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足の甲の痛みと腫れの5つの原因!あなたは大丈夫?

      2016/03/02

足の甲が腫れてる!しかも痛い!?って経験ないですか?

足の甲が腫れて痛いと、歩くのも困難になりますよね?

また、ぶつけてないのに腫れた場合など、なんで?っとビックリされる事でしょう。

 

足の甲が腫れて痛い時には、どんな病気や原因が考えられるのでしょうか?

今回は、足の甲が腫れて痛い時の原因や、病気の可能性についてご紹介させていただきます。

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足の甲の痛みと腫れの5つの原因

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足の甲が痛くなる原因は、以下の5つがおもな原因となります。

・痛風で足の甲が腫れている

・腱鞘炎によって足の甲が腫れている

・疲労骨折で中足骨疲労骨折やJones骨折を起こしている

・リスフラン関節炎が原因で足の甲が腫れている

・外傷性リンパ浮腫が原因で足の甲が腫れている

 

それぞれの原因によって、治療方法も大きく異なります。

原因と対処法を知って、適切な治療を行なっていきましょう。

 

痛風

痛風は体の中にたまった尿酸が結晶化することで、関節に炎症や痛みがあらわれる病気です。

尿酸は、プリン体が肝臓で分解される際に生成される物質であることから、プリン体を多く含むビールをよく飲んでいる人がなりやすいと言われています。

 

初期症状としては、足のつま先に痛みや腫れが起こることが多く、足の甲が腫れるまでの症状になると、歩くことも困難になるほどの痛みを伴っているでしょう。

 

10日ほどで痛みの発作は過ぎ去りますが、根本的な治療を行なわなければ再び痛みや発作が再発する可能性が高い病気ですので、一刻も早く病院で適切な処置を行なうことが重要です。

 

痛風による足の甲の痛みや腫れを抑える対策としては、冷やすことが有効です。

アイスノンや氷嚢、湿布などを使って、足の甲を冷やすことで、炎症を抑えて痛みを和らげることができます。

 

冷やす際にはタオルでアイスノンや氷嚢を包んで、足を心臓よりも高い位置に上げて、冷やすようにしましょう。

また、アイスノンや氷嚢を長時間、患部に当て続けると、凍傷を起こす可能性がありますので注意しましょう。

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腱鞘炎

腱鞘炎は、足の筋が炎症を起こしている状態です。

足の甲には前脛骨筋腱や、長母趾伸筋腱といった筋が通っており、長時間、歩いたり、ヒールが高い靴を無理に履き続けると炎症が起こってしまいます。

 

足の甲が腱鞘炎を起こしている状態の時は、湿布を貼って炎症を鎮めつつ安静にすることが、もっとも適切な治療法となるでしょう。

 

疲労骨折

疲労骨折は何度も繰り返し、足の甲の骨に負荷をかけていることが原因で起こる骨折です。

スポーツを日常的に行なっている人に多い症状で、初期段階では痛みが少ないという特徴があります。

 

足の甲が腫れている場合に考えられるのは、中足骨疲労骨折Jones骨折の2つです。

・中足骨疲労骨折は足の甲の中央部分に痛みを感じます。

・Jones骨折は足の甲の外側に痛みを感じることが多いでしょう。

 

治療法としては、ギブスやテーピングで固定して、安静に過ごすという方法がもっとも適切です。

骨折している部位によって、固定方法も異なるため、専門医の診断を受けてから、治療に取り組んだほうが得策です。

 

リスフラン関節炎

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リフスラン関節炎は、中足骨と足根骨を繋ぐ靭帯が炎症を起こしている状態です。

リフスラン関節はちょうど足の甲の真下に位置するため、足の甲が腫れるという状態が起こります。

 

リフスラン関節の役割は、ジャンプしたり、走ったりした時に、足にかかる衝撃を和らげることです。

リフスラン関節炎は、足に衝撃を感じた時にだけ痛みがあらわれるのが、最大の特徴といえるでしょう。

 

リフスラン関節炎の適切な治療法は、テーピングをして、関節に対する負荷を可能な限り、少なくすることです。

 

もちろん、関節炎を発症している間は、激しい運動を避けるべきでしょう。

靭帯の損傷の具合によっては、ギブスで固定する必要もあるため、リフスラン関節炎が疑われる場合は、整形外科で診断を受けることをオススメします。

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外傷性リンパ浮腫

外傷リンパ浮腫の場合、足の甲が腫れて、ズキズキとした痛みがあるのが特徴です。

リンパ浮腫とは、リンパ管にむくみ(浮腫)が起こっている状態となります。

 

リンパ管は、血管とともに張り巡らされている管で、体の老廃物を運ぶ働きをしています。

このリンパ管の循環が悪くなると、皮膚組織のある部分に体液が溜まってむくみが起こるのです。

 

外傷性リンパ浮腫は、主に外傷が原因となることが多く、ケガをした箇所から下に向かうリンパ管の循環が悪くなり、むくみの原因となります。

 

特に、膝のケガ(骨挫傷)が外傷性リンパ浮腫の原因となる例が多く見られます。

しかし、骨挫傷はレントゲンには映らないので、自身でも気付かないことが多々あります。

もし膝をケガをした後に足の甲が痛くなったら、外傷性リンパ浮腫が疑われます。

 

まとめ

足の甲の腫れを放置すると、長期的な病気や、繰り返し痛みや腫れが起こる原因になります。

いずれの原因も、安静にすることが大切ですね、

気持ちよく歩くためにも、早い段階で原因を突き止めて、それぞれの症状に合った治療を行なっていきましょう。

 

足の甲が腫れて痛い時は、まず整形外科を受診しましょう。

 

関連記事としましてはこちらもご参考下さい。

足の甲の疲労骨折の症状とは!原因や治療方法もご紹介!

足の甲がむくむ4つ原因とそれぞれの治療法について!

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 - 足の異常