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納豆の食べ過ぎはダメ!栄養効果抜群じゃなかったの?

   

納豆はお好きですか?

万能かつ健康的な食材でたる大豆の代表的加工食品ですよね。

冷蔵庫に常備されていて、一日一パック、またはそれ以上食べているという人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、いくら体に良いものでも食べ過ぎは禁物です。

今回は、納豆の栄養効果と、食べ過ぎるで起こる副作用についてご紹介させていただきます。

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納豆の栄養効果とは

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まずは納豆を食べる利点から始めましょう。

・植物性タンパク質

・大豆レシチン

・カルシウム

・ナットウキナーゼとビタミンK

・イソフラボン

・ビタミンB2

・ポリアミン

と実にたくさんありますね。

納豆に含まれるこれらの栄養素が、体にとても良い働きをします。

 

まず、納豆と言えばその原材料である大豆が“畑の肉”と呼ばれるほどタンパク質が豊富です。

 

一般に動物性タンパク質の方がアミノ酸が多く含まれ、人の体でより効率的に活用されます。

しかし、大豆に含まれる植物性タンパク質は、肉に匹敵するほどと言われているだけでなく、動物性タンパク質と異なり、コレステロールを含まないため、とてもヘルシーです。

 

また納豆には、コレステロール値を下げる働きをする大豆レシチン、脂肪吸収を抑えるカルシウムも含まれる為、重ねてダイエット効果が期待できます。

 

納豆を納豆足らしめる納豆菌は、酵素であるナットウキナーゼと、ビタミンKを作り出しています。

ナットウキナーゼは血液をサラサラにし、ビタミンKは近年骨の代謝に関係していることが分かり、骨粗しょう症の予防に役立つと言われています。

 

ビタミンKは熱に強く納豆汁にしても無くなりませんがナットウキナーゼは熱に弱いため、血液をサラサラにする事を期待するのなら納豆を加熱してはいけません

 

この他にも納豆には女性ホルモン、エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンや、細胞の再生やエネルギー代謝に役立つビタミンB2、加齢により減少するポリアミンなどが含まれ、美容効果が期待できるというのも納得です。

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栄養効果抜群の納豆、食べれば食べるほど良いの?

さて、上に挙げた納豆を食べる利点を考えれば、いくらでも食べたくなってしまうのではないでしょうか。

しかし、どれだけ良いものでも食べ過ぎは逆効果であったり、無意味であったりするものです。

 

その理由をご説明しましょう。

まず、水溶性であるビタミンBですが、過剰摂取をすると尿として排泄されてしまうため、いくらでも取り込めるという訳ではありません。

 

また、現在、ビタミンKの過剰摂取は健康な人であれば問題ないとされていますが、過去には血栓の出来る原因であるとされていた事もあるように、血栓症や抗血液凝固剤を使用している人は注意が必要です。

 

納豆の食べ過ぎで起こる副作用

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ビタミンBは不要な分は排出され、ビタミンKも自然由来のものであれば問題ないはず!

でも、納豆を食べ過ぎて頭が痛くなったり気持ち悪くなったりすることありませんか?

納豆というからには、納豆菌がいるはず、菌というと気持ち悪いイメージがある、だからかな?

と漠然と考え、健康的なイメージのある納豆にデメリットなど思い浮かばないかも知れません。

しかし、実はその気持ち悪さにはちゃんとした理由があるのです。

 

セレン

納豆にはセレン(セレニウム)という栄養素が大量に含まれます。

その含有量たるや、1パック50gの納豆2パック分が成人女性の一日分の摂取量の安全範囲であるとされているのです。

大人でもそれだけ、1~2歳の幼児であれば半パック以下です。

 

さて、セレンとはどのような栄養素なのでしょうか。

セレンは肉や魚介、海藻、卵黄など様々な食材に含まれ、通常の食生活であれば不足の心配はないと言われています。

抗酸化作用の非常に強いミネラルで、細胞の老化防止に役立つ、人が最低限必要な大切な栄養素です。

 

しかしセレンは中毒性が高く、摂りすぎてしまうと

・脱毛

・下痢

・爪が変形

・関節痛

・胃腸障害

・肌荒れ

を引き起こすと言われています。

納豆以外の食材でも容易に摂取出来る上に、納豆にはたくさん含まれているため、納豆を食べる量には注意が必要だという事なのです。

 

大豆イソフラボン

先ほど、納豆には女性ホルモン、エストロゲンに似た働きをする大豆イソフラボンが入っているとご紹介しました。

大豆イソフラボンは適量だと生理による体調不良を緩和したり、乳がんの予防や美肌効果があったりと女性にとってとても有効なものです。

 

しかし、大豆イソフラボンも増えすぎるとホルモンバランスが崩れてしまい、生理不順子宮内膜症を起こす原因にもなります。

 

大豆イソフラボンは一日75mgが適量なので、納豆は一日2パックまでにしましょう。

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プリン体

プリン体は、ビールや魚卵に多く含まれる痛風の原因となるものです。

 

そして、納豆にはビールの約20倍ものプリン体が含まれているのです。

 

一日2パックくらいまでの量なら問題ないでしょうが、普段から納豆と同時にビールを飲んだり他の大豆食品を食べている人は注意した方がいい要素となります。

 

ビタミンK

このビタミンKの摂取については健康な人は気にする必要はありません。

気を付けるべき人は、血栓症の薬であるワーファリンを服用している人です。

 

ワーファリンは血栓を溶かす効果があるのですが、ビタミンKは、このワーファリンの作用を阻害してしまうのです。

したがって、ワーファリンを服用している人は納豆を食べないようにしましょう。

 

ワーファリンを処方される際に、医師から詳しく注意説明があると思いますので、忘れずに守りましょう。

 

まとめ

納豆の適量は大人であれば一日2パックまでです。

特に、セレニウムの含まれるサプリメントを摂っている人や、ビールをよく飲む人は気を付けた方がいいですね。

血栓症や抗血液凝固剤を使用している人は納豆は食べてはダメです。

 

健康食材、納豆で健康を害することになってしまってはとても残念です。

納豆に限らず、一つの食材だけに頼らず多くの食材をバランスよく食べましょう。

 

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