手の甲が腫れて痛い！２つの原因と対処法とは！
2016/02/08
手の甲に痛みを感じたり、手の甲が腫れてしまっているということはありませんか？
手の甲が痛むと仕事や家事をするのにも不便ですよね。
手の甲の痛みや腫れにはいくつかの原因が考えられます。
今回は、手の甲の痛み、腫れについて原因と対処法をご紹介していきたいと思います。
主に2つの原因が考えられるので一緒に見ていきましょう。
■中手骨骨折
中手骨は手の甲を支える5本の骨のことです。
この中手骨の部分に強い負荷がかかることで骨折してしまうことがあります。
中手骨骨折は外見に変化がなく、指を動かすこともできるので、骨折しているとわかりずらいことがあります。
手の甲に強く物を打ち付けるなどの衝撃を受けた後、
指がうごかしにくかったり、痛みや腫れがある場合には中手骨骨折が疑われるでしょう。
■中手骨骨折の対処法は？
中手骨骨折の場合は病院を受診して治療する必要があります。
整形外科を受診しましょう。
早く治療すれば完治までの時間も短くて済みます。
中手骨骨折は打撲だと思い込んでいて骨折に気付くのが遅れてしまう例も少なくありません。
治療が遅れると完治までの時間が長引くだけでなく、
後遺症が残ることもあるので早めに病院を受診することをおすすめします。
通常、治療はギブスで固定して経過を見る事になります。
■腱鞘炎
腱鞘炎とは筋肉と骨のつなぎ目の腱と、腱を支える腱鞘が炎症を起こす病気です。
腱鞘炎は仕事や家事、楽器演奏、スポーツなどで手や指を使いすぎることで発症します。
腱鞘炎が起こる場所は手首や指の内側、肘などがあります。
また、現代ではスマホの操作時に親指を使い過ぎて、
親指の付け根に痛みを感じるドケルバン病が増加しています。
ドケルバン病は腱鞘炎の１種で、その原因から「スマホ病」とも呼ばれています。
腫れはないことが多く、手を動かすと痛むのが腱鞘炎の特徴です。
■腱鞘炎の対処法は？
腱鞘炎の対処法としては手や指を使わないようにして、休めてあげることが大切です。
湿布をする場合は症状によって冷湿布と温湿布を使い分ける必要があります。
患部が熱を持っている場合には冷湿布が有効ですが、熱がない場合には温湿布で患部の血行を良くしてあげること効果的です。
血行を良くするにはストレッチやマッサージも効果があると言えるでしょう。
その他にもテーピングで患部を固定して安静に保つことも対処法としてあげられます。
腱鞘炎を発症しても手や指を酷使してしまうと悪化の原因になってしまいます。
また、痛みが強い場合には病院を受診すると、薬の処方をしてもらえます。
整形外科で診てもらうことができます。
痛みがある場合は無理をせずに適切な対処法を選びましょう。
■腱鞘炎の予防法は？
手の甲に少しでも痛みを感じた場合には、
手を休めてあげることが腱鞘炎の予防に繋がります。
仕事や家事だけでなくスマホを長時間操作することにも控えましょう。
その他にも手のストレッチやマッサージも普段から意識して取り入れるのもおすすめです。
■手の甲の痛み・腫れの症状は女性に多い？
今回ご紹介した中手骨骨折、腱鞘炎の両方に言えるのが、
発症するのは女性が多いということです。
女性は男性よりも手が小さい分、手や指への負担が大きいのに加え、
腱鞘炎は女性ホルモンのバランスも原因のひとつになるのではないかと考えられていています。
また、妊娠中、出産後、更年期の女性に発症する例が多く見られます。
■まとめ
手の甲の痛み、腫れについて原因と対処法をご紹介しました。
主な原因としては中手骨骨折と腱鞘炎が考えられることがわかりました。
正しい対処法を行うことが改善への近道です。
自己判断が難しい場合には無理をせずに医師に相談しましょう。
あなたの手の甲の痛み、腫れが少しでも早く治ることを祈ります。
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