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くるぶしや足首が腫れて痛みが!8つの原因をご紹介!

      2016/03/29

足首やくるぶしが痛い時は、何らかの異常が起きている可能性があります。

足は体の全体重が掛かっているため、運動を行なっていない間も、負担が大きい部位です。

 

痛みを放置していると、治らないどころか、立ち上がるのもつらいくらいに悪化してしまいます。

足首やくるぶしが痛む原因を特定して、適切な治療を行なっていきましょう。

 

今回は、足首やくるぶしが腫れて痛い原因についてご紹介させていただきます。

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捻挫

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ほとんどの捻挫は、足首を本来の稼動域を超えて動かしてしまうことで、足首が内側に曲がり、足首の外側の靭帯を損傷してしまう症状です。

出血やアザといった目に見える症状はないものの、足首やくるぶしの外側が腫れて、熱を持ちます。

痛みが生じるのは、炎症や傷の刺激によって、発痛物質が作られるためです。

痛みがある時は、足首を固定して動かさずに安静にしましょう。

 

骨折、疲労骨折

骨折は、自覚症状がある骨折と、無自覚のうちに骨が傷付いている疲労骨折に分けられます。

疲労骨折は、骨の一定の場所に継続的な負担がかかることで、骨に細かなヒビが入ってしまいます。

 

どちらも、足首やくるぶしに痛みが生じますが、疲労骨折の場合、常に痛みが出るというわけではなく、スポーツや長時間の立ち仕事などで、足を酷使した時にだけ痛みが生じることもあります。

 

この場合、素人目で判断するのは危険です。病院でレントゲン検査を行なう必要があるでしょう。

疲労骨折についてはこちらの記事もご参考下さい。

足の甲の疲労骨折の症状とは!原因や治療方法もご紹介!

 

外反母趾

外反小趾は、足の小指の付け根が外側に広がり変形し、腫れたり痛みが出る症状です。

親指の付け根の骨が内側に出てしまい、ちょうど左足はくの字のような形になります。右足は>の形です。

 

足に負担をかけている事が原因であるため、足の指だけに異常が生じるのではなく、足首やくるぶしにも腫れや痛みといった症状が現れる事があります。

 

腫れや痛みのもととなる、外反母趾の治療をしないと繰り返し痛みを感じる事になりかねません

外反母趾の対策としては、横幅が広くて、踵が低く、弾力性がある靴を履くことが、もっとも身近な対策手段となるでしょう。

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痛風

痛風は足首やくるぶしの筋肉に、直接、損傷が起きているわけではありません。

どちらかというと、体全体に生じている症状のひとつとして、足首やくるぶしに痛みや腫れがあらわれます。

 

痛風の発作は尿酸が体の中に溜まり、結晶化して筋肉の隙間に挟まることで痛みが起こります。

発作が起こると、足首やくるぶしは真っ赤に腫れて、強烈な痛みが出るのが特徴です。

 

痛み止めと飲んだり患部を冷やすといった方法で、痛みを軽減することもできます。

しかし、根本的な解決ではないため、完全に痛みを除去できることはありません。

痛風を根本的に治療するためには、病院で診察を受けた上で、食生活の改善に努めていく必要があります。

 

腱鞘炎

腱鞘炎が原因で痛みが起こる場合、足首の内側のくるぶしが痛くなりやすいです。

痛みが生じる原因は、オーバーユース(足の使いすぎ)による炎症となっています。

 

アイシングを行う・冷湿布を貼るといった処置を行い、運動を控えて安静に過ごしましょう。

マッサージも効果的ですが、下手に触ると、他の部分に痛みが拡大してしまうこともあるため、病院で診療を受けたほうが安心です。

 

偏平足

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偏平足とは、足の裏に土踏まずがない足の形を指します。

なぜ、土踏まずがないと、足首やくるぶしが痛む原因になってしまうのかというと、地面を踏んだ時の衝撃が、足裏全体に伝わってしまうためです。

 

偏平足の場合、足首やくるぶしだけでなく、踵や足の指にも痛みがあらわれます。

痛む部位を冷やして、安静にすると同時に、靴底に中敷を敷くなどの対策をして、足裏のダメージを軽減しましょう。

 

また、偏平足は運動不足の人がなりやすい足の形です。

日頃から適度な運動を心がけることで、偏平足を改善していくことができます。

 

後脛骨筋腱機能不全症

後脛骨筋腱機能不全症は、後脛骨筋腱という、ふくらはぎの後ろから土踏まずまで伸びている筋腱に、繰り返し負荷がかかることにより断裂が起こる症状です。

 

症状は、くるぶしの内側の後方から下部への痛みや腫れ、患部が赤くなったり熱を持つ事があります。

また、進行すると足首が内側に曲がったり、外側に屈曲することもあります。

 

明確な原因は不明ですが、歩く姿勢が悪い、靴が合っていない、O脚などが原因になっていると考えられています。

特に、中高年の女性が多く、肥満気味で高血圧の人に多く見られます。

進行すると重度の外反偏平足になり、足底筋膜炎外反母趾を併発することもあります。

 

対処法として、痛みや腫れには非ステロイド性抗炎症薬を使用する薬物療法。

足の変形、機能障害には、サポーターやインソールなどを用いた固定療法があります。

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足根幹症候群

足根管症候群は、足の内くるぶしのところと足の裏に通っている神経が圧迫されるか損傷することによって、くるぶしの内側、足の裏、つま先の痛みやしびれが起こる状態です。

足根管症候群の原因としては、

・骨折やねんざ

・ガングリオン

・腱鞘炎

・外傷後の癒着

・リウマチや痛風

・甲状腺機能低下症

・静脈瘤

などが挙げられます。

 

症状が軽度なら、安静にして、湿布や投薬、理学療法などが行われます。

しかし、重症化している場合は手術を行う事もあります。

 

〔まとめ〕

足首やくるぶしの痛みには、さまざまな原因があります。

炎症を起こしていることが多いため、その場でできる対策としては、冷やすことがもっとも効果的ですが、骨折や痛風が足首・くるぶしの痛みの原因だと、その根本的な解決にはなりません。

 

冷やしても痛みや腫れが頻繁に再発する時は、整骨院整形外科を受診して、しっかりと原因を特定してから、治療にあたっていくことが重要です。

 

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