口の中に血豆ができる原因はストレス?アレルギー?
2016/04/09
突然口の中に血豆ができてしまってなにこれ?と思った事ありませんか。
しかも気がついたら大きくなってる?何か悪い病気?と不安になることはありませんか?
今回は、口の中に血豆ができる原因と対処法をご紹介していきたいと思います。
目次
口の中に血豆ができる原因は?
口の中に血豆ができる原因として、まず考えられるのは口の中を噛んでしまったということです。
舌や唇、頬の裏側などの口の中を噛んでしまうと、噛んだ部分の毛細血管が切れます。
そこから出血し血がたまることで、血豆になってしまうのです。
そもそも口の中を噛んでしまうことにはいくつか原因があって、
・ストレスや疲労
・栄養不足
・虫歯治療などによる歯並びの変化
・加齢による頬のたるみ
などが考えられます。
血豆ができてしまったらどうすれば良い?
血豆ができても数日間放っておくと自然に治るので、治療を受ける必要はありません。
十分な睡眠とビタミンCをとることを心がけ、うがいをして口の中を清潔に保つことが完治への近道です。
また、口の中を噛んだことで痛みがある場合には、患部を冷やすと症状が緩和されます。
冷たい水を口に含む方法が効果的です。
冷やす場合には、冷やしすぎると治す負担になるので、気をつけておきましょう。
血豆はつぶしてもいいの?
口の中の血豆は、潰したりせず傷つけないように気をつけましょう。
血豆が傷ついてしまうと、口の中に住みついている細菌が入り込み、炎症を起こしてしまう可能性があります。
ついつい気になってつぶしてしまいたくなりますが、細菌の感染を防ぐためにも治るまで数日間はつぶさないようにしましょう。
どうしても気になる場合には、病院で血を抜いてもらったり、レーザー治療を受けることもできるので、決して自分で無理につぶしてはいけません。
病院を受診する場合は歯科や皮膚科、耳鼻咽喉科で診てもらうことができます。
もしも、血豆が自然につぶれてしまった場合はあまり気にせずに、口の中を清潔にするように心がけましょう。
口内炎が血豆になることも
口内炎と血豆は同じだと思われがちですが、別々の疾患です。
口の中にできた口内炎は、悪化すると血豆に変化することもあります。
口内炎はいわゆる炎症を起こしている状態なので、細菌が入りやすくなっていて、悪化すると血豆になってしまうことがあるのです。
口内炎ができる原因はストレスや疲労、栄養不足などが考えられます。
口内炎は血豆に悪化する前に、睡眠とビタミンの摂取、口の中を清潔にすることを心がけ、早めに治しましょう。
血豆には悪性と良性がある?
ほとんどの血豆は良性ですが、ごく稀に血豆が悪性の血腫である場合があります。
出血により血がたまった状態のことを血腫と言い、この血腫は放置すると将来ガンになってしまう可能性もあるのです。
悪性血腫を判断するポイントとして、
・小豆くらいの小さい血豆である
・血豆がずっと治らなかったり、同じ場所に何度も再発する
ことがあげられます。
悪性血腫の疑いがある場合には一度病院で診てもらうことをおすすめします。
病院は口腔外科、または皮膚科や耳鼻科を受診するといいでしょう。
アレルギーでも血豆ができる?
食物アレルギーのある人は、血豆や口内炎ができやすい場合があります。
その他にもラテックスアレルギーのある人も、歯科での虫歯治療の際にゴム手袋に反応して、血豆や口内炎ができる場合があります。
こういったアレルギーが原因の血豆や口内炎は、アレルギー性口内炎と呼ばれています。
まとめ
口の中を噛んでしまったり、口内炎が原因でできてしまう血豆。
良性の場合は潰さずに自然治癒を待つことが大切です。
睡眠と栄養をたっぷりとって早く治しましょう。
血豆の原因の口の中を噛むことにも少し気を配ってみるといいかもしれません。
また、悪性血腫の場合は早期発見が重要になります。
心配な場合には早めに口腔外科を受診しましょう。
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