ホスピタルランド~病気の症状から考える早期発見ブログ~

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爪の縦割れ、爪甲縦裂症の4つの原因と対処法!乾燥は最大の敵?

   

最近では、ネイルサロンなどで爪のおしゃれを楽しんでいる女性の方も多い事と思います。

そんな風におしゃれを楽しんでいる方がいる一方で、爪が割れてしまうという事に悩まされている方がいるのではないでしょうか?

これは女性に限らず男性の中にもいるかもしれません。

爪が割れてしまうと服や髪の毛、物に引っかかって、何かと生活に不自由しますよね。

 

爪が割れてしまう原因は様々あるのですが、中には危険な病気のサインという可能性もあるのです。

今回は、爪が縦に割れてしまう原因と対処法についてご紹介していきたいと思います。

 
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爪が縦に割れる爪甲縦裂症(そうこうじゅうれつしょう)とは?

爪を光に当てて観察してみて下さい。

すると縦に何本もの線が直線状に並んでいるのが見えますよね?

この縦の線に沿って爪が割れてしまうのが爪甲縦裂症(そうこうじゅうれつしょう)です。

 

爪が縦に割れる原因としては大きく2つに分ける事が出来ます。

一つ目は、爪に外部から圧力や、衝撃が加わる事などによる外的な要因です。

二つ目は、栄養不足や病気など、体の内部に何らかの原因がある内的な要因です。

 

外的要因としてはスポーツなどで衝撃が加わった、どこかに思い切りぶつけたなどが挙げられますね。

しかし、これらは日常生活の中ではそんなに多くはないと考えられます。

では、日常生活の中で、どういった事が原因で爪が割れてしまうのでしょうか?

次から具体的に説明していきましょう。

 

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乾燥で爪が割れる

空気が乾燥しているとお肌がカサカサになり、悪化すると炎症を起こして、痒くなったりもします。

お肌の保湿は大事だという事は良くご存知だと思います。

 

しかし、お肌に比べ、爪もまた、乾燥すると良くない事は意外と知られていないのかもしれません。

実は、爪は乾燥にとても弱く、爪の水分が少ないと割れやすくなるのです。

 

日常生活の中で、爪が乾燥してしまう主な原因としては、水仕事や手洗いなどが挙げられます。

毎日のように使うものとして食器用洗剤があります。

食器用洗剤には手に優しいと謳われた商品もありますが、どうしても、使う度に手指、爪の油分(皮脂)を洗い流してしまいます。

その他に、ハンドソープや消毒用のアルコールも爪の乾燥の原因となります。

 

もう一つ、爪を乾燥させる原因となるのが除光液です。

除光液の中に含まれているアセトンは、マニュキアとともに爪の油分や水分を落としてしまうため、爪の乾燥を招きやすくなります。

 

また、お仕事で有機溶剤を扱う方も、爪の乾燥を起こしやすいので注意が必要です。

 

乾燥を防ぐ方法

爪が乾燥するのを防ぐには、

・過剰に油分を洗い流してしまわない事

・保湿をする事

が重要となります。

 

洗い物をする際は、ゴム手袋をして直接、洗剤に触れない様にすることで乾燥を防ぐことが出来ます。

入浴後やハンドソープを使って手洗いした後、消毒用アルコールを使った後には、保湿クリームを塗るのが良いでしょう。

 

除光液はアセトンが含まれていない物を使うのがおすすめです。

アセトンの入った除光液を使う場合は保湿をしっかりすることで乾燥を防ぐことが出来ます。

 

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栄養不足で爪が割れる

爪が割れる内的要因の内、最初に紹介するのは栄養不足です。

爪はケラチンというタンパク質からできています。

爪の健康を維持するためには、正常にタンパク質が作られなければなりません。

 

無理なダイエットや偏った食事をしていると爪の健康維持に欠かせないビタミンやタンパク質、ミネラルなどの栄養素が不足し、爪が割れやすくなってしまいます。

 

