赤ちゃんの耳垢が黒色、茶色、黄色の原因について !
2016/02/07
赤ちゃんの耳掃除をしてあげていて、
見たことない色の耳垢が出てきたら驚きますよね。
赤ちゃんは体の異常を自分で伝えることが出来ないので、
余計に心配になってしまうと思います。
今回は、赤ちゃんの耳垢の色についてご紹介させていただきます。
[赤ちゃんと耳垢]
はじめに、赤ちゃんと耳垢についてお話します。
そもそも耳垢とは、古くなった皮脂が剥がれ落ち、
外部から入ってきたホコリなどと合わさって出来るものです。
そして、赤ちゃんは新陳代謝がとてもいいため、大人より耳垢が出やすいのです。
自然と耳の奥から出てくるようになってしますので、
耳掃除をしないと耳が詰まってしまうという心配はありません。
逆に、あまり頻繁に耳掃除をすると、
赤ちゃんのデリケートな耳を傷付けてしまう恐れもあります。
また、大人の耳垢には、湿ったタイプとカサカサ乾燥タイプがありますが、赤ちゃんは湿ったタイプがほとんどになります。
[黒い耳垢]
赤ちゃんの耳から黒い塊が出てきたらビックリして不安になる方も多いと思います。
しかし、心配する必要はありません。
黒い塊の正体は、お腹の中にいた時の羊水が耳に残っていて黒い耳垢になったものです。
したがって、新生児に多く見られ、自然と外に出てくるので心配いりません。
[黄色と茶色の耳垢]
大人でも耳垢は黄色っぽいと思います。
赤ちゃんも同じく黄色っぽい耳垢が通常な状態となります。
しかし、たまに茶色い耳垢が出ることもあるかと思います。
ですが、茶色の耳垢が出てもご心配には及びません。
赤ちゃんは新陳代謝がとてもいいので、黄色の耳垢が茶色に変化することがあるのです。
黄色も茶色も、どちらも赤ちゃんの正常な耳垢ですので安心してくださいね。
[ドロッとした黄色の耳垢には注意]
湿った黄色いタイプの耳垢は正常ですが、
ドロッとした膿のような黄色の耳垢には注意が必要です。
奥に見えるだけでなく、ダラっと流れてきたら耳だれという状態で、
中耳炎や外耳炎の病気にかかってしまっている可能性があります。
また、耳からツーンとする刺激的なにおいを感じたり、
赤ちゃんが耳を掻くなど耳を気にするような
仕草をすることもありますので異常を感じた場合は、
早めに耳鼻科を受診するなど、注意して様子を見てあげましょう。
[赤ちゃんの耳は臭い?]
赤ちゃんはかわいい見た目とは裏腹に案外耳が臭いです。
多くの原因は寝かした状態の時に、どちらか一方ばかりを向いてしまう向き癖です。
向き癖があると、下になった方の耳が蒸れたり、
よだれやミルクで耳付近が汚れて臭いがするようになります。
向き癖に気づいたら、意識的に向きを変えてあげたり、
よだれやミルクを拭きとってあげるよう気を付けましょう。
また、いつもよりツーンとした刺激臭を感じたら中耳炎かもしれませんので、耳だれなどの症状にも注意して早めに耳鼻科へ行きましょう。
[まとめ]
黒や茶色の耳垢が出たら不安になるかと思いますが心配いらないんですね。
ただし、ドロッとした膿のような黄色の耳垢だけには注意が必要です。
中耳炎は子供がかかりやすい病気ですので、早期の発見と治療をしてあげましょう。
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