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耳鳴りがする6つの原因!キーンとなるのは病気なの?

      2016/02/07

『キーン』という不快な耳鳴り。

他の人には聞こえておらず、自分にだけ聞こえているものなので、症状を伝えにくいですよね。

しかし、10~15%ほどの人が耳鳴りを感じているといわれています。

耳鳴りが起こる原因とはどういったものなのでしょう。

今回は、耳鳴りがする原因についてご紹介させていただきます。

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◆気圧の変化

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飛行機やエレベーターに乗った時、耳鳴りが起こることがあります。

これはよく知られている症状で、気圧の急激な変化によって起こります。

気圧が変化すると、耳の奥にある中耳の空気が膨張・収縮しようとして耳鳴りが起こります。

中耳は耳管という管で鼻とつながっており、

耳管を開けたり閉じたりすることで気圧を調節しています。

また、鼻づまりがひどいときに飛行機に乗ったりすると、

気圧の調整がうまくできず、中耳に炎症(中耳炎)を起こしてしまうこともあります。

 

◆病気の影響

耳や脳の病気の症状として耳鳴りが発生する場合です。

耳の病気として代表的なものは、

・中耳炎、外耳炎、内耳炎

・耳管狭窄症・耳管開放症

・耳垢塞栓

などです。これは、原因がはっきりとしているので、根本的な治療を施せば、耳鳴りも治まっていきます。

しかし、同じ耳の病気でも、

・突発性難聴

・メニエール病

などは、もともと病気の原因が不明で治療が難しいため、それに伴う耳鳴りも治まりにくくなります。

また、脳の病気として代表的なものは、

・脳動脈瘤

・聴神経腫瘍

があります。

耳や脳の病気以外でも

・動脈硬化

・糖尿病

などでも耳鳴りが起こることがあります。

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◆習慣やクセによる体のゆがみ

肩こりや背中の痛みなど、日常の習慣や

クセによる体のゆがみなどが原因で耳鳴りが起こることがあります。

習慣やクセは、長い月日をかけて蓄積され、体に思わぬ影響を及ぼします。

体のバランスが崩れるため、体の一部分が常に緊張状態にあったり、

痛みや違和感を感じ、それとともに耳鳴りや頭痛、吐き気といった症状を引き起こします。

 

◆ストレス

現代社会において、ストレスがない人はほとんどいないのではないでしょうか?

自覚症状のあるなしや、度合いの強弱はさまざまでも、なにかしらのストレスを感じて生きています。

その中で、耳から入る情報というのは、体に大きな影響を与えます。

時には聞きたくないことでも、勝手に耳に入ってきてしまいます。

それが積み重なって、精神的に追い詰められたとき、

これらを自動的にシャットダウンして、自己防衛本能を働かせることがあります。

また、ストレスで自律神経のバランスが崩れることもあり、耳鳴りの症状が現れることもあります。

うつ病にかかっている人にも、耳鳴りの症状が現れることがあります。

 

◆ホルモンバランスが崩れる

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これも主な要因はストレスですが、ホルモンバランスが崩れると、

内耳のリンパ液がたまり、むくみを発生させます。

すると、耳の中が圧迫され低音の耳鳴りがするようになります。

無理なダイエットで急激に痩せた場合にも、

ホルモンバランスが崩れ、耳の脂肪も少なくなるため、

耳の機能が正しく働かなくなり、耳鳴りの症状が現れることがあります。

また、妊娠によってもホルモンバランスが変わるので、妊娠中に耳鳴りを経験する人もいます。

 

◆老化

年齢とともに聴力も低下していきますが、高齢者の実に3割程度の人が、聴力の低下とともに耳鳴りを感じているそうです。

これは、聴力の低下によって、

今まで聞こえなかった周波数の音が聞こえるようになったことや、

脳が少しでも音を捉えようと感度を上げていることなどが原因です。

難聴を伴うケースは「老人性難聴」と呼ばれていますが、40代でも発症することがあります。

 

◆まとめ

耳鳴りは不快なだけでなく、日常生活に支障をきたすこともあります。

原因を特定し、適切な治療をすることで改善が期待できます。

しかし、耳鳴りの症状が長引く場合は、早めに病院を受診しましょう。

・数日耳鳴りが収まらない

・片方の耳だけ耳鳴りを感じる

・難聴やめまいを伴う

特に、上記の症状がある場合は早めの対処が必要となるかもしれません。

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