手が臭いのは病気のせい?2つ原因と対策をご紹介!
2016/03/12
手の臭いが気になったことはありませんか?
手汗をかいた時、調理した時などに、手に臭いがついて困ったことがある人も多いかと思います。
今回は、手の臭いの原因や対策についてご紹介させていただきます。
目次
手の嫌なニオイの原因
掌のニオイの原因は大きく分けて2つあります。
1,掌に汗をかく
面接や人前に出ることなどで緊張し、手汗をかく人も多いでしょう。
掌には汗腺が集中しています。しかし、掌の汗腺は「エクリン汗腺」と言って、サラサラとしたニオイの無い汗です。
ニオイが強く、ワキガの原因となる「アポクリン汗腺」はないので、掌の汗は無臭ということです。
では、なぜ汗をかくことで臭いが発生するかというと、掌の雑菌が汗の成分を分解するときにニオイが発生するのです。
つまり、手汗のみだったら無臭だという事ですね。
2、ニオイの強い物を手で触ることによって移る。
玉ねぎやニンニク、魚類、タバコ、灯油などですね。
特に、玉ねぎやニンニクは、雑菌が食材の成分を分解することで、強くニオイが残りやすいです。
多汗症はニオイやすい?病気の可能性も
局所性多汗症と呼ばれる、掌や足の裏などに汗をかきやすい人は、掌のニオイが強い傾向にあるそうです。
しかしそのような方でも、しっかりと丁寧に手洗いを行うことで、ニオイを抑えることは可能です。
多汗症はストレスや緊張、不安などで自律神経がアンバランスになることで起こりますが、それ以外にも遺伝や別の疾病が隠れているケースもあります。
例えば、脳の疾患であるパーキンソン病は、体温維持が困難となり、発汗異常が起こりやすくなります。
また脳梗塞や循環器系の疾患、悪性腫瘍など原因は多岐に渡りますので、汗をかきやすい体質だからだと決めつけないようにしてください。
汗の量が増えた、或いは汗の質が変わったなど、気になる点がある場合は主治医に相談してみましょう。
正しい手洗いでニオイ予防
ニオイ予防には掌の雑菌を抑え、清潔に保つことが大切です。まずは正しい手洗いの仕方をマスターしましょう。
①指輪や時計などを外し、流水で軽く手を洗います。
②石鹸をしっかりと泡立てて、掌や手の甲は擦り合わせ、指間は両手を組むような感じで洗います。
③洗い残しの多い親指は、反対の手でねじるように指の付け根から洗います。
④親指以外の指先は、掌の上でこすり洗いをします。
⑤手首も反対側の手で、掴むようにして洗います。
⑥流水で洗い流し、乾いたタオルで水分を拭き取ります。
また、手袋を着用すると、高温多湿状態が続き、雑菌が繁殖しやすくなります。
手のニオイの原因にもなりますので、定期的に交換するなど衛生的に使用しましょう。
手は雑菌が付きやすく、繁殖しやすいので、日頃から手洗い等を意識することが大切ですね。
ニオイだけではなく、他の病気の予防対策にも手洗いは重要です。
病院や保健施設などでは、特殊なクリームを塗布して、手を紫外線に当てると手の汚れが見える機器があります。
手の衛生管理を徹底していることからも、手洗いの大切さがわかりますね。
ハンドソープの選び方
手のニオイが消えても手荒れしてしまっては困りますね。
手肌と同じ弱酸性タイプがお勧めです。
元々手指の表皮には常在菌がいて、手荒れや悪玉菌が増殖することを防いでくれます。
過剰な殺菌は手荒れや感染症の原因にも繋がってしまいますので、洗剤選びには気を配ってくださいね。
柿渋など体臭対策用のボディソープは、殺菌・消臭効果など有効成分が配合され、雑菌の繁殖を抑えてくれます。
消臭ハンドソープは手に付着した雑菌や汚れを落としてくれます。
デオドラントグッズは、手をきれいに洗浄してから使用しましょう。汗の抑制や殺菌・除菌しれくれるので、体臭予防にも繋がります。
それぞれ、TPOに合わせて使い分けましょう。
即効性!手のニオイを消す方法
1、ステンレス
玉ねぎやニンニクのニオイは、掌に流水をかけながらステンレスでこすると落ちます。
これは、手の雑菌と鉄イオンが反応して臭いのもととなる成分が消えるためだそうです。
ステンレス製の包丁やスプーンを洗うだけでも効果は実感できるはずです。
2、レモン
通所の石鹸などで手を洗ったあと、レモンの汁や皮を掌につけて全体になじませたあと、再び水で洗いましょう。
これは、レモンなどの柑橘類に含まれるクエン酸には殺菌効果があり、ニオイのもととなる雑菌に効果的に働くからです。
3、お酢
酢にも殺菌効果があるため、消臭に有効です。
水で2倍くらいに薄めたお酢を用意し、手を洗ってみましょう。
まとめ
気になる手のニオイは、ニオイの原因となる雑菌が繁殖しないように気を付ける事で予防対策しましょうす。
家事で使用したゴム手袋は、手洗いや洗濯機で洗い、陰干ししてから再度使用したいところです。
また、すぐにニオイを取りたい場合は、今回ご紹介した方法をぜひお試しください。
他人のニオイを気にする人は多いですが、まずは自分のケアを怠らないようにしたいですね。
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