赤ちゃんの鼻づまりの3つの原因と6つの解消法!母乳が効果的!?
赤ちゃんが鼻づまりで、ミルクが飲めなくて泣いたり、眠れずにぐずったりしているのは、見ていて辛いものですね。
すぐに解消してあげたいものです。
ここでは、赤ちゃんの鼻づまりの原因と解消法についてご紹介します。
目次
赤ちゃんは鼻づまりになりやすい
赤ちゃんが大人に比べて、すぐ鼻づまりになりやすいのは、
・赤ちゃんの鼻が低い
・鼻の穴も小さい
・鼻の中(鼻腔)も狭い
・鼻水の分泌量は大人と変わらない
ことが影響しています。
また、気温や湿度の変化に敏感に反応して、鼻水の量が増え、固まりやすいということもあります。
さらに、赤ちゃんは、横になっている状態(仰向けの状態)が多いため、鼻水が鼻腔に溜まりやすいのです。
赤ちゃんの鼻づまりの原因
赤ちゃんが鼻づまりを起こしやすいことは上記で説明しましたが、直接的に鼻づまりの原因となることをご紹介します。
気温差
寒い外から暖房のきいた部屋に入ったときなど、大人でも鼻水が出やすいですが、赤ちゃんも同様で、温度差を感じ鼻水が分泌されて、鼻の中にたまり鼻づまりを起こします。
風邪
ウイルスや細菌などに感染し、鼻風邪を引いたりすると、ウイルスや細菌を排出しようと鼻水の分泌が多くなります。
アレルギー性鼻炎
ハウスダストやダニなどによるアレルギー反応によって鼻水、鼻づまりを起こすことがあります。
鼻づまりの解消法
ではここで、赤ちゃんの鼻づまりを解消させる方法を6つご紹介します。
鼻水を吸ってあげる
鼻づまりの解消には、鼻水をこまめに吸ってあげましょう。
①お母さんが直接口で鼻を片方ずつ吸う
お母さんの口で片方の鼻の穴を覆い、もう片方の鼻の小鼻を指で押して穴を塞ぎ、鼻水を吸い取ります。
この方法は、赤ちゃんの鼻粘膜を傷つけることなく鼻水を吸い取れるのが利点です。
お母さんが鼻水を吸い込んで飲んでしまわないように注意しましょう。
②鼻水吸引器を使用して吸う
鼻水吸引機を用いると、お母さんが鼻水を吸い込んでしまう心配がないです。
お母さんの口で吸うタイプと電動タイプがあります。
ベビー用品店やドラッグストアでも売っています。
③綿棒で鼻の入り口の鼻水を吸い取る
綿棒で鼻の入り口の鼻水を吸い取る方法もあります。
赤ちゃんの鼻粘膜は傷つきやすいので、鼻の奥に入れないように注意しましょう。
また、鼻の入り口を綿棒でくすぐることで、赤ちゃんのくしゃみを促し、くしゃみとともに鼻水を出すことも、鼻づまりの解消になります。
鼻の付け根を温める
鼻の付け根の部分に蒸しタオルなどを当てて、温めてあげると、血行が良くなり、鼻づまりが解消されます。
蒸しタオルを当てる前に、熱過ぎないか温度を確認してから、当ててあげましょう。
このとき、鼻の穴を塞いでしまわないように注意してください。
お風呂に入れてあげる
発熱がなければ、お風呂に入れてあげるのも体の血行が良くなり、鼻づまりの解消になります。
さらに湯気で固まった鼻水がやわらかくなり、吸い取りやすくなります。
部屋の乾燥を防ぐ
部屋が乾燥していると、鼻水が固まりやすく、鼻づまりがひどくなります。
また、部屋の乾燥は、ウイルスやホコリなども舞いやすくなります。
加湿器を使ったり、濡れタオルを部屋に干すなどして、部屋を加湿しましょう。
上半身を足より高くして寝かせる
鼻水、鼻づまりになっているときは、敷き布団の下にタオルやクッションを置いて、上半身に傾斜をつけて、頭を高くして寝かせると呼吸がしやすくなります。
母乳を点鼻する
母乳を赤ちゃんの鼻の穴に1滴ずつたらしてあげるのも、鼻づまりの解消になります。
母乳には、ウイルスや細菌から体を守る免疫作用や抗炎症作用があることがわかっています。
母乳は、鼻の奥に入っても痛くなりませんし、飲み込んでももちろん問題ありませんので、安心ですね。
ただし、母乳は絞りたてのフレッシュなものを使用しましょう。
病院受診が必要と考えられる症状
鼻と耳は、鼻の奥で耳管(じかん)と呼ばれる通路でつながっていますが、赤ちゃんの耳管は、大人に比べて、短くて、傾きが水平に近く、鼻の細菌が耳に入りやすく、中耳炎になりやすいです。
赤ちゃんの鼻づまりで、
・母乳やミルクを飲まない
・発熱や咳を伴う
・鼻水が黄色や緑色をしていて粘性がある
・鼻づまりが数日間続いている
場合は、早めに病院を受診しましょう。
まとめ
赤ちゃんは大人に比べて、
・鼻は低くて、鼻の穴も小さく、鼻腔も狭い
・鼻水の分泌量は大人と変わらない
・気温や湿度の変化に敏感に反応して鼻水の量が増え固まりやすい
・仰向けで過ごすことが多く、鼻水が排出されにくい
これらの理由から赤ちゃんは鼻づまりを起こしやすくなっています。
赤ちゃんの鼻づまりの原因としては、気温差や風邪、アレルギー性鼻炎が考えられます。
赤ちゃんの鼻づまりの解消法は、
・鼻水をこまめに吸う
・鼻の付け根を温める
・お風呂に入れる
・部屋の乾燥を防ぐ
・上半身を足より高くして寝かせる
・母乳を点鼻する
などがあります。
赤ちゃんの鼻づまりは、息苦しく、ミルクが飲めず、大変辛いものです。
こまめに鼻水を吸ってあげることが重要ですが、赤ちゃんは、鼻水、鼻づまりから中耳炎を併発しやすいということを念頭において、何日も続くようであれば、小児科、耳鼻科を受診しましょう。
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