おならが良く出る9つの原因!多いと感じる人に必見です!
2016/03/18
やたらと、おならがしたい時ってありますよね。みんなどうしていますか?
おならが多くて喜ぶ人はいませんよね。仕事中やデート中等、人前でおならをするのは恥ずかしいと思います。
今回は、おならが良く出る原因についてご紹介させていただきます。
おならが多くなる原因を知り、改善していきましょう。
目次
おならの我慢はNG!?
人間は食事をしている時に、食べ物と一緒に空気も飲みこんでいます。
おならの原因の約7割は食事の時に飲み込んだ空気です。残りの約3割は腸内で食べ物を消化する時に発生するガスです。
体内にたまった不要な空気やガスを、おならとして体外に排出しているのです。
おならを我慢すると、ガスが血液中に入り込み身体に吸収され、体臭として発散させたり、呼吸として放出させようとするので、体臭や口臭の原因にもなります。
また、肝臓などの解毒を促す臓器に負担がかかってしまいます。
この腸内ガスは、便を肛門の方へ押し出し排便を促す重要な役割も持っています。
そして、腸内ガスは毎日作られ古い腸内ガスはどんどん身体の外に放出されています。
そのため、おならが出ることは自然現象で、1日あたり平均10回から20回程度のおならにわけて腸内ガスを体外に排出しています。
では、平均以上におならが多く出る場合は、なにが原因となるのでしょう?
下記から、9つの原因をご説明します。
食事
食事の種類でガスがたまりやすく、おならが出やすい食品があります。
特に食物繊維を多く含む食品は、ガスが発生しやすくおならが出やすくなります。
食物繊維が多い食品は、豆類、イモ類、きゃべつ、キュウリ、ゴボウ等です。
食物繊維は私たちの身体に必要不可欠な大切な栄養素です。
厚生労働省が発表する1日の食物繊維の摂取目安は、男性19グラム、女性17グラムです。
しかし、食物繊維を多く含む食品は胃では消化されず腸で消化されるので、ガスが発生しやすくおならが出やすくなります。
1日の摂取目安を参考に過度に摂取しすぎないように心掛けると良いです。
また、脂肪分が多い、肉類や動物性食品は消化するまでに時間がかかるので、おならが出やすくなります。
他にも、洋菓子やお菓子、マーガリンなども消化が悪いのでおならの原因になります。
ファストフードや加工食品に含まれている成分には、人間が消化できない成分も含まれているので、これらもおならが良く出る原因になります。
炭酸飲料水の飲み過ぎもおならが良く出る原因になります。
噛む回数が少ない・早食い・大食い・就寝前の食事
よく噛んで食事をする人は、食事中に唾液がたくさん分泌され、余分な空気を吸い込まずに食事をしています。
それとは逆に、食事の時に噛む回数が少なく、すぐに食べ物を飲み込んでしまう人や、早食いの人は余分な空気を体内にたくさん摂り込んでしまうため、おならが出やすくなります。
さらに、噛む回数が少ないと消化に時間がかかり胃に負担がかかるので、腸内に食べ物が残りやすくおならが出やすくなります。
他にも、大食いの方は、食事を食べすぎると完全に消化できないまま腸内に食べ物が運ばれるので、おならが良く原因になります。
また、就寝前に食事を摂ると、食べ物が消化される前に寝てしまうので、おならが良く出る原因になります。
禁煙
禁煙を始めた当初はおならが出やすくなります。
禁煙を始めると、喫煙していたころと腸内環境が変化し、腸内にプロテオバクテリアとバクテロイデスという細菌が増えます。
これらが増えると、腸内に入ってきた食べ物を分解しすぎて、おならが出やすくなります。
また、長年ニコチンの血管収縮作用の刺激に便意を依存していた方や、タバコを吸えないストレスから便秘気味になると腸内環境が悪化しおならが出やすくなります。
禁煙の成功の兆しが見えてきた頃には、自然に治まるので心配の必要はありません。
ストレス
ストレスがたまると自律神経のバランスが崩れ、副交感神経がうまく働かなくなり胃腸の動きが低下します。
そのため食事をしても、うまく消化ができずガスがたまりやすく、おならが良く出る原因になります。
また、ストレスが原因で「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」にかかっているとおならが良く出ます。
これは、無意識のうちにストレスや緊張、考えごと等が原因で日常的に空気を飲み込みすぎていることが原因で、日本人の8人に1人の割合でこの症状を抱えていると言われています。
歯列接触癖
歯列接触癖とは、常に上の歯と下の歯がずっと触っている癖のことです。
歯を食いしばっている時はもちろん、上下の歯が触っているだけで、全身の筋肉が緊張し少しずつ身体全体に疲労が蓄積し、これがストレスとなり腸内環境が乱れる原因になります。
また、上下の歯が絶えず触れていると、唾液の分泌量が促進され飲み込む回数が増えます。
唾液を呑み込む時は空気も一緒に飲み込むので、その分腸内にたくさんの空気を貯め込んでしまい、それがおならの原因になります。
意識的に上下の歯を離すように心掛け、気が付いたら息を吐き出すようにすると、上下の歯が常に触れている癖はなくなりおならが軽減されます。
疲労・睡眠不足
疲労や睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが乱れて、腸の働きが弱くなります。
腸の働きが弱くなると消化が悪くなり、ガスが発生しやすく、おならがでやすくなります。
腸への負担をかけない為にも、まずはしっかりと睡眠をとって、体を休めるようにしましょう。
冷え性
女性に多い冷え性にも、おならが関係しています。特に内臓の冷え性の方は、腸の血行が悪くなるため、働きが弱くなり、ガスが溜まりやすく、おならがでやすくなります。
出来るだけ、お腹を冷やさないようにしましょう。
冷たい食べ物や飲み物は控えて、お腹や腰回りを温めるように心がけましょう。
呑気症(どんきしょう)
呑気症とは20代~50代の人に多い病気で、無意識の内に、多量の空気を飲み込んでしまう事により、胃の中の空気が通常の3倍にも膨れ上がり、おならやゲップがでやすくなります。
特に、食事の際に多量の空気を飲み込んでしまう事が多く見られます。
原因はストレスや緊張による心理的なものが多く、ストレス社会の現代では、誰にでも起こる可能性がある病気だと言われています。
まずはリラックスする事からはじめ、食事の時は注意して、良く噛んで食べるように心がけて下さい。
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは、胃腸に炎症などの疾患が無いにも関わらず、便通の異常や腹痛などがおこり、下痢や便秘を繰り返すといった症状を引き起こします。
また、おならが止まらないという症状を引き起こす人もおり、原因は情緒不安定やストレスなどの影響で腸の働きが悪くなり起こる病気だと言われています。
ストレス解消を目指して、心と体を休め、リラックス出来る環境づくりしていきましょう。
まとめ
9つの原因についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
もし、ご自身のおならの回数が多くて心配している方も、1日10回から20回程度であれば全く心配する必要はありません。
しかし、それ以上にたくさんのおならが出る場合は体が異常を訴えているサインかもしれません。
おならが多い場合は、まずは消化器内科で検査してもらいましょう。
おならに関してはこちらの記事もご参考下さい。