赤ちゃん・新生児のしゃっくり!3つの原因と4つの止め方!
2016/02/07
赤ちゃんは、しゃっくりをよくします。
かわいい姿ですが、あまりに頻繁であったり長く続くと心配になる事もあるかと思います。
できれば止めてあげたいですよね。
今回は、赤ちゃんのしゃっくりの原因と止め方についてご紹介させていただきます。
目次
◆赤ちゃんとしゃっくり
しゃっくりは、横隔膜と呼ばれるお腹の筋肉が、早食いや大食い、ストレスなどが原因で一時的にけいれんを起こした時に起きる現象です。
赤ちゃんの横隔膜はまだ未熟なので、少しの環境の変化や温度の変化、刺激等でしゃっくりを起こします。
放置していればいずれ治まるので基本的に心配はありません。
赤ちゃんは体内にいる時からしゃっくりをしています。
明確な理由は解明されていませんが肺呼吸を練習するためと言われています。
胎児の時にしゃっくりが多い場合、産まれてからもしゃっくりの回数が多いといわれています。
赤ちゃんのしゃっくりは発達過程の一部でごく自然なことです。
生後1歳前後位まではその症状が出やすく徐々に回数が減っていきます。
◆赤ちゃんのしゃっくりの原因
1 飲み物を飲む・空気を吸い込む
赤ちゃんは物を飲むということもまだまだ練習中なので、おっぱいを飲んだ時に空気もたくさん吸い込んでしまっています。
ミルクと一緒に空気を飲み込むことが、しゃっくりのきっかけとなる事はかなり多いのです。
また、ミルクや母乳を飲むことで食道の動きが活発になりそれが刺激となってしゃっくりがでます。
2 体温の低下(おむつが濡れている)
赤ちゃんは大人よりも温度の変化に敏感です。
おしっこ等でおむつが濡れていると、体温が低下してしまいます。
これが刺激となりしゃっくりが出ることもあります。
3 体温・室温の低下
赤ちゃんがいる場合は部屋の温度変化にも気を付けてあげましょう。
赤ちゃんは、少しの環境の変化でもしゃっくりが出やすいので、冷房やエアコンを使い室温が下がってきた頃にしゃっくりが出ることがあります。
また、暑いと思って扇風機の風が当たるように角度を変えた途端にしゃっくりが出ることがあります。
◆赤ちゃんのしゃっくりの止め方
1 ミルクや母乳、白湯等を飲ませる
おむつに問題がなく、温度の変化にも問題がない場合、ミルクや母乳、白湯等何かを飲み込んだ刺激でしゃっくりが治まることがあります。
しかし、飲み過ぎは逆にしゃっくりが出やすくなる場合もあるので、無理せず少しずつ少量を飲ませると治まります。
また、一度ゲップをさせてあげるのも効果的です。
2 ゲップを出させる
新生児は授乳の時に母乳やミルクと一緒に空気も大量に吸い込んでいます。
しかし、自分で空気を出すことが出来ないのでしゃっくりの原因になったり、ミルクを吐き出してしまう原因になります。
授乳後にゲップをさせて空気だけを外に出してあげると良いです。
個人差はありますが、生後3~4か月程すると段々ゲップをさせても
何も出ないことが増え、生後5~6か月程になり首が座り
自分で寝返りが打てるようになると、お腹の中の空気が自然に出るようになるのでゲップが出なくなります。
それと並行してしゃっくりの回数も少しずつ減っていきます。
ゲップを出させるには、赤ちゃんの頭を大人の肩辺りまで抱き上げ背中を擦ったり叩いてあげると良いです。
優しく叩くと気持ち良くなって寝てしまい、寝ながら母乳やミルクを吐き出すことがあるので少し強めに叩いてあげると良い時もあります。
また、ゲップが出やすいように縦抱きにしてゲップが出るように促すと良いでしょう。
赤ちゃんによって背中を叩く加減は異なりますので、様子を見ながら赤ちゃんに合わせてあげましょう。
また、ゲップが出やすい角度も違うので、うまくゲップが出ない時は、
いつもと違う角度から叩いたり叩く力加減を変えるなどの工夫をすると良いです。
3 身体を温める
赤ちゃんは体温の微妙な変化でもしゃっくりが出やすくなったりします。
特に身体が冷えているとしゃっくりが出やすくなります。
おむつが濡れていたら交換し、温かいガーゼやタオルをお腹に当てて温めてあげると比較的早くしゃっくりが治まります。
手足が冷たい場合は、さすってあげたり、靴下を履かせる等して暖かくしてあげると良いでしょう。
4 うつぶせにする
うつぶせにすると首を持ち上げようとするのでしゃっくりが止まることがあります。
いつもと体位が変わることで環境が変わり、ゲップも出やすくなり、しゃっくりが止まることもあるのです。
しかし、月齢が低すぎる場合は窒息してしまう場合があるので、うつぶせにさせる時は細心の注意を払う必要があります。
特に、首もすわらず、寝返りも出来ない状態でのうつぶせは危険ですので絶対にやめましょう。
◆48時間以上続いたら注意!難治性しゃっくり
しゃっくりが48時間以上続いていたら難治性しゃっくりの可能性があり注意が必要です。
この際しゃっくり以外にも、
・元気がなく、ぐったりしている
・ミルクを飲まない
・その他、呼吸の乱れ等の異常
がある場合は、脳の病気や中枢神経の異常、横隔膜に近い内臓系の異常も考えられます。
すぐに病院へ行き診察を受けましょう。
◆まとめ
赤ちゃんのしゃっくりは基本的には心配いりません。
呼吸の練習でもあり、成長の過程なのです。
しかし、48時間以上続くときは他の症状と合わせて注意してあげましょう。
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