足の甲がむくむ4つ原因とそれぞれの治療法について!
2016/02/13
朝履いていた靴が夕方になるとパンパンになって履きにくい・・って経験ありませんか?
ふくらはぎや足首などのむくみはよく聞くのですが実は足の甲もむくんでしまう場所なのです。
足の甲がむくむ原因は、長時間の立ち仕事・座り仕事によって、血行が悪くなっていることだけではありません。
重大な内臓疾患の初期症状として、足の甲のむくみがあらわれることもあります。
足の甲がむくむ原因と治療法を知って、素早く対処していきましょう。
今回は、足の甲がむくむ原因と治療法をご紹介させていただきます。
■足がむくむ原因は?
足がむくむ原因は、以下の4つが考えられます。
・長時間の立ち仕事やデスクワークによる血行不良
・冷え性による代謝の低下
・エコノミークラス症候群
・内臓疾患の初期症状
足の甲のむくみには、足のマッサージや、ちょっとした運動、
ストレッチで改善される軽度な症状から、
長期的な治療や検査が必要となる病気まで、さまざまな原因が考えられます。
足の甲がむくんでいるかどうかは、むくんでいると感じる部位を指で押して、弾力性があるかどうかで判断することができます。
弾力性が失われていて、押した箇所が凹んだままになっていたり、
なかなか元の状態に戻らない場合、足の甲がむくんでいる証拠です。
このように、足の甲のむくみの判断は非常に簡単に行なうことができますが、
むくみの原因によっては、早急に病院で診察を受けるべき症状もあります。
まずは、それぞれの症状の原因と治療法を確認してみましょう。
◆血行不良
足の甲の血行不良は、同じ姿勢を取り続けることで、
血液が循環しなくなり、体の下部に位置する足に古くなった
水分や老廃物が溜まってしまうことで引き起こされます。
足の甲のむくみと同時に、ふくらはぎにもむくみがあらわれていることが多く、足全体が重くなったように感じるでしょう。
むくみが酷いと、脛や足の裏に鈍い痛みを感じることもあります。
血行不良の治療法は、長時間、同じ姿勢を取り続けないだけで簡単に解消されます。
1時間に1回程度、足を動かすように心がけましょう。
◆冷え性
冷え性が原因で足がむくんでいる場合、代謝の低下が理由として挙げられます。
代謝とは新しい栄養素を吸収して、古くなった老廃物を排出する機能のことです。
代謝が低下すると、血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物が体の中に溜まりやすくなります。
冷え性による足の甲のむくみを改善するためには、半身浴や体を温める食品を摂ることが治療法となります。
塩分を摂りすぎることも代謝の低下を招く要因です。
足のむくみと同時に、頭痛や肩こりといった症状を併発することもありますので、日頃から食生活に気をつけていきましょう。
◆エコノミークラス症候群
エコノミークラス症候群は、長時間、エコノミークラスの
飛行機の座席に座って、フライトを行なうことで起こる症状です。
ただし、飛行機だけでなく、夜行バスや船での移動においても、
同様の症状があらわれることがあります。
血行不全と同じ症状のように感じられますが、
エコノミークラス症候群の場合、重篤な症状があらわれることもあるため注意が必要です。
エコノミークラス症候群は、膝の静脈が長時間、圧迫されることによって、血管の中に血の固まりができてしまいます。
この血の固まりが押し流されて、脳や心臓の血管を塞いでしまい、脳卒中や心臓発作といった死に直結するような病気を引き起こすこともあるのです。
足の甲がむくんでいるだけでなく、膝の裏が腫れている場合は、
エコノミークラス症候群を疑ったほうが良いでしょう。
治療法は水分をよく摂ることと、足を動かしたり、靴を脱いで、足の血行をよくしておくことです。
◆内臓疾患
足の甲のむくみが初期症状としてあらわれる内臓疾患は、
腎臓、肝臓、甲状腺の病気が考えられます。
特に腎臓の病気はむくみがあらわれやすいという特徴があるため、頻繁に足の甲がむくむ人は注意が必要です。
内臓疾患が疑われる場合の治療法は、まず病院で検査を受けることです。
足の甲がむくむということだけでは、病名や治療法を特定することはできません。
検査を行い、医師の指示のもと、適切な治療を行なっていくべきでしょう。
〔まとめ〕
いかがでしたか?
足の甲のむくみは、命の危険がある病気の兆候かもしれません。
まずはマッサージや足の血行をよくする半身浴で様子を見て、改善されなければ、病院で検査を受けましょう。
単なるむくみとして放置せず、医師の判断を仰ぐことが、大病を防ぐことに繋がります。
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