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鼻の中がかゆい4つの原因と対処法について!

      2016/03/14

鼻の中がかゆい、鼻の中がムズムズする、といった症状に悩まされている人はいませんか?

人前ではさわりにくいし、かいてしまうと鼻血が出てしまったり…。

今回は、鼻がかゆくなる原因とその対処法をご紹介していきたいと思います。

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アレルギー性鼻炎

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まず鼻の中がかゆい原因として挙げられるのが、花粉ハウスダストによるアレルギー性鼻炎です。

鼻は呼吸の際、空気中の様々なアレルギーの原因となる物を吸い込んでいます。

そうすると、粘膜が刺激され鼻の中にかゆみを感じるのです。

 

鼻の中のかゆみ以外にも、くしゃみ鼻水が止まらない、目のかゆみといった症状が現れるのか特徴です。

また、鼻の粘膜が弱っているため鼻血も出やすくなっています。

 

現在は日本人の約25%がアレルギー性鼻炎であると言われており、鼻の中のかゆみの原因として最も多い例でしょう。

 

アレルギー性鼻炎の対処法

アレルギー性鼻炎の場合、原因となっている物質(アレルゲン)をできるだけ除去することが大切です。

 

・ハウスダストを除去するため布団や室内をきれいに保つ

・空気清浄器を使う

・外出時は花粉や黄砂の対処としてマスクをする

・帰宅時は、うがい手洗いをしっかりする

などといった方法が有効です。

特に花粉の多い季節は天気予報にも注意して予防と対策をしておきましょう。

 

また、抗ヒスタミン薬の投薬治療で症状を改善させることもできます。

投薬方法は内服薬、点鼻薬、吸入薬とさまざまです。

抗ヒスタミン薬はドラッグストアでも購入できますが、より効果のある薬を処方してもらえるので、アレルギー科、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

 

血管運動性鼻炎

血管運動性鼻炎では、血管が拡張収縮をする際にかゆみを生じる事があります。

血管運動性鼻炎の原因となる具体的な例には、

・温度の変化

・疲労やストレスによる自律神経の乱れ

・季節の変わり目

・飲酒やタバコの煙

だと言われていますが、未だはっきりとはわかっていません。

かゆみ以外にも、くしゃみや鼻水といったアレルギー性鼻炎と似た症状が出ますが、検査をしてもアレルゲンが分からないと血管運動性鼻炎と診断される事もあります。

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血管運動性鼻炎の対処法

血管運動性鼻炎の対処法としては、まずは自律神経を整えることだと言われています。

具体的には、規則正しい生活と適度な運動、バランスの良い食事、ストレスをためないことが大切です。

 

病院で治療を受ける際は、抗ヒスタミン薬や、副腎皮質ホルモン薬、自律神経薬などで症状を抑えます。

また手術療法もあり、

・粘膜を一部切り取る鼻粘膜切除術

・粘膜を一部固める電気凝固術

・レーザー手術

・凍結手術

などがあります。

 

ドライノーズ

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ドライノーズとは鼻の中が乾燥してしまっている状態です。

 

ドライノーズの際の特徴としては、かゆみだけでなく鼻血が出たりチクチクとした痛みがあります。

しかし、鼻づまりや鼻水が止まらないといった症状は見られません。

 

また、乾燥は抵抗力を下げる原因となりますので、風邪やインフルエンザといったウイルス感染にも罹りやすくなってしまいます。

 

ドライノーズの対処法

ドライノーズは乾燥した空気の中で長く過ごすことが原因で起こります。

したがって、ドライノーズの正しい対処法としては、保湿をすることが大切です。

具体的には、

・濡れマスクをする

・加湿器で室内の乾燥をふせぐ

・ドライノーズ用のスプレーや粘膜用のクリームを使用する

といった対策をすると良いでしょう。また、鼻うがいも効果的です。

 

注意すべき点として、アレルギーに効果的な点鼻薬などはドライノーズには効果がありません。

乾燥で皮膚が弱っているため、逆に悪化させてしまう場合もあります。

 

ドライノーズの場合も、症状がひどい場合には耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

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鼻前庭炎

鼻前庭炎とは、鼻の入口からすぐの所(鼻毛が生えているあたり)が炎症を起こした状態です。

主な原因は、鼻をほじったり鼻毛を抜いたりした際に細菌が入ってしまうことになります。

 

鼻前庭炎が起こると、鼻の入口すぐ内側に吹き出ものができたり、鼻孔の周辺にかさぶたができ、かゆみや痛みを感じます。

 

重症化すると、鼻の内側におでき(鼻せつ)ができます。

おできは赤く腫れて触ると強く痛み、破れると膿が出てくることがあるため鼻づまりの原因となることもあります。

 

そして更におできが進行すると、鼻の先端の皮下組織まで感染が広がる蜂巣炎を起こすことがあります。

また、血管の中に膿が入り、敗血症という命に関わる病気を引き起こすことがあります。

 

鼻前庭炎の対処法

鼻前庭炎の原因は、ブドウ球菌であることがほとんどです。

したがって、抗生剤入りの軟膏を塗ることで菌の増殖を抑えます。痛みや炎症には、消炎鎮痛剤を服用します。

また、蒸しタオルで患部を1日3回、約15分ほど温めると効果的です。

 

しかし、抗生物質で効果が出ない場合や、膿が溜まっておできが大きく肥大化している場合には、切開して膿を取り除く手術を行うこともあります。

 

まとめ

鼻がかゆくてむずむずすると仕事や勉強にも集中できませんよね。

多くの場合は、アレルギーやドライノーズですが自己判断してしまうと危険な場合もあります。

気持ちの悪い症状を改善するためにも、原因をはっきりとさせ、正しい対処法で鼻のかゆみとサヨナラしたいですね。

特に、鼻におできができた時は、早めに病院へ行きましょう。

 

鼻の中がかゆいときは、耳鼻咽喉科、アレルギー科を受診しましょう。

 

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