨折した場合、排尿時に痛みが伴ったり、うつ伏せになると激痛が走ったり、就寝時の痛みから不眠になることも多いようです。
痛みが治まってきたらリハビリや整体など、身体を元に戻す治療を積極的に行いましょう。
尾てい骨に打撲を繰り返すと、骨の歪み、便秘や肩こり、腰痛なども発症しやすくなるようです。
転ばぬ先の杖ではないのですが、滑りにくい靴を履いたり、生活環境を整えることが大切になってきます。
強打以外では、骨盤のゆがみが原因かも
怪我やアクシデントがないにも関わらず、尾てい骨に違和感がある場合、骨盤が歪んでいる可能性があります。
整骨院などでも治療できますが、ストレッチや体操で簡単に治すことが出来るのでご紹介します。
隙間時間を見つけて、ストレッチをしましょう。
①胡坐をかいて座り、足裏を合わせて両手で固定します。
②膝を床に着けるイメージで、上下に膝を動かします。
③力を抜いて、30秒くらい行いましょう。
膝などに持病がある方は、医師の判断を仰いでくださいね。
もう一つ紹介します。
①仰向けに寝て、膝を両手で持ち、肩にくっつけるように引き上げます。
②反対側のお尻が床から離れないようにして、左右30秒くらいストレッチします。
道具も必要なく簡単にできるし、時間もかからないので毎日出来そうですね。
お風呂上りや就寝前に行いましょう。
まとめ
尾てい骨を強打するのは室内はお風呂場や水回りが多そうですね。屋外だとスポーツや仕事中にも起こる可能性がありそうです。
尾てい骨を強打した際は
・まず冷やして炎症を抑える→次に温めることで血行を良くする
ことが大切な処置となりますので覚えておきましょう。
また、尾てい骨の歪みは産前産後の女性に多く、姿勢や身体の歪み、筋肉の付き方など様々な要因が複雑に絡んでいます。
その他、腫瘍やリウマチなどの重篤な病気が隠れている場合もあります。気になる場合は検査してくださいね。
尾てい骨を強打した時は、整形外科を受診しましょう。