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唾液が多い6つの原因!病気の可能性もチェック!

      2016/03/15

唾液は口内にある唾液腺から分泌されます。

唾液の成分は、水や電解質、粘膜といった酵素です。

口腔内の細菌を除去する働きが唾液にはあります。

唾液の分泌量が多い原因は色々ありますが、唾液の量は少ないより多い方が良いとされています。

今回は、唾液が多い原因と対処法についてご紹介させていただきます。

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胃腸の働きによる

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唾液は口腔内の細菌の除去の他に消化吸収を助ける働きもあります。

よって、唾液の量が多い時は胃が消化不良を起こしている可能性があります。

 

消化が悪い食べ物を食べ続けると唾液の量が増えることがあるので、消化の良い食べ物を食べて胃を休ませると良いです。

 

唾液過多症

唾液過多症は妊娠中のつわりの時に起こる場合があります。

増える唾液の量には個人差があり、自覚症状がない人から、唾液を呑み込むだけでお腹がふくれてしまい気分が悪くなる人もいます。

 

原因は様々ですが、女性の方は妊娠を理由に唾液過多症になることが多くあります。

妊娠により消化機能が低下し体内の水分代謝が悪化することで、体内の悪い水分を吐き出すために唾液が多く出る場合があります。

 

また、妊娠により副腎皮質ホルモンのバランスが乱れることで唾液の分泌量が異常に多くなることがあります。

唾液の量が増え過ぎると、水分を摂取したいという感覚が出てきません。

そのため脱水症状になる場合があるので、できるだけ水分を摂取するように心掛けてください。

 

おおむね妊娠15週を境に治まる場合が多いのですが、人によっては妊娠後期まで続く人もいます。

気になる方は漢方薬や鍼灸などで症状を緩和させる方法もあります。

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自律神経の乱れ

人間の身体は日中身体を動かしている時は交感神経が働き、夜間眠っている間は副交感神経が働いています。

この交感神経と副交感神経の働きは、唾液量を自動的に調節する働きもあります。

 

副交感神経が働いている間は唾液の量が少ないので、朝起きた時に喉が渇いている状況が起こります。

高い緊張状態や過度のストレスが続くと、交感神経や副交感神経の働きが乱れ、唾液が大量に分泌されることがあります。

 

自律神経が乱れる原因は、ストレス不規則な生活が主にあげられます。

規則正しい生活とバランスの良い食べ物を食べることを心掛け、適度な運動を取り入れるなど脳の緊張状態を解きほぐすと良いです。

 

口内炎・虫歯

口の中が炎症を起こしていると唾液の分泌量は多くなります。

唾液の働きには菌やウイルスの増殖を防ぐ抗菌作用が含まれているからです。

 

虫歯は自然治癒できないので歯科医院に通院してください。

口内炎はうがい薬やリステリン、薄い塩水等でうがいすると早く治すことができます。

関連記事としましてはこちらもご参考下さい。

治らない口内炎を治す6つの方法とは!予防法にもチェック!

 

自己免疫性脳症や脳症

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通常私たちの体には免疫能力があり、外部からのウイルスや細菌を攻撃したり、除去する働きがあります。

しかし、自律神経が乱れると、自らの身体を自身で攻撃してしまうことがあります。

 

攻撃する場所が脳内に及ぶと「自己免疫性脳症」や「脳症」を発症します。

症状は、発熱、吐き気、下痢、腹痛、けいれん、麻痺、記憶力が途絶える、精神の錯乱や人格の変化、唾液の増加等があります。

明らかな異常を感じたらMRIの設備が完備されている医療機関で相談、受診をして下さい。

 

嚥下障害

本来、唾液の量は増えていないが唾液をうまく飲み込むことができないために「唾液の量が増えた」と錯覚する場合があります。

唾液を呑み込むのが困難な状況を「嚥下障害」と言い原因は様々です。

 

(嚥下障害の原因 1 舌が大きい)

あごの大きさと舌の大きさのバランスが悪く、あごが小さい割には舌が大きいと嚥下障害を引き起こし唾液がうまく飲み込めない場合があります。

原因は、染色体と染色体異常甲状腺機能低下症等が挙げられます。

一般的に手術で舌のサイズを本来のサイズに戻します。

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(嚥下障害の原因 2 舌下神経麻痺)

舌の神経に障害が起きると、舌の筋力が低下し委縮が起きることで

嚥下障害や言語障害、物を食べたり飲んだりすることが困難になります。

舌下神経麻痺の原因は、脳腫瘍や脳卒中、脳幹の感染症などです。

治療法はその原因によって異なります。

 

(嚥下障害の原因 3 扁桃腺の腫れ)

風邪をひいて扁桃腺が腫れると喉に痛みを感じて唾液がうまく飲み込めない場合があります。

風邪が治り扁桃腺の腫れが治まると自然に治まります。

関連記事としましてはこちらもご参考下さい。

扁桃腺の腫れを治す7つの方法とは!これは必見です!

 

まとめ

唾液の量が多いのには、どこか体の不調のサインの場合もあるということですね。

症状が続くようでしたら、自己判断せずに病院へ行ってみましょう。

思わぬ原因が見つかるかもしれません。

 

唾液が多いときは、口腔外科内科を受診しましょう。

関連記事としましてはこちらもご参考下さい。

唾液が少ない!ドライマウスになる7つの原因と対処法とは!

唾液が臭いのはなぜ?4つの原因や病気と改善する方法とは

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 - 口のトラブル