土踏まずが痛い5つの原因と治し方!この病気のせいかも!
2016/03/12
土踏まずが痛い時は、何らかの病気に罹っている可能性があります。
放置すると、痛みが悪化するだけでなく、土踏まず以外の体の部位にも不調が生じることがありますから、早めに対処していくことが大切です。
今回は、土踏まずが痛い原因についてご紹介させていただきます。
原因を知って、適切な治療を行なっていきましょう。
土踏まずが痛い原因となる病気は?
土踏まずが痛い時の原因となる病気は、おもに以下の5つが考えられます。
①足底筋膜炎
②魚の目やタコができている
③モートン病
④糖尿病
⑤痛風
それぞれの症状が起こる原因と治し方を知って、痛みを取り除きましょう。
足底筋膜炎
足底筋膜炎は、名前のように足底の筋膜が炎症を起こしている状態です。
その際、足の裏が硬くなって、筋肉や筋膜が引っ張られるため痛みが生じます。
足を酷使する仕事やスポーツ選手に起こりやすい症状です。
悪化すると、足の裏の筋肉が炎症を起こし、土踏まず以外にも、かかとや足の指にも痛みが広がることがあります。
足底筋膜炎の特徴は、朝起きた時や長時間座っていた時、歩き始めの1歩目で痛みを感じることです。
足底筋膜炎の治し方は、土踏まずをテーピングで保護したり、靴の中に中敷を敷くことですが、足裏の柔軟性を戻す事が1番大切です。
足の裏が硬いままだと再発しやすいため、根本的に治すのであれば、マッサージなどで足の疲労を回復させるようにしましょう。
また、冷えは筋肉や膜を硬くする原因となります。入浴や足湯などで患部を温め、血行を良くすることを心がけましょう。
魚の目、タコ
魚の目やタコは、指にできると思われがちですが、土踏まずにもできます。
擦れると痛みを発するため、土踏まずにイボができている場合は、魚の目やタコが原因と考えられます。
魚の目やタコができる原因は、足の形に合っていない靴を履いている、もしくは、歩き方のバランスが崩れているからです。
イボ取りの薬を塗れば、治療することができますが、足に合わない靴を履いていると、すぐに再発してしまいます。
根本的に治すのであれば、足に合った靴を選ぶようにしましょう。
魚の目やタコに関しましてはこちらの記事もご参考下さい。
モートン病
モートン病は、ヒールが高い靴や、つま先を圧迫するようなデザインの靴を履いていると、足に痛みやしびれが生じる病気です。
モートン病の特徴としては、土踏まず以外にも、足の人差し指と中指の間、もしくは中指と薬指の間に痛みを感じることです。
指に痛みが出ることが多い病気ですが、足の裏の筋肉が炎症を起こして、神経を圧迫することで生じている痛みですので、炎症範囲が拡大するにつれて、土踏まずにも痛みが出ることがあります。
モートン病の治し方は、まず履いている靴を替えてみることです。
靴を替えても、なかなか改善されない場合は、ステロイド注射や手術で足の神経を切除するなどの方法もありますので、まずは整形外科に相談してみるのが良いでしょう。
糖尿病
糖尿病が進行すると、神経に異常が起こり、土踏まずに痛みが生じることがあります。
これは外傷が生じているうわけでも、炎症が起きているわけでもありません。
原因は、糖尿病にかかると血糖値が上がり血管にダメージを受けてしまい、さまざまな合併症を起こします。
その合併症でもっとも多いのが、手足の痛みや痺れと言った末端の神経障害なのです。
神経が過敏になっているせいで、引き起こされている痛みです。
足の裏を針で刺されるような痛みや、足の裏に何か引っ付いているような感覚がある場合、糖尿病が原因であると考えられます。
治し方としては、糖尿病を治療していくのが、もっとも適切な方法です。
足に異常が出るほどの糖尿病は、かなり病状が進行しているため、病院で治療を受けたほうがよいでしょう。
放置していると、足を切断しなければいけない状態になってしまいます。
痛風
足が腫れていて、土踏まずが痛い場合、痛風が原因のひとつとして考えられます。
痛風はプリン体によって、引き起こされる手足の痛みで、発作のように強い痛みが突然現れるのが特徴です。
プリン体は体内の尿酸値を上昇させます。尿酸値が上昇すると血液の中で結晶化して、関節の膜に溜まってしまうのです。
「風が吹いただけで痛む」という意味でつけられた病名からもわかるように、凄まじい痛みを伴いますので、病院で治療を行なうのがもっとも適切な治し方です。
病院に行けない場合は、患部を冷やす、市販の鎮痛剤を飲むといった方法で、痛みを軽減することができます。
痛風は病院へ行くと、薬を処方してもらえますが、根本的に解消するのであれば、食生活を正していかなければいけません。
アルカリ性の食べ物である、海藻類や野菜を摂取して、尿酸値を減らしていきましょう。
まとめ
土踏まずの痛みは、外傷的な要因もあれば、内因的な病気の症状として、痛みがあらわれる場合もあります。
それぞれの原因によって、治し方や痛みの緩和方法が異なるため、適切な方法で処置することが重要です。
原因がよくわからない場合は、まず整形外科で診察を受けましょう。
素人判断で誤った治療を続けていると、痛みが慢性化することもあります。
関連記事としてこちらもご参考ください。