左脇腹の痛み5つの原因!病気の可能性もチェック!
2016/03/16
運動中でもないのに左脇腹がチクッと痛むことがあります。
筋肉痛なのか?便秘によるものか?それとも内臓に何か病気が潜伏しているのか?
など原因が分からないととても不安になりますね。
今回は、左脇腹が痛い原因について5つのケースごとにご紹介させていただきます。
助間神経痛
助間神経痛は、脇腹が痛む原因で最も多いとされているもので、胸前から肋骨にかけて激痛が走ります。
はっきりとした原因は特定出来ていませんが、最近の研究では、ストレスにより筋肉が圧迫、刺激され痛みの原因となっている例が多いと言われています。
他にも、肋骨を痛めた時や運動不足、疲労、助間筋の強張り、ストレス、内臓疾患など様々な病気に繋がる場合もありますので、まずは医療機関で診断してもらう事が重要です。
痛み出した時の初期対処法として有力なのは市販の消炎鎮痛剤や湿布です。
その後、通過を観察しながらそれぞれの原因に合わせた治療を行っていきます。
また、痛みがあるときは、体を捻るなどの行為は絶対に止めましょう。
診療ですが内臓疾患も考慮して、まずは内科で検査・診療してもらい、異常が無ければ整形外科へ行くことをお勧めします。
内臓疾患
症状は左脇腹から背中に痛みが伴います。
考えられる主な病名は狭心症、心筋梗塞、胃炎、胃潰瘍、膵臓がんなどです。
疾患によって、脇腹痛以外の症状には特徴があり、
・心疾患の場合は胸の痛み
・肺疾患ならば咳が出る
・胃疾患であれば腰近辺の痛みと発熱
とそれぞれあります。
更に多い症例で紹介すると、胃潰瘍の場合は食事中の鳩尾あたりの痛み、胸やけや酸味が伴うゲップです。
十二指腸潰瘍の場合は空腹時に胃潰瘍と似た症状が出ます。
子宮や卵巣など産婦人科系で痛む場合もあります。
怖いのは膵臓がんで、脇腹以外にも鳩尾や背中辺りに何とも言えない嫌な痛みを感じたら精密検査を受ける事を勧めします。
特に50歳以上の方で胃のあたりに不快感が続くようであれば是非病院で診察を受けてください。
内臓疾患による左脇腹の痛みは医療機関での精密検査が必要ですので総合病院での検査をお勧めします。
その為には最寄りの開業医へ行き紹介状を書いてもらいましょう。その際に詳しく症状を伝えれば何科に行けばいいか指導してもらえます。
筋肉痛
運動不足によって筋肉が強張っている状態で刺激やひねりを加えると、筋肉が損傷し激痛が走ることが有ります。
肉離れなども筋肉の損傷から起こりますので、運動内容によって左脇腹に筋肉痛が生じることはあり得ます。
運動前後に入念なストレッチを行うことが予防法として有効ですが、反動を付けず、呼吸を止めずに行うことが重要です。
コツは、体を伸ばした状態で15秒ほど静止し、筋肉をよく伸ばすことです。
痛めてしまった後の対処法はマッサージや湿布などが効果的です。
マッサージの注意点として、基本的に優しく気持ちがいい程度に行うことが重要です。
無理に行うと更に筋肉を傷め、完治を遅らせます。また、数時間ごとに繰り返し行うとより効果的です。
痛みがひどい場合は整形外科へ行きましょう。
筋肉痛といえど重症化すれば、肉離れなどの再発を起こしやすい慢性の痛みとなってしまうかもしれません。
便秘
左脇腹付近には大腸の出口の部分が有りますので、便がこの付近で固まってしまうと左脇腹が張った感じになり痛みが伴います。
体質によって大腸出口付近で便が固まりやすい人もいますが、原因の多くは日中の仕事の多忙により、排便の機会を逸してトイレに行けないまま便を固めてしまうケースです。
滞留した便からは腐敗ガスが発生します。そして腐敗ガスによって腸内圧が上昇し、周辺箇所を圧迫して痛みが生じるのです。
また、この場所は一定ではないので痛みが生じる場所は毎回同じ所とは限りません。
対処法は便秘解消しかありません。
出来るだけ毎日一定の時間に、便意が無くてもトイレに行き排便する習慣を付けましょう。
ストレス
ストレスは誰でも多少は意識せざるを得ませんが、溜め過ぎると万病の元です。
ストレスは脇腹の痛みが起こる、助間神経痛や潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気の原因となるとも言われています。
また、ストレスを溜めてる人は冷え性を併発しているケースが多いのです。
ストレスで自律神経が乱れると、血行不良や免疫力の低下など、さまざまな体調不良を起こしてしまうのです。
ストレス解消としては、適度な運動と半身浴が効果的です。
運動は新陳代謝を良くし、体幹が鍛えられますので、筋肉が原因の脇腹の痛みを防ぐ効果があります。
特に有酸素運動を30分以上行うようにしましょう。
半身浴はリラックス効果だけでなく、体の血行を良くし内臓や筋肉を温める効果があります。
まとめ
以上が左脇腹が痛む主な原因と症例です。
ストレスや便秘、筋肉痛を防ぐには適度な運動と十分な睡眠、バランスのとれた食事などごく基本的な健康法が重要だということがお分かり頂けたと思います。
無理をしない程度の定期的な運動と品目を多く摂る食事を心掛け、時には自分の好きなことをして過ごす自由なプライベートタイムを持つことが大切ですよね。
内臓起因による脇腹の痛みには注意が必要です。
早期に治療が必要な病気もありますので、痛みが続く場合は、ただの脇腹痛だと思わずに1度整形外科か内科で診察を受けてみましょう。
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