頭皮が臭い原因と対策は?正しい髪の洗い方もご紹介!
なんか「頭皮が臭い」ような気がする・・・と感じたことはありませんか?
もともと汗は無臭なのですが、汗と皮脂が混ざりあって酸化することや、汗を養分とする雑菌が繁殖することが臭いの原因だとされています。
とはいえ、汗をかかずに過ごすことは、ほぼ不可能です。
では具体的にどうすればいいのか?
今回は、頭皮が臭い原因と対策について詳しく説明したいと思います。
目次
髪の洗い方は重要!
まずは、頭皮を清潔に保つために必要なのは、正しい方法で髪を洗う事です。
毎日の洗髪を、間違ったやり方をしていると逆に臭いの原因となってしまう可能性があります。
①汚れをしっかりと取り除く
頭皮の汚れは臭いのもとになります。
分泌された皮脂が、洗いきれずに残っていると、そこに雑菌が繁殖しますし、老廃物や整髪料が、毛穴に詰まったままであることも、よくありません。
また、シャンプーやリンスの洗い残しがあると、そこに空気中のほこりや雑菌が集まってきます。
②きちんと乾かす
濡れたままで放置すると、頭皮の湿度が高くなって雑菌が溜まり、臭いが発生することがあります。
しかも、キューティクルが剥がれやすい状態になるため、髪にとっても好ましくありません。
ただし、乾かしすぎると、頭皮表面のバリアを壊して、皮脂の過剰分泌を招き、逆に臭いを発生させることになりますので、注意が必要です。
③必要以上に洗いすぎない
必要以上に刺激の強いシャンプーを使用して洗いすぎると、頭皮が乾燥しすぎて、身体が乾燥を防ごうと働きます。
その結果、頭皮に皮脂の分泌を促すことになり、余計、臭いが強くなることがあります。
また、爪を立てて洗うなど、頭皮を傷つける行為も乾燥へとつながり、臭いを引き起こす原因となります。
正しい髪の洗い方
これらのことを踏まえたうえで、頭皮の臭いを防ぐための正しいシャンプーの方法を説明します。
①髪は常に外気に触れるものですので、ほこりや汚れが髪の毛には付着しています。
まずは、乾いた髪をブラッシングすることで、ほこりや汚れなどを浮き上がらせるとよいでしょう。
特に長髪の方には、お勧めです。
②シャンプーをする前にお湯で髪をぬらし、汚れを流すと、半分以上も汚れを落とすことができると言われています。
熱すぎるお湯は刺激になりますので、38~40度くらいの温度にしましょう。
5分くらいの時間をかけて、髪の表面だけでなく、地肌までしっかりとぬらすことがポイントです。
③シャンプーの種類や髪の長さなどに応じた適量を手のひらにとり、必ず泡立ててから、頭皮や毛髪を洗うようにしましょう。
このとき、髪や地肌が十分濡れていれば、少量でもしっかりと泡立ちます。
④爪を立てないようにして、指の腹で優しく洗いましょう。
⑤地肌に指の腹を当てて、マッサージするように洗い流します。シャンプー後のリンスも、しっかりと洗い流すことが大切です。
「襟足」や「もみあげ」の部分は、意外と洗い忘れやすすぎ忘れが多いので、注意しましょう。
また、整髪剤を毎日使用している人や髪の毛が多い人には、二度洗いをお勧めします。
⑥ドライタオルで、水分を取り除き、ドライヤーで、きちんと髪を乾かします。
このとき、オーバードライ(過剰に乾燥してしまうこと)を避けるために
・「低温ドライヤーを使用する」「ドライヤーを離し気味にして使用する」
などの対策を心がけましょう。
⑦エステやヘアサロンなどで行う「ヘッドスパ」を利用するのもよいでしょう。
「ヘッドスパ」は頭皮のクレンジング、マッサージを行うことであり、毛穴の汚れを取り除き、地肌の新陳代謝を向上させる効果があります。
ただし、何度も行うと、逆効果になることもありますので、注意しましょう。
5つの頭皮の臭い対策
ここで、普段の生活の中で気を付けるべきことを中心にご紹介します。
頭皮の臭いが気になる方は、一度意識してみてください。
食生活の改善
動物性たんぱく質や脂肪は、皮脂の分泌を促し、臭いの原因となります。
一般的にお肌に悪いとされているもの、例えば「タバコ」や「お酒」は、頭皮にもよくありません。
「ジャンクフード」「スナック菓子」「インスタント食品」「スイーツ」なども、あまり好ましくないとされています。
逆にお肌に良いとされているビタミン類は、頭皮の健康にも役立ちます。
また、食事を抜いたり、食べる時間が不規則だったりすると、頭皮の皮脂分泌が不安定になり、臭いが発生しやすくなると言われています。
・「脂っこい食事は控え、野菜中心の食生活を心がける」「タバコやお酒を控える」「暴飲暴食を防ぐ」「規則正しい食生活をする」
などを心がけましょう。
ストレスを溜めない
ストレスが多いと汗をかきやすくなり、雑菌が増えやすくなって、臭いの原因となることがあります。
あらゆる症状に関して「好ましくない」とされるストレスですが、うまく解消したいものですね。
軽い運動や半身浴は、リラックス効果だけでなく新陳代謝を上げ頭皮の状態を良くするのでおすすめです。
良質な睡眠をとる
睡眠の質は頭皮環境に大きな影響を与えます。
睡眠時間は最低でも6時間、可能であれば7時間以上は確保し、毎日同じ時間に就寝するようにしましょう。
また明るい状態で眠ると、メラトニンという快眠を誘うホルモンが生成されにくく、熟睡したという感覚が得られにくくなりますし、暑すぎたり寒すぎたりすると、睡眠の質が低下します。
・「部屋の電気を消して眠る」「エアコンを効かせすぎない」
などに注意して、質の高い睡眠を確保することも大切です。
紫外線対策
頭皮は紫外線のダメージを受けやすい場所になります。
特に夏場は紫外線が強いので、頭皮を守るために帽子や日傘を利用するようにしましょう。
しかし、帽子のかぶりすぎは蒸れて臭いの原因ともなりますので、日陰や屋内では帽子を外すようにしましょう。
また、髪の縛りすぎは同じく頭皮の蒸れにつながってしまうので、女性は気を付けましょう。
おすすめ!頭皮マッサージ
頭皮をマッサージすることで、血行を促進し頭皮の健康状態を良くしましょう。
マッサージを行う際のポイントは、
・両手の小指以外の指を使う(小指は爪が皮膚に当たり傷つけやすい)
・指の腹を頭皮に当て、優しく前後左右にゆっくりと揉むように動かす
・爪を立てたり、強く押しすぎたりしない
・1日1回5分ほどマッサージする(あまり何度も長時間行うのはNGです)
になります。
まとめ
頭皮の臭い対策は、
・正しいシャンプーの仕方できちんと髪を洗い、しっかり乾燥させること
・同時に洗いすぎたり、乾燥させすぎたりしないこと
・規則正しい生活をすること
・ストレスをためないこと
などが基本になります。
それでも改善されない場合は、専門家の協力を得ることも必要になります。
ただし、ストレスをためこむことも原因になりますので、あまり神経質になりすぎないことも大切なのかもしれませんね。
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