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塩分の摂りすぎで頭痛が起きる?原因と対処法をご紹介!

   

塩分を取りすぎることで、頭痛が起こることを知っていましたか?

一般的には食べ物と頭痛の関係なんて思いつかないですよね。

でも、本当に塩分のとり過ぎが原因で頭痛が起こることがあるのです。

もちろん、塩分のとりすぎによっておこる病気は、いろいろあるので、頭痛だけが起こるわけではありません。

むしろ頭痛で身体が、合図を送ってくれたなら他の重傷な病気にかかる前に、予防ができるので良いきっかけになると前向きに考えると良いと思います。

今回は、塩分を摂りすぎたら頭痛がする原因と対処法ついて考えてみたいと思います。

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日本人は塩分の取り過ぎ!?

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元々和食の文化の中には、塩分が多く取る傾向があります。

日本人の平均塩分摂取量が9~13グラムと言われており、世界保健機関が進める一日の塩分摂取量が5グラムであることからも、和食の文化では塩分が多く取られることが多いのです。

 

和食主義だから大丈夫という、和食神話は成り立ちにくいのです。

みそ汁の汁も飲み干さないほうがいいという意見もあるほどです。

 

ラーメンや、中華料理をよく食べる方は、塩分の取り過ぎになりやすいと言われています。

また、食事の味付けも濃いものが好きな方は、塩分を多くとっている可能性があります。

さらに、食品の例を挙げると、インスタントラーメン・梅干しや、意外とちくわやかまぼこなどにも塩分が含まれていると言われています。

 

塩分の取り過ぎで頭痛が起きている体の変化

塩分を取りすぎると、血管内のナトリウムの量の増加によって、血管が収縮してしまいます。

血管が収縮して、血流量が減ってしまうと血液内のナトリウムの量を薄めようと血流を増やそうと体反応します。

その結果、多くの血液を血管に送り出していくことになります。

最終的に、血圧が上昇してしまい、頭痛が起きる原因になります。

 

もちろん、脳梗塞など心配な病気の可能性も考えられるので、安易に塩分取り過ぎとは言い切れないこともあります。

よくある頭痛の偏頭痛は、血管が広がって起こる頭痛であるため、少し違ってきます。

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頭痛のほかに塩分の取り過ぎで起こる身体の変化

塩分が多く身体の中に入ることで、それを薄めようとして水分を必要とします。

その為、よく喉が渇いて、水分を多くとってしまうことになります。

 

また、水分を多くとることで、血液のナトリウム量が薄めるだけではなく、余分な水分は血管の外に出されて細胞の中にたまっていきます。

その結果として身体はむくんでしまうことになります。

 

その他に、水分の多くは尿として排出されるため腎臓の働きにも負担がかかります。

それが腎臓病にもつながっていきます。

 

また、血管が狭くなることで血液量を増やすため、心臓にも負担がかかり心臓の病気にもかかりやすくなってしまう可能性があるのです。

 

塩分過多による頭痛が出てしまった時の対処法とは!

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頭痛の症状が出ているときには、どのように対処をすることで頭痛を軽くすることができるのかを考えてみました。

 

まず、頭の中の血圧が上がっていることが引き金になっているため、少しでも血圧が下がるようなことをお勧めします。

例えば、光や音のなどの刺激が少ない静かな暗い部屋を作り、少し頭を高くして横になるか、背もたれを作って座って休んでみましょう。

血圧が上がっているときは、足より頭を高くしておく必要があります。

 

また最近は、携帯を離せない方も増えてきていますが、頭痛が起きてしまって鎮めるためには、携帯やスマホなどの使用も少し休む時間が必要です。

 

その他に、身体全身の血管を開いて緩める方法として、半身浴をお勧めします。

ぬるめのお湯を張った浴槽に20分程度静かに、ぼーっとした感覚で何も考えずに過ごしてみてはいかがでしょうか。

頭を使わず神経を休ませることも大切ですね。

 

血管の収縮には、自律神経と言って身体のバランスを自然に反応して取ってくれている神経が関係しています。

自律神経に働きかけることで血管の収縮を緩めて、血圧を下げ、頭痛を鎮めることができる可能性が高いです。

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塩分を取り過ぎてしまわないための食事の工夫

和食や中華の味付けでは塩分過多になりがちです。

和食の基本的な調味料である、醤油や味噌などは塩分が多く含まれているので、上手に活用したい調味料ですね。

 

調理の際に、ゴマやショウガなどを使って先に味を付けてみたことはありますか?

料理の際の味付けに、ゴマやショウガなどを使って工夫することで、塩分の取る量を減らすことが可能です。

 

ゴマは意外と、ゴマの味がしっかりとついているので、それに少しプラスする形で、醤油や味噌は少しバランスを取る形で使用するのみで、しっかりと味が付いた感覚を得ることができます。

ショウガも、みそ汁などに入れてしっかり熱を通すことで、割とショウガの辛みが抜けてくるため、そのあとの調味料の使用量を少なくすることができます。

また、ショウガは、身体を温め、血流をよくすることでも知られています。

お子様のいる家庭ではなかなか使いにくいですが、ショウガは熱を加えて食べることで、身体の代謝を上げることでも知られています。

 

 

もう少し、塩分の主成分であるナトリウムを身体の外に出すことを考えたときに、取ってもらいたい食材があります。

それは、カリウムを多く含む食品です。

カリウムはナトリウムを排出する働きがありますので血管内のナトリウムを減らし、むくみもとってくれる働きがあります。

ただし、腎臓の働きが悪い方は、取り過ぎには注意が必要です。

 

カリウムを取ることのできる食べ物としては、バナナやアーモンドが良いとされています。

他にも、生のフルーツには多くのカリウムが含まれていると言われています。

 

カリウムは野菜にも多く含まれていますが、熱を加えることで減ってしまう特徴があります。

そのため野菜も生野菜がお勧めです。

だた、かぼちゃに関しては、熱を加えて煮てもカリウムの量が減らないという話もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?

塩分を取りすぎると、最終的に血圧が上昇してしまい、頭痛が起きる原因になります。

 

頭痛には、いろいろな原因があり、発症の仕方や症状に違いがあります。

今回のテーマである塩分の取り過ぎによる頭痛に関しては、頭痛が身体に負担が起きていると知らせてくれているサインと思って、より重症な病気にかかってしまう前に、食事の見直しをお勧めします。

食生活を工夫することは、簡単なことばかりではありませんが、高血圧から引き起こされる脳梗塞や腎臓病、心臓の病気などにかかる前に、少しずつでも意識していただける参考にしてもらえると嬉しく思います。

 

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