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手足口病はうつる!感染経路や感染期間、4つの予防法とは!

      2016/04/02

手足口病って覚えやすい病気ですよね。

子供の「三大夏風邪」とも呼ばれており、発症するのは5歳以下の乳幼児が多い病気になります。

特に注意しなければならないのが、感染力の高さだと言われており、一人がうつるとあっという間に流行してしまいます。

 

では、どのようにしてうつるのでしょうか?

今回は手足口病の感染経路と感染期間についてご紹介させていただきます。

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感染経路はどこから

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手足口病の感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染の3つになります。

飛沫感染・・咳やくしゃみなどでウイルスなどが飛び散り、人に感染する事。

接触感染・・触れたり、さわったり、間接的な接触などによってウイルスが人に感染する事。

糞口感染・・排泄物によって人に感染する事。

 

特に、この病気にかかりやすい年齢層の5歳以下の乳幼児が、集団生活をしている保育園幼稚園などでは注意が必要にです。

施設の中で手足口病の患者が発生した場合には、集団感染が起こりやすいからです。

 

子供の場合、マスクなどをしていないことも多く、咳やくしゃみなどでウイルスが飛び散り、その飛び散ったウイルスが皮膚や口などに入り、感染しやすいのです。

 

また、体に現れる水泡性発疹は痒みを伴うものではないのですが、やはり子供ですので掻き毟ってしまいがちです。

掻き毟った手で子供がおもちゃを触ればそこに汁がつき、そのおもちゃを触った他の子供が手を洗わずに物を食べたり口に触ったりすると、そこから感染が広がってしまいます。

 

手足口病の原因は、エンテロウイルス71やコクサッキーウイルスA16などが知られています。

しかし、手足治病の原因となるウィルスは分かっているだけでも10種類以上あり、一度かかっても再び感染することがあります。

 

感染期間はいつまで

手足口病になると、症状が出てから5~7日で完治したように見えるため、もう人にはうつらないと思いがちですが、実はそうではないんです。

 

そもそも、手足口病のウイルスは、唾液鼻水、または排泄物の中にあり、そのウイルスが消滅しないかぎり、人に感染させてしまうのです。

 

・唾液や鼻水の中にあるウイルスは、発症から2週間ほど

・排泄物の中にあるウイルスは発症から4週間ほど

はウイルスが残っている状態なのです。

 

ですから、そのウイルスが残っている発症から4週間までは人に感染する期間となるのです。

特に、唾液や鼻水の中にウイルスがある2週間は、もっとも感染しやすい期間となるため、注意が必要です。

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大人も注意

手足口病は主に乳幼児を中心とした感染症ですが、感染力が強いため体力のある大人でもかかってしまいますので、注意が必要です。

感染する確率は、0.6%ぐらいだと言われており、大人が感染すると子供より症状が重くなる傾向があります。

大人の手足口病に関してはこちらの記事をご参考下さい。

大人の手足口病の症状とは!仕事は出勤してもいいの?

 

お風呂には入っていいの?

手足口病になると、お風呂に入れてもいいのかなぁと思う方も多いと思います。

熱が高いときは無理かもと思っても、下がってきたら、お風呂ぐらい大丈夫だろうと思いますよね。

ですが、お風呂も感染経路になりますので注意が必要です。

手足口病のお風呂に関してはこちらの記事をご参考下さい

手足口病のお風呂はいつから!兄弟にうつさない予防とは!

 

感染を予防するには

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残念ながら、手足口病には特効薬などはありません。

治療といえば、かゆみや痛みを和らげたり、熱を下げたりする対処療法を中心にして、安静にして治るのを待つだけなのです。

ですから手足口病の流行時には、しっかりと予防して感染しないようにすることがとても大事なのです。

 

1、うがい、手洗いを徹底する。

一番の予防としてはうがい、手洗いを徹底的に行いましょう。

帰宅後と食事前、トイレの後などには必ず、石鹸を使って、手をきれいにあらうようにして下さい。

 

2、タオルの共有はNG。

つい同じタオルを使ってしまいがちですが、タオルの共有は接触感染の原因ともなりますので、使ってはいけません。

一人一人違うタオルを使うようにしましょう。

 

3、排泄物の処理には注意が必要

乳児などのおむつ交換をしている際にも注意が必要となります。

排泄物の中あるウイルスが飛び散らないように、気をつけてビニール袋などに入れて処分します。

そして、おむつ交換が終わったら、必ず手を石鹸で洗いましょう。

保育園などでたくさんの乳児のおむつ交換をする際は、一人のおむつ交換が終わるごとに手を石鹸で洗い予防するようにしましょう。

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4、集団生活での注意

手足口病が一番感染しやすい場所といえば、保育園や幼稚園などの乳幼児が集団生活を行っている場所となります。

 

その為、予防を徹底する必要があります。

お外で遊んだり、昼食やおやつを食べる際は手洗い、うがいは必ずするようにしましょう。

また、おもちゃの貸し借りなどでも接触感染する場合がありますので、洗浄、清拭を行いウイルスの除去、場合によっては消毒用エタノールなどで消毒をするのも効果的です。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回のことでわかったことをまとめてみました。

・感染経路には飛沫感染、接触感染、糞口感染の3つがある。

・感染期間は発症から4週間となり、もっとも感染しやすい期間は発症から2週間となる。

・大人やお風呂でも感染するので注意が必要

・感染を予防するには、手洗いうがいの徹底、タオルの共有はNG、排泄物の処理での注意、集団生活での注意と4つある。

 

保育園や幼稚園に行っている乳幼児は多いと思いますので、まわりの大人がしっかりと感染経路を意識しながら、予防していくことが大切です。

 

手足口病は、小児科、皮膚科、内科のいずれかを受診しましょう。

 

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