ホスピタルランド~病気の症状から考える早期発見ブログ~

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脇腹が痙攣する8つの原因!ピクピクするのは病気なの?

      2016/03/18

脇腹あたりがピクピクと痙攣してる、と感じたことはありませんか?

自分の意思に反して筋肉が痙攣すると、とても不快で気持ちが悪いですよね。

 

また、普段はあまり動かないはずの筋肉が、痙攣を起こすと心配にもなると思います。

今回は、脇腹が痙攣する原因についてご紹介させていただきます。

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ストレス

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緊張や不安といったストレスを抱えていると、筋肉の痙攣を起こす事があります。

ほとんどの場合は、一時的なものですぐ治まりますが、重症化すると一時間以上にもわたって痙攣が続く例もあります。

 

また、うつ病自律神経失調症といった病気でも、痙攣の症状が現れる事があります。

痙攣だけでなく、体の倦怠感、精神的な不安感や絶望感を感じる場合は、心療内科へいき診察を受けてみましょう。

 

便秘

便秘が原因で脇腹が麻痺する場合があります。

また、お通じは毎日あっても量が少ない場合や、おならの回数が少なくてガスが溜まっている場合も、脇腹が痙攣する場合があります。

 

食後24時間から48時間以内に食べた物を排出するのが望ましいとされています。

しかし、便秘がちな方や、消化に時間がかかる食事を摂った時、腸の中に長時間滞留している便を宿便、残留便と言います。

 

お腹の中に宿便(残留便)が長時間停滞すると、腸内環境が悪くなり悪玉菌が多くなります。この悪玉菌が多くなると脇腹が痙攣する原因になります。

便秘が原因の場合は、左の脇腹に痙攣や痛みを感じる割合が多いそうです。

自覚のある方は、食物繊維を多く摂ったり、整腸剤を飲んでみたりして便秘の改善を意識しましょう。

 

急激な運動

普段あまり身体を動かす習慣のない方が、準備体操やストレッチをせずに急にジョギングなどを行うと、普段使わない筋肉を急に使ったことで、脇腹がつるような感じになったり、痙攣や麻痺をおこす場合があります。

 

また、脾臓(ひぞう)という血液を蓄える臓器があります。

急に身体を動かすことで、すぐに酸素を供給しようと脾臓が慌てて活動を始め、貯めていた血液を急激に筋肉に送るため、脾臓が激しく収縮し、脇腹が痙攣したり痛くなる場合があります。

この場合は、左の脇腹に痙攣や痛みが現れます。

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食後すぐの運動

食事をすると胃や腸は食べ物を消化するために活発に動きます。

この時、消化するために大量の血液が必要になります。しかし、食べ物を消化中に筋肉を激しく動かすと、筋肉でも多くの血液が必要になります。

 

身体は消化のために使う血液を筋肉に分け与えるので、胃や腸などの消化器系は活動したいのに、それに必要な十分な血液や酸素が不足してしまい、横腹が痛くなったり痙攣することがあります。

食後の運動は、1時間程経ってからにしましょう。

こちらも脾臓の痙攣によるものなので、左側の脇腹が痙攣します。

 

猫背・デスクワーク

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猫背の方やデスクワークの方など、同じ姿勢を長時間取り続けたり、足を組む癖がある人は、筋肉に負担がかかり、横腹が痙攣する場合があります。

 

悪化してしまうと、慢性的な痙攣や筋肉の痛みを感じるようになってしまうかもしれません。

2時間に1度くらいは、ストレッチをして意識的に体を動かすように心掛けましょう。

 

夢を見た

夜寝ている時、脇腹の麻痺で目が覚めることがありませんか?

これは高い建物から落ちる夢や、何か怖い夢を見ていると、不自然に筋肉に力が入り、脇腹が痙攣を起こすからなんです。

この場合、横向きで寝ている時は、下を向いていた側の脇腹が痙攣する場合が多いですね。

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尿路結石

尿路結石は、腎臓の中に石ができてしまい、その石が尿管内に引っ掛かる症状です。

石が尿管に入り込むと石に反応して尿管が収縮します。

尿路結石の症状は、脇腹や下腹部、腰回りに耐えがたい激しい痛みを伴います。

 

また、脇腹や腰のあたりが痙攣したり、吐血や血尿等の症状がみられる場合もあります。

尿路結石になる人は増加傾向にあり、10人に1人の割合で発症すると言われています。

尿路結石の場合は、結石が出来た方の脇腹から背中にかけて、痛みや痙攣を感じますので、左右どちらでも起こります。

 

胆石症

胆石症は、胆嚢や胆管にコレステロールや胆汁の成分が固まり石ができる病気です。

症状は、右脇腹辺りの痙攣や痛み、みぞおち辺りや背中の激しい痛みや発熱などです。

 

特に脇腹の痛みや痙攣は食後に起きる場合が多いのが特徴で、痛みや痙攣が1時間以上続く場合もあります。

肥満傾向の人やコレステロール値が高い人、糖尿病、家族に胆石症を患った方が多い方は発症しやすいと言われています。

 

また、胆のうがんを発症する方は、胆石を持っている方が多いので注意が必要です。

前述しましたように、胆石症の場合は右脇腹に痙攣や痛みといった症状が出ます。

 

まとめ

脇腹が痙攣するのは、ほとんどの場合、緊張などの精神的ストレスか、肉体的な疲労による一時的な局所的痙攣です。

 

しかし、痙攣が長時間治まらない、激しい痛みが伴う、場合は神経か内臓の疾患も考えられます。

その際は、神経内科または心療内科で受診してみるのがいいかと思います。

 

脇腹に関してはこちらの記事もご参考下さい。

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