へそが臭い原因はごま?安全なお掃除方法もご紹介!
2016/03/17
子供の頃、おへそを触るとお腹が痛くなるから、触っちゃいけないよと言われたことありませんか?
実際におへそのすぐ内側には、内臓を包み込む腹膜があり、刺激が強すぎるとお腹が痛くなる可能性があります。
じゃあやっぱり触らない方がいいのでしょうか?いいえ、放置することはデメリットしかありません。
おへそは、定期的な正しいお手入れが必要な場所です。
今回は、おへその臭いの原因から安全なお掃除方法までをご紹介させていただきます。
目次
おへそのごまはトイレより汚い!?
おへそのごまは「臍石(さいせき)」と呼ばれる黒褐色の塊です。
大きさはごく微小のものから、マカダミアナッツ位の大物まであるようです。
この、おへそのごまが臭いの原因となっていることは非常に多いのです。
そもそも、おへそのごまの正体とは、皮脂や垢、石鹸の残りカスなどと細菌が付着・分解したもので、ニオイの発生元となります。
実はこのごま、細菌の温床と言われ、便器の水より4000倍以上汚れているそうです。びっくりですね。
そのため、おへそのごまを放置しておくと、ニオイの元となり、場合によっては炎症などを引き起こす可能性もあります。
また、病気にもよりますが、開腹手術の時にはこの臍石が邪魔になるケースもあるようです。
したがって、おへそのごまは定期的に、除去する必要があるんですね。
おへそにゴマが溜まりやすい人の特徴
1.おへそを洗わない
体臭が気になる方は、脇や頭皮、足裏などを特に丁寧に洗浄していると思います。部分洗い用のボディソープも市販されていますね。
しかし、おへそはどうでしょうか?
全くノーマークで洗っていない人も多いのではないでしょうか?
いつお手入れしたか覚えがない人は、長年の垢がこびりついている可能性があります。
加齢臭や口臭対策は、ほとんどの方がされていると思いますが、今日からおへそのお手入れも意識してみませんか?ニオイを元から断ち切りましょう。
2.おへその形
おへその形が細くて深い人や歪曲している人などは、おへそのゴマは溜まりやすいようです。
おへそが奥まっている人は皮脂汚れや垢が溜まりやすく、洗いにくいですね。
ニオイが発生しやすい環境であることを理解し、優しくお手入れしましょう。
3.湯船につからない
お風呂をシャワーで済ませている人は、ニオイの原因である垢を落とし切れていないかも知れません。
バスタブに浸かると汚れが自然と浮き上がりやすくなりますが、シャワーの場合は水圧を上げても、落とし切ることが難しいでしょう。
おへそが浅い人は自然と汚れが取れやすく、おへそのごまは少ない傾向にありますが、湯船につかった方がよりキレイにしやすいです。
普段はシャワーの人も、時々は湯船につかって、おへその状態をチェックしてみてくださいね。
4.太っている人、汗かきな人
ふくよかな人、特にメタボ腹になっている人は、気にしたほうがいいかも知れませんね。
おへそが脂肪により圧迫され、細長く奥に深い形になっている可能性があるからです。
汗をかきやすい人は、発汗や皮脂の分泌が盛んな人が多いので、汚れが溜まりやすくて、おへそが蒸れやすい状態になってしまいます。
また、おへそにはアポクリン汗腺というワキガの原因ともなる汗腺があります。
おへそのごまが、乾燥しておらず水っぽく湿っている人は、このアポクリン汗腺の発汗が原因で臭いを発しやすい状態と言えます。
おへそは見にくい位置にあるため、鏡などを利用して一度ごまを確認してみましょう。
おへそのお掃除
1.石鹸で優しく洗う
おへそは皮膚も薄くデリケートな部分です。
また、雑菌が繁殖しているため、強い刺激を与えると炎症や創傷が起こる可能性があります。
おへそのお手入れは、ゆっくり丁寧に行いましょう。
方法は、泡立てた石鹸をタオルに付け、先をおへそに入る位の大きさに丸めます。指に巻き付けても良いでしょう。
そして、優しくおへその入り口を2~3周させればOKです。できれば週に2~3回は行いましょう。
ボディソープでもいいですが、薬用せっけんがお勧めです。
一見良さそうな、綿棒や先の細い道具などは、おへそを傷つける可能性があるので、使用しないでください。
長年の汚れがこびりついているケースもあるので、一度に全部落とそうと思わないで、何度かに分けて優しく洗うように気を付けてくださいね。
2.オイル洗浄
以前テレビでも放送されていましたが、オリーブオイルやベビーオイルを人肌に温めておへそに流し込む方法です。
身体に優しい低刺激のオイルを用います。
まず、温めたオイルをおへそに流し込み10分くらい横になります。
そうすると、汚れが浮いてきますので、柔らかい布などで丁寧に拭き取り、必要に応じてシャワーを浴びます。
オイル洗浄は肌にも優しく、オイルの温かさが気持ち良いいのでおすすめな方法です。
おへその臭い予防と改善は生活習慣の見直しから
おへその臭いの原因は、どれも普段の生活からくるものです。
おへその臭いも体臭ですので、食生活も原因となります。
体臭予防には、脂っこい物や乳製品、ジャンクフードを控えるようにし、魚や野菜を中心とした食事をとるように心がけましょう。
また、肥満気味の方は食生活の改善により痩せることで、アポクリン汗腺の発汗を抑えて、より臭いの軽減が期待できます。
ストレスも体臭の原因となる事があります。
ストレスが溜まると、自律神経が乱れてアポクリン汗腺や皮脂腺の働きが活発になります。
ストレス解消には色々な方法があると思いますが、この場合おすすめなのは半身浴です。心身のリラックス効果と、おへそのお手入れを同時に出来るため効果的だと思います。
まとめ
おへそは母親と繋がっていた大切な場所ですね。それを思い返して大事にケアしたいものです。
へそのゴマが硬くなりすぎて除去できない場合は、外科的処置が必要なケースもあるそうです。
そうならないように、日ごろから身だしなみの一つとして、おへそのお手入れを始めてみませんか?
へそのゴマを医療機関で除去したいときは、皮膚科を受診しましょう。
関連記事としてこちらもご参考ください。