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熱中症の対策予防には牛乳が効果的?運動後におすすめの理由とは!

   

夏になると大変なのは体調管理です。

うだるように暑い日も多く体力を奪われていきます。

そうなってくると、熱中症などは危険です。

できる事なら熱中症になる前に防ぎたいですね。

そこでお勧めなのは牛乳です。

今回は、熱中症の予防対策と牛乳についてご紹介させていただきます。

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熱中症はなぜ危険なの?

牛乳

熱中症と言うと、身近な病気のようで意外と経験がない人もいるかもしれません。

しかし、熱中症は誰もが起こる可能性がありますし、最悪の場合には熱中症が原因で死亡してしまう人もいます。

では、熱中症が命までも奪う理由は何でしょうか。

 

まず、熱中症と言うのは、気温が高い所や湿気が多い場所で長い時間いると起こりやすいです。

たくさんの汗を出しているのに水分を十分量補給できない時や、涼しい場所に移動できない時に熱中症リスクが高まります。

 

普通は人間の体は暑いと感じると、体温の調節機能が働いて汗をかきます。

発汗する事により体内にある熱を体の外へ逃がしているのです。

ですが、汗をたくさんかいているのに水分を補給できない時には、脱水症状に陥ります。

これがさらに進行していくと痙攣をしたり、意識障害も出始めます。

 

また熱中症の症状は、脱水状態になるだけではなくて、重症化していくと体温調節機能も鈍くなり、汗が出なくなります。

そして、体温を平常に保つ事ができずに異常に上がる事により、細胞が変性したり破壊されたりして、多機能不全に陥る事があります。

このために死に至るケースもあるのです。

 

さて、熱中症は身近なところにもその危険性が潜んでいるのですが、予防対策はどうすればいいでしょう。

そこで、お勧めなのは牛乳なのです。

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牛乳で熱中症に負けない体になる!

熱中症になる前に、防ぐ事が出来たら一番いいですよね。

熱中症にならないように、強い体になれたらいいわけですが、牛乳が力になってくれます。

 

熱中症に陥ると、身体は脱水状態になります。

ですから、塩分を含んでいる水分補給が必要になるわけです。

暑い日には、こまめに水分を補給した方が、熱中症にならないという事はみな知っている事でしょう。

では、牛乳の場合はどうかと言うと、これは脱水症状、云々ではなく飲んだ方がいいのです。

 

熱中症の原因の1つには、体温調節機能が正常に働いていないという事があります。

したがって、体温調節機能がレベルアップすれば、熱中症になりにくいと言えます。

そして、体温調節機能を上げるためには、全身の血液量を増やすといいのです。

実は、激しい運動をした後で牛乳を飲むと、血液量を増やして発汗機能も上がる事が分かっています。

 

これは牛乳に入っているホエイたんぱく質が関係します。

この、たんぱく質を摂取する事により、アルブミンと呼ばれる物質が形成されます。

この成分の働きには、水を血液中に集める効果があり、血液の量を増やす事ができる事です。

 

つまりは、牛乳を飲む事により、血液量を増やす事ができるのです。

その結果、汗をかきやすくなり熱を体内から外へ放出する働きがアップし、熱中症の予防対策へとつながります。

 

牛乳を飲む効果的なタイミングは?

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熱中症の予防対策としていつ牛乳を飲むのがいいのでしょうか?

それは運動直後です。

 

運動する事により筋肉に負荷がかかるとたくさん糖質が燃料として使用されます。

この時に筋肉に蓄積されているグリコーゲンが主なエネルギー源になります。

そしてグリコーゲンの量が減っていくと、筋細胞の膜の表面にはインスリン感受性グルコース輸送体と呼ばれる物質が出現して、筋細胞に血液中のブドウ糖を取り入れようと頑張ります。

ですが運動が終わるとインスリン感受性グルコース輸送体は急速に消滅していきます。

そのためインスリン感受性グルコース輸送体が消えてしまう前の運動の直後が、一番牛乳を飲むのにいいタイミングと言えるのです。

 

まとめ

熱中症対策にスポーツドリンクというのはもはや定番です。

しかし、意外にも牛乳にも熱中症に効く作用があります。

牛乳を飲むと、血液量が増えて、体温を調節しやすくなるため熱中症予防になるのです。

 

夏などは朝から太陽がカッと照りすでに暑い日もあります。

気を抜かずに熱中症で倒れてしまう事がないように、しっかりと対策をしましょう。

運動をする人には特に牛乳が役立つでしょう。

ちなみに、牛乳が苦手だという人は、チーズやヨーグルトといった乳製品でも代用は可能です。

 

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