眼精疲労を回復する5つの方法!パソコンなどの疲れ目に!
2016/02/07
パソコンやスマートフォンなどの普及に伴い、目を酷使することが多くなってきました。
特にスマートフォンは、近距離で小さな文字を見続けることが多く、目に負担がかかります。
「疲れ目」は一晩眠れば治る程度のものなので、多くの人が何も対策をせずに過ごしてしまいがちです。
「疲れ目」を放っておくと目の痛みや目の充血、頭痛などになるケースもあります。
このような状態を「眼精疲労」と呼んでいます。
眼精疲労が続くと、抑うつ感や不安感を抱くようになり、自律神経失調症などにもなりかねません。
今回は眼精疲労を回復するための方法を紹介します。
目次
目はどうして疲れるの?
目の疲れの原因としては、パソコンやスマホを長時間見続けることがあげられます。
近くを見続けるとなぜ疲れるのでしょうか?
人間の目は正常(近視ではないという意味)な場合、
全く脱力した状態で無限遠(一番遠く)にピントが合うようになっています。
近くを見るためには、水晶体を厚くするために毛様体が緊張状態になります。
これでもピントが合わない場合は、さらにピントを合わせるために、眼軸全体を長くしようとします。
これも眼の筋肉を緊張させる方向で働きます。そして眼軸が伸びる分、網膜にかなりの負担がかかります。
このように近くを見るという行為は、目の周りの筋肉を緊張させ網膜にも
負担がかかるという人間にとって厳しい行為であると言えます。
1・とにかく目を休めることが必要です
ずっと近くを見ていると、遠くにピントが合わなくなる。これは仮性近視の状態です。
この状態になったら目を休めましょう。
よく「遠くの景色を見るとよい。」と言いますが、
すでに目が悪い人が、遠くのボケている景色を見ても逆に目が疲れることがあります。
こういう時は、自分の目でピントが合う範囲で、一番遠いところにあるものの一点を集中して見るようにします。
これを注視と言います。
コツとしては、文字や形などはっきりしたものを見るのではなく
モノの質感を確かめるような感じで、一点を眺めるとうまくいきます。
これにより水晶体のピント調整機能が改善されます。
目を休めた後にパソコンを見ると、随分パソコンの画面を見るのが辛くなることに気づくはずです。
本来、近くを見るというのはとても負担のかかるものということです。
2・血行を改善しましょう
眼精疲労の改善には、目の周りの血行を改善することが有効です。
目の上にしばらく蒸しタオルをのせておくことで、目の周辺の血行をうながすことができます。
目に痛みなどある場合は、逆に冷たい濡れタオルや保冷剤をタオルで巻いたものを乗せるなどするほうがいい時もあります。
温いものと冷たいもの、どちらでもいいというのはおかしな感じもしますが
とにかくリラックスして緊張をほぐすことが血行を促します。
目の周りの筋肉は、体の内側にあるので手でマッサージすることはできません。
そこで、体全体の血行を高めることで、目の周辺の血行も良くするという方法があります。
ウォーキングなどの全身運動を行う習慣をつければ予防効果にもつながります。
3・疲れ目に効くツボ押し
目の周りには、たくさんのツボがあります。
刺激することで血行が良くなり、眼精疲労の回復に効果的なツボもあるのです。
仕事や家事の合間に、自分で簡単に出来るのでおすすめです。
4・目にいい食事
食事に気を付けることから、眼精疲労を予防、回復に努めることもできます。
レバーや豆腐に多く含まれる”ビタミンB群”をとることは、眼精疲労にとても効果的です。
また、ブルーベリーに含まれる”アントシアニン”も目にいいとされています。
5・めがねやコンタクトは自分に合ったものを
めがねやコンタクトを使用している方は注意が必要です。
度数の合ってない物を使い続けると、目が疲れるだけではなく
肩こり、頭痛、しいては全身症状に及ぶこともあります。
出来るだけ定期的にメガネ店や眼科を訪れ、メンテナンスや検診を受け、
自分に合っためがね、コンタクトをするようにしましょう。
まとめ
パソコンやスマホが普及して便利になった分、私たちの目は酷使されているように思います。
眼精疲労になる前に、定期的な休息をとることで目を休めてあげましょう。
寝る前の1時間くらいは、パソコンやスマホの画面を見ない時間を作るような生活習慣をつけたいものですね。
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