栄養の摂取

健康な爪に必要な栄養素としては、ビタミンA、B、C、Eなどの各種ビタミン、タンパク質、鉄分、亜鉛などのミネラルが挙げられます。

それぞれが多く含まれる食品は、

・ビタミンA(ニンジン、ほうれん草、カボチャなど)

・ビタミンB(B2,レバー、うなぎなどB6、まぐろ、カツオなど)

・ビタミンC(果物、野菜類)

・タンパク質(肉類、大豆、卵など)

・鉄分(レバー、ほうれん草など)

・亜鉛(カキ、煮干し、牛肉など)

などがあります。

 

爪の健康は複数の栄養素の働きが組み合わさることで維持されています。

どれかの栄養素をたくさん摂取すればよいのではなく、まんべんなく、バランスよく摂取することが大切です。

 

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血行不良で爪が割れる

三つ目は、血行不良によるものです。

血行不良だと指先への栄養が届きにくく、健康な爪が生えづらくなってしまいます。

 

指先への血行不良を起こす原因としては、貧血や冷え性が挙げられます。

特に冬場は、冷え性による血行不良を起こしやすいので注意が必要です。

手足をマッサージしたりお風呂で温めるなど、体を冷やさないように気を付けましょう。

 

病気で爪が割れる

次は病気によるものです。

爪は以下の様な病気が原因で割れやすくなることがあります。

甲状腺機能低下症・・・全身の倦怠感、皮膚の乾燥、体重の増加、むくみ

糖尿病・・・口や喉の渇き、手足のしびれ、全身の倦怠感、巻き爪や爪把厚

爪水虫(爪白癬)・・・爪が厚くなる、変色する、変形する

貧血・・・頭痛、疲労感、動悸や息切れ、めまい、吐き気

肝臓疾患・・・黄疸、全身のかゆみ、全身の倦怠感、食欲不振、吐き気、腹水やむくみ

爪の腫瘍・・・爪を押すと痛い、爪を冷やすと痛い

 

上記に挙げた病気の中には、放置しておくと危険なものもあります。

爪割れ以外にも、他に気になる症状がないか確認して、少しでも疑わしいと思うことがあれば、一度病院を受診してみましょう。

 

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割れた爪の処置と、気を付けるポイント

割れてしまった爪は、深爪にならない程度にカットしましょう。

ヤスリを使うのも有効です。

その際、爪が硬いままだと割れやすくなるので、お風呂くらいの温度のお湯で爪を温めるとカットしやすくなります。

 

足の爪が割れてしまった場合、原因は靴にあるかもしれません。

窮屈な靴を履いていると、足の爪のトラブルは起こりやすくなります。

足先を圧迫しない、ジャストサイズの靴を選びましょう。

 

人気のネイルでも、除光液に含まれる成分により、爪にダメージを受ける場合があります。

入念に爪のケアをしてから、ネイルを楽しんでください。

 

ライフスタイルにもよりますが、日々の生活の中には爪にとってストレスになるシーンが多々あります。

日々の爪のお手入れや家事の工夫などを心がければ十分に症状を緩和することが可能です。

例えば、

・家事をする時はぬるま湯を使う

・外出先のトイレでは温風乾燥機を使用せず、ハンカチを持ち歩く

など、ちょっとしたことで爪へのダメージが軽減できます。

 

普段から意識して規則正しい生活を営み、爪の症状に合わせてハンドクリームや専用のオイルを塗擦したり、優しくマッサージして血行を良くすることも大切です。

 

まとめ

以上、爪が縦に割れる原因と対処法について紹介してきました。

一度爪が割れてしまうと、色んな所に引っ掛けて、また割れて・・・と、治るまでに時間がかかってしまいます。

爪が割れるのを防ぐ方法は乾燥予防と、バランスの良い食事が基本です。

頻繁に爪が割れる様だと、何らかの病気のサインかもしれません。

乾燥や栄養不足など思い当たる節が無い場合やなかなか改善しない場合は医療機関を受診しましょう。

 

爪が縦に割れた時は、皮膚科を受診しましょう。

 

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