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昼寝で頭痛がする原因と対処法は?姿勢のせいだった!?

   

昼寝とはついうっかりしちゃうもので、基本的にはたいへん心地よい時間のはずです。

しかし、昼寝から起きたら、頭痛が…なんていうことが起きることもよく聞かれることです。

今回は、昼寝によって起きる頭痛の原因と対処法について考えてみたいと思います。

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偏頭痛と筋緊張性頭痛

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まずは 頭痛のタイプから考えてみたいと思います。

代表的な頭痛には2種類あり、偏頭痛と筋緊張性頭痛があります。

 

昼寝の後の頭痛は、筋緊張性の頭痛が一般的と言われています。

 

頭痛のタイプがわかると、対処の仕方もわかりやすくなりますよね。

昼寝による筋緊張性の起こる理由から考えてみましょう。

 

寝る姿勢が原因?

なぜ昼寝の後に筋緊張性頭痛が起こりやすいのでしょうか?

結論から言いますと、睡眠と頭痛の関係性として重要なのは、姿勢だと言われています。

 

私たちは、一般的に夜寝るときには、横になり、枕を使用して眠っていると思います。

しかし、昼寝の時はどうでしょう?

ソファーで横になって寝ることがあっても、枕まで用意しないのではないでしょうか?

また、一般的には、机にうつぶせになって眠ったり、椅子に腰かけたまま寄りかかって眠ることも多いのではないでしょうか?

 

このように、夜眠るときとは異なり、昼寝をしてしまうときには、あまり姿勢を考えないため、筋緊張性頭痛が起きやすくなると考えられています。

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昼寝の時の姿勢が頭痛を起こす原因

筋緊張性頭痛は、主に首や肩、表情筋に筋の張りが強くなり突っ張ったような状態になることが原因です。

 

人間の頭部の重さは一般成人で5㎏もあります。

思ったより重い印象を持たれるかもしれませんね。

その頭部を支えているのが、首から肩にかけての筋肉が中心となっているのです。

ですから、夜寝るときは枕で支えられている頭部を、昼寝の時の多くは首や肩の筋肉が支えている姿勢で寝てしまっているのです。

そのため、目覚めたときに、使われて疲れた筋肉が緊張してしまいます。

 

筋肉が緊張すると、血の流れが悪くなり周囲の神経を刺激して、締めつけられるような頭痛を起こしてしまうのです。

 

昼寝後の頭痛を起こさない対策

ab0909b0cd56580ce321eea8d7540c07_s (1) (1)昼寝後の頭痛が起こる原因がわかれば、その対策をしたいものです。

昼寝の際の姿勢別に考えてみましょう。

 

①机で寝る時

机にうつぶせになって眠ってしまうことが多い方には、枕の代わりになるような、頭を預けられるクッションなどがあると便利だと思います。

クッションを抱えるような姿勢で、頭部を預けて昼寝をすることで、首や肩などの筋肉にかかる負担がぐんと減っていきます。

ちょうど良い大きさのものが見つかると、頭痛が起きることはぐんと減るようになると思います。

 

②ソファーで寝る時

昼食後、ついソファーで横になりそのままうっかり眠ってしまうことも多いと思います。

そのような時には、クッションを頭のところに、首がまっすぐな姿勢になるように置くことでかなり楽になります。

この時、首だけではなく背中も大体まっすぐになるようにすることで、頭痛と合わせて腰痛も防ぐことができると思います。

つい眠ってしまう前に、姿勢を整えることをお勧めします。

 

③背中にもたれて寝る時

電車や飛行機などの移動の際に眠る人も多いでしょうが、この時も姿勢が重要になります。

 

背中にもたれて眠るときは、だいたい首を曲げて、背中も丸めて寝ることが多くなると思います。

寝ているところを見られたくない気持ちもそうさせているのでしょうし、もちろん頭部の重さがそういう姿勢にしているとも考えられます。

 

このような環境では、頭まで壁などに寄りかかり左右に体が倒れにくいように座ります。

頭部の重さを壁で支えてもらうようにするのです。

体が左右に傾くと、首や腰が傾き、起きたときに痛みを起こす可能性があります。

 

さらに、眠っているところを見せたい人は少ないと思いますので、頭から何かをすっぽりかぶってゆっくり休まれることをお勧めします。

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頭痛が起きてしまった時の対処法

気を付けていても、昼寝後に頭痛が起きてしまった際に、簡単にできる対処法をご紹介します。

 

筋緊張性頭痛は、一般的に痛みの起きている筋肉を温めることで改善されます。

首の後ろや肩、こめかみを温めるのが有効という話もあります。

 

温め方は、蒸しタオルを使ったり、温かいペットボトルなどを当てるのもよいかと思います。

ホッカイロを、火傷に気を付けて使うのもよいと思います。

 

温めるといっても、5分や10分で改善することは少なく、20分程度かかることが一般的です。

熱すぎての火傷はもちろんですが、低温火傷にも気を付けて温めましょう。

さらに、そのあと軽くストレッチなどをすると首や肩が軽くなったように感じるかもしれません。

 

まとめ

昼寝はたいへん気持ちの良いものですが、姿勢に気を付けることを知らず、つらい思いをしている方は多いと思います。

寝る時の姿勢を気を付けつつ、頭痛が起きてしまったらゆっくり温めて、そのあとで軽くストレッチをお勧めします。

午後の時間を、気持ちよくスタートするために、少しのことではありますがお試ししていただけると嬉しく思います。

 

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