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ムコダイン錠500mgの副作用や効果効能は?市販の後発薬もご紹介!

      2016/04/29

風邪で痰が絡みやすくなっているときに、よく処方される薬に『ムコダイン500mg』というものがあります。

このムコダイン錠500mgとは、どんな効果、効能があり、また副作用などはあるのか、詳しくご紹介していきたいと思います。

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ムコダイン500mgとは?

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ムコダインとは、カルボシステインという成分の薬の製品名で、専門用語で去痰剤と呼ばれる痰の切れをよくする薬です。

 

痰や鼻汁は粘性の分泌物を含んでおり、病原体や異物などをからめとって体外に排出する役割をしています。

ただ、この分泌物が気道や鼻につまってしまうと、蓄膿症などを引き起こしてしまう場合があります。

去痰剤は気道の分泌物を促進し、排出を促す効果があります。

 

効果、効能

ムコダイン500mgの成分であるカルボシステインには、「気道粘液調整作用」があります。

痰や膿の粘り気を取るもので、この作用によって、鼻水や痰、膿が体外に排出されやすくなります。

 

このムコダイン500mgにはもうひとつ、「粘膜正常化作用」があり、荒れてしまった鼻や気管支の粘膜の線毛細胞を修復して、粘膜の抵抗力を高める作用もあります。

粘膜が荒れていると、粘膜自体の抵抗力が下がってしまい、細菌やウイルスが侵入しやすくなってしまいます。

したがって、鼻水や痰の排出と同時に、粘膜の修復に効果があるムコダイン500mgは、大変重宝されている薬です。

 

以上のことから、

・風邪

・上気道炎(咽頭炎・喉頭炎)

・急性気管支炎

・気管支喘息

・副鼻腔炎

・蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の排膿

・中耳炎の排液

など、呼吸器疾患全般に広く処方されています。

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用法・用量

またムコダインは500mgのほか、ムコダイン250mg、ムコダインDS50%(細粒)、ムコダインシロップ5%と、さまざまな種類があり、子供からお年寄りまで、飲みやすいものを選べるため、使い勝手がよい薬です。

 

用量は、成人で1回500mg、1日3回服用するのが基本です。

子どもでは、体重㎏あたり1回10mgを1日3回服用とされていますが、年齢や症状によって適宜増減されます。

 

ちなみに、細粒タイプのムコダインDS50%も、主成分はムコダイン500mgと同じです。

 

また、もし飲み忘れた場合は気がついた時に1回分を飲むようにしましょう。

しかし、次の飲む時間が近い時は、先ほど忘れた分は飲まなくて大丈夫です。

1度に2回分飲むような事はやめましょう。

 

副作用は?

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ムコダイン500mgは、副作用の少ない安全性の高い薬です。

しかし、一般的な薬の副作用として、食欲減退下痢・腹痛、発疹、発熱などが挙げられますので、初期症状に注意してください。

 

まれにですが、眼が充血したり、白目や皮膚に黄疸が出るなど他の病気の初期症状が副作用として現れる場合もあります。

 

また、肝障害が起こる可能性がありますので、もともと肝臓に障害がある方は、必ず医師に相談のうえ服用するかどうかを決めてください。

 

そのほか、中毒性表皮壊死症アナフィラキシーショックなどが考えられるので、他のお薬でアレルギー症状を起こしたことがある方などはご注意ください。

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ムコダイン500mgは市販されているの?

ムコダイン500mgは処方薬なので市販されていませんが、カルボシステインを含む商品は市販されています。

市販薬には、カルボシステインのほか、「ブロムヘキシン塩酸塩」という気道粘液の分泌を亢進させ、たんなどを薄める成分が含まれています。

病院に行く時間が取れない方などは、とりあえず試してみるといいかもしれません。

 

ジェネリック(後発薬)

ムコダイン500mgには、いくつか後発薬が発売されていますので、いくつかご紹介します。

 

・C-チステン錠500mg(鶴原製薬)

・クインスロン錠500mg(辰巳化学)

・シスダイン錠500mg(大正薬品工業)

・カルボシステイン錠500mgサワイ(沢井製薬)

・メチスタ錠500mg(東和薬品)

・ムコチオ錠500mg(小林化工)

 

ムコダイン500mgが1錠約17円に対し、後発薬は約7円~9円で半値となっています。

後発薬は添加物などが先発薬と多少異なるため、まったく同じものではないのですが、薬の値段が気になる場合は、医師や薬剤師などに相談のうえ、後発薬を検討してみてください。

 

まとめ

ムコダイン500mgは、痰のきれをよくして、鼻水もでやすくするお薬です。

基本的に副作用が少なく、効果が期待できるので広く処方されていています。

とはいえ、用法・用量をきちんと守って、正しく服用してくださいね。

 

注意すべき点をまとめますと、

・以前に何らかの薬を使用して、アレルギー症状が出たことがある

・妊娠中または授乳中である

・現在、他にも薬を服用している

方は、必ず医師に相談するようにしましょう。

そして、自分の判断によって、勝手に医師の指示もなしに薬を飲むのを止めないで下さい。

 

また、普段の生活から自己免疫力を高めることもお忘れなく!

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