ホスピタルランド~病気の症状から考える早期発見ブログ~

病気の症状とは・・。症状から見て考えられる病気についてわかりやすく説明していきます。病気は私たちの身近な存在です。少しでも多くの人達がこのブログを見て早めの治療、早めの予防対策をして頂けたらと思います。                    

リバロ錠(ピタバスタチン)の効果や副作用について!

   

血液中のコレステロールを減らす作用のあるお薬に、リバロ(ピタバスタチン)錠というのがあります。

 

血圧中にコレステロールが多すぎると、高コレステロール血症になってしまいます。

高コレステロール血症は、自覚症状が出ないので「サイレント・キラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれており、長い間放置してしまう可能性が高く、気がついた時はかなり血管が硬くなり動脈硬化が進行している場合があります。

 

動脈硬化が進行すると、脳卒中や心筋梗塞や狭心症の引き金になる場合があり、これらの病気は死に直結する病気なので、血液中のコレステロールを減らし、動脈硬化を予防することはとても大切です。

 

今回は、コレステロールを減らすお薬、リバロ錠(ピタバスタチン)効果や副作用などをご紹介させていただきます。

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リバロ(ピタバスタチン)錠とは

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リバロ錠とは製品名で、主成分はピタバスタチンカルシウム水和物で出来ています。

リバロ錠とは、血圧中のコレステロールを低下させて、将来起きるかもしれない動脈硬化や心筋梗塞の危険性を少なくすることができます。

 

心筋梗塞の方の多くは、血管内にあるプラークと言われるコブが破れて血管が詰まることで起こります。

リバロ錠は、これらのコレステロール値を下げプラークを破れにくくします。

 

また、コレステロールは肝臓で作られますので、肝臓で作られるコレステロールを抑えると血液中のコレステロール値を下げることができます。

リバロ錠は、悪玉コレステロールの生成を抑え、善玉コレステロールの生成を増やす効果があります。

 

リバロ錠を服用することで、心筋梗塞などのリスクを約30%減らせることが臨床試験で判明されています。

すでに、心筋梗塞や狭心症を発症している人、高血圧や糖尿病の方の効果が高いことも臨床試験で実証されています。

さらに臨床試験の結果、悪玉コレステロールを約40%低下させ、善玉コレステロールを11%増加させたことが実証されています。

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用法・用量

高コレステロール血症の場合

成人は1回1~2錠を1日1回服用します。

年齢・症状により増減される事もあります。

 

家族性高コレステロール血症の場合

成人は1回1~2錠を1日1回服用します。

10歳以下の小児は1回1条を1日1回服用します。

どちらとも年齢・症状により増減される事があります。

 

飲み忘れた場合は、気がついた時に1回分を飲むようにしましょう。

飲み忘れたからといって、2回分をまとめて飲む事は厳禁です。

誤って多く飲んでしまった場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

服用時の注意点

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次のような事がある人は服用する前に必ず医師にご相談下さい。

・アレルギーのある人

・持病がある人

・他の薬を服用中の人

・妊娠中または妊娠している可能性のある人。

・肝臓や腎臓が悪い人。

 

他にも、飲酒量が多い人高齢の方も服用に適さない場合があるので注意が必要です。

妊娠中の方、免疫抑制薬の「シクロスポリン」を服用中の方はリバロ(ピタバスタチン)錠の服用はできません。

リバロ錠を服用中は副作用が出やすくなるので、アルコールの摂取は控えるようにしてください。

 

リバロ錠の服用は普通1日1回ですが、飲む量やタイミングは、症状や体質によって異なるので医師の指示に従うようにしましょう。

服用を始めたら定期的に検査を受けて効果や副作用を確認するようにしましょう。

特に、腎機能の検査や肝機能の検査、血液検査はとても重要です。

 

血液中のコレステロールは、日頃の生活習慣を見直すだけで減らすことができます。

適正な体重を維持し、適度な運動をおこない、禁煙を心掛けるだけでもコレステロールを減らすことができます。

 

食生活も、脂身の多い肉類やベーコン、ソーセージ、チーズ、バター、インスタントラーメン、スナック菓子、チョコレート、ドーナッツ、ケーキなどの食事を控えるようにします。

逆に、食物繊維の摂取や、ごま、大豆、豆腐、味噌などの大豆製品、魚介類(特に青身の魚)を摂るように心掛けると、血液中のコレステロールを効果的に下げることができます。

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副作用

主な副作用で見られる症状は、腹痛、吐き気、倦怠感、食欲がない、発熱、じんましん、発疹、皮膚白眼が黄色くなる、尿が茶色になる、胃がむかむかする、下痢、頭痛、息苦しい、すぐに息切れがする等の症状があります。

 

また、重い副作用として、

・横紋筋融解症

・ミオパチー

・肝機能障害

・間質性肺炎

などがあります。

 

とくに、高齢の方や腎臓が悪い方が服用するとこの副作用が起こりやすいと言われています。

足のふくらはぎに筋肉痛のような痛みが見られた場合や、手足のしびれ、けいれん、力が入らない等の副作用が見られた場合は、すぐに医療機関を受診して下さい。

 

何か身体に異常を感じたら医療機関に相談するようにしましょう。

 

ジェネリック

リバロ錠にはいくつかのジェネリックが発売されています。

ピタバスタチンカルシウム(日医工)

ピタバスタチンCa(エーザイ)

ピタバスタチンCa(小林化工)

ピタバスタチンCa(日新製薬)

などがあります。

 

リバロ錠1mg約63,2円に対し、ジェネリックは約32,8円と半額ぐらいのお値段になっているのでお得です。

 

まとめ

いかがでしたか?

高コレステロール血症は自覚症状がない厄介な病気です。

そんな血液中のコレステロールを減らすお薬、リバロ錠の使用上の注意や副作用などを良く理解した上で、安全に使用したいものですね。

 

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