赤ちゃんの熱がある時のお風呂は昔と今では考え方が違う?
2016/02/07
赤ちゃんに熱が少しでもあるとお風呂って入れた方がいいのか入れない方がいいのか迷ったりしませんか?
赤ちゃんに熱があるとすぐに汗でベトベトしてしまうのできれいにしてあげたいなぁと思ってしまいますよね。
でも昔だと熱が少しでもあれば「お風呂は禁止」ではありませんでしたか?
果たしてそれが正解なのでしょうか?
今回は、赤ちゃんが発熱がある時のお風呂についてお話していきたいと思います。
[昔と今は違う発熱時におけるお風呂の考え方]
昔は少しでも熱があるものなら、小児科の先生からも
「今日はお風呂はやめておいて 下さい」と言われましたし、
どこの母親もあまりお風呂には入れなかったと思います。
お風呂は結構体力を消耗するので、
「熱がある上にお風呂で体力を消耗すると更に熱が上がる」と考えられていたのです。
ですが最近の小児科では、ほとんどの先生が
「37°C代で赤ちゃんの機嫌が良さそうなら 是非お風呂に入れてあげて下さい」と言います。
「37°C代ならお風呂OK」といった内容の張り紙まで張ってある小児科さえあるそうです。
それだけ「少しでも熱があったらお風呂はダメなのでは…」
と悩んでいるお母さんが世の中に多いという事なんです。
[発熱時にお風呂に入れるかどうかのチェックポイント]
37°C代という赤ちゃんにしたら微熱と言えども平熱よりは高い状態であり、普通の元気な時とは違うわけです。
どんな場合でも37°C代ならお風呂OKというわけではないでしょう。
そこはお母さんの見極めが大切になってきます。
赤ちゃんの場合、微熱が出ていても機嫌良く遊んでいるような場合もあります。
赤ちゃんは機嫌で病気の前触れが分かるぐらい、体調が機嫌に反映されます。
なので、37°C代でも機嫌がすこぶる悪いようなら、
これから熱が上がっていく可能性大なので、その日はお風呂は控えて安静に寝かせた方が無難かもしれません。
他にも熱は37°C代でも、下痢や嘔吐をしている時は、それだけでかなり体力が消耗していますし、
お風呂に入る事でさらに脱水症状が進む可能性もあるので、そのような場合もお風呂は避けた方がよいでしょう。
[発熱時のお風呂の入れ方]
発熱時に赤ちゃんをお風呂に入れる時は、いつものようにゆっくり入れるのは
赤ちゃんの体力を消耗させてしまうので宜しくありません。
ぬるめのお湯に出来るだけ手短に入れるのがコツです。
シャワーだけでサッと済ませるのでもよいでしょう。
夏場は気温が高いのでこの方法が簡単に取れますが、冬場は湯船にゆっくり浸からず
直ぐに洗うとなると冷えてしまうので、もし浴室暖房などが備わっているようならそれを利用し、
温かい環境でお風呂に入れてあげるようにしましょう。
[発熱時でもお風呂に入れるメリット]
昔から「熱があればお風呂は禁止」と思い込んで大きくなった私達ですが、
一度微熱がある赤ちゃんをお風呂に入れてあげてみたらその効果を実感できると思います。
赤ちゃんはもともと新陳代謝が激しいので、かなり汗をかいています。
その上発熱しているといつも以上に汗をかいているのです。
そのように汗でベタベタな状態ですと赤ちゃん自身も気持ちが悪く更に機嫌が悪くなります。
それに赤ちゃんはオムツをしているので、そのオムツの部分が更にむれて非常に気持ちが悪そうです。
そのような汗、むれをお風呂で綺麗に流してあげると赤ちゃんもサッパリするのでしょう。
それまで愚図ってなかなか眠ってくれなかったのにスーッと魔法がかかったように眠ってくれるので不思議です。
赤ちゃんは本当に次から次へと病気をするので、いちいち驚く事もありませんが、
やはり機嫌が悪くなる赤ちゃんの看病はお母さんにとっても本当に大変です。
少しでも眠ってくれると勿論赤ちゃんの為にもプラスですが、
お母さんにとってもプラスになるでしょう。
状況次第でお風呂は無理そうな場合は温かいお湯に浸して絞ったガーゼで
身体を拭いてあげる、特に首周りや腕の肘周り、足の膝周りなんかを拭いてあげると機嫌が良くなります。
また髪の毛が臭うようになら水のいらないシャンプーですっきりさせてあげるといいと思います。
他にはお尻だけを座浴と言って、大きめの洗面器などで洗ってあげると
オムツかぶれをしているような時にはとても気持ち良さそうにしてくれます。
まとめ
赤ちゃんの発熱がある時のお風呂ってすごく迷いますよね。
赤ちゃんの体温や機嫌を見て無理のない範囲で入浴させてあげて下さいね。
少しでも赤ちゃんの機嫌が悪ければ入浴は控えた方がいいかと思います。
そのような場合は上記でお伝えした方法を試して下さい。
今と昔ではお風呂の考え方が違いますので小児科の先生やお母さんの判断で入浴させるといいですね。
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