耳鳴りが止まらない!3つの治し方や対処法をご紹介!
2016/02/08
突然起こる耳鳴りは、とても不快なものです。
だいたいは一時的なものですが、長く続く耳鳴りによって、
夜も眠れなかったり、会話が聞き取りづらくなって、日常生活に支障をきたします。
今回は、耳鳴りが止まらない時の治し方についてご紹介させていただきます。
目次
◆つばを飲み込む
耳鳴りと聞いて真っ先に思い出すのが、
飛行機やエレベーターに乗った時に起こるキーンとした
音や耳が詰まったような感覚ではないでしょうか。
こういった気圧の変化が原因で起こる耳鳴りの場合、
つばを飲み込むことでだいたい治まります。
この耳鳴りは耳の奥にある中耳の空気が膨張したり収縮することによって起こります。
このとき、中耳とつながっている耳管という細い管の開閉によって気圧を調節しています。
この他にも「あくびをする」「飴をなめる」なども効果があります。
これで効果がない場合は、いわゆる耳抜き(バルサルバ法)を行います。
バルサルバ法の手順は
1、まず、鼻をかむなどして通りをよくします。
2、次に息を軽く吸って鼻をつまみ、同時に口も閉じて、吸い込んだ息を耳のほうへ送り込むようにします。
3、最後につばを飲み込むと耳が抜ける感じがして、耳鳴りも治まります。
◆原因となる病気を治す
もし耳鳴りの原因が別の病気である場合、その原因となっている病気を治すことで耳鳴りも治まっていきます。
耳鳴りの原因となる病気には、
「中耳炎」や「耳管狭窄(開放)症」、「突発性難聴」、
「メニエール病」といった耳の病気や、
「脳動脈瘤」「聴神経腫瘍」などの脳の病気、
その他、「動脈硬化」「糖尿病」などがあります。
病気の前兆として耳鳴りが起こることが多いので、数日耳鳴りが治まらない場合は、すぐに耳鼻科などを受診しましょう。
◆病院で耳鳴り自体の治療を受ける
原因となる病気がない場合、耳鳴り自体の治療として、以下のような治療法があります。
<薬物治療>
抗不安薬、抗うつ薬、ステロイド剤、血流改善薬、ビタミン剤などの投与
<マスカー療法>
雑音を聴くことで、耳鳴りを一時的に遮断する方法
<TRT療法>
心地よい治療音を聞き、脳の能力を引き出して、耳鳴りを無視する音として認識させる方法
◆自分でできる耳鳴りの対処法
病院に行く前に、自分でできることがいくつかあります。
<体のゆがみやコリを解消する>
姿勢が悪かったり、歩き方にクセがあったりすると、長い時間をかけて体がゆがみます。
それが原因で耳鳴りが起こっている場合、体のゆがみを直すと耳鳴りも治まります。
自分で首や肩のストレッチをしたり、耳鳴りに効くツボを押したり、
少しずつ生活を改善していくといいでしょう。
また、整体などでゆがんだ骨を正しい位置に戻したり、マッサージなどで筋肉をほぐすのも効果的です。
耳鳴りに効くツボには、耳の穴付近にある「聴宮(ちょうきゅう)」や、
耳たぶの裏側の「翳風(えいふう)」などがあります。
<ストレスを軽減する>
ストレスによって、自律神経のバランスが崩れ、自律神経失調症になると、耳鳴りが起こることがあります。
もちろん、ストレスを取り除ければいいのですが、なかなか難しいところです。
自律神経失調症は、興奮をコントロールする交感神経が過剰に反応している状態で、耳鳴りだけでなく、頭痛やめまいなど、様々な不調を引き起こします。
逆にリラックスを促す副交感神経を働かせると、症状が軽減されます。
深呼吸をしたり、ゆっくりお風呂につかるなどして、休養しリラックスするよう心がけましょう。
<大音量で音楽を聴かない>
ヘッドホンなどで大音量の音楽を聞くと、
音を認識する有毛細胞が傷つけられ、老化も早まります。
いわゆる「ヘッドホン難聴」になる可能性があります。
若い世代に難聴が急増しており、また若い時にはならなくても、年を取ってから難聴になりやすいといわれています。
<老化を遅らせる>
老化による聴力の低下とともに、耳鳴りが起こることがあります。
老化を止めることはできませんが、アンチエイジングにつとめることで、老化を遅らせることができます。
老化によって内耳の血流が悪くなりますので、耳のマッサージや血流を促すサプリメントなどがおすすめです。
○おススメのサプリメント
・イチョウ葉エキス、ヒメツルニチニチ草:血流促進
・ハチの子、黒酢:自律神経の活性化委
・コエンザイムQ10:アンチエイジング
◆まとめ
耳や脳などの病気以外は、普段の生活で改善できるものも多いですね。
まずは、休養をとって睡眠不足を解消し、マッサージなどで血流をよくして、リラックスすることを心がけてください。
それでも治まらない耳鳴りは、別の大きな病気のサインかもしれません。
早めに病院に行き、早期治療をすることで、病気とともに耳鳴りを治していきましょう。
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