涙が止まらないのは病気のせい?精神状態の関係とは!
2016/03/18
涙が止まらない原因は様々で、目の疾患や疲れや渇きが原因の場合もあれば精神的な側面が関係する場合があります。
疾患など、身体的な悲しくないのに涙が止まらない理由は、アレルギー性結膜炎や、ドライアイなどが原因の「分泌性流涙」や涙道閉塞や結膜弛緩症などの「導涙性流涙」があります。
しかし、涙が出やすくなった原因には、精神状態が大きく関係する場合があります。
今回ここでは、涙が止まらない精神の病気について詳しくお伝えします。
[うつ病やプチうつ病の初期症状]
あまりにも涙が止まらなかったり、週1~2日でも突然涙が出る場合は
「うつ病」や「プチうつ病」の危険性があります。
初期症状として、悲しくもないのに突然涙が出るということがあります。
さらに進行すると
・ひどく落ち込んだ気分になる
・何事にも興味が無くなる
・思考力や集中力がなくなる
ようになり、社会生活や日常生活に支障をきたす場合があります。
突然涙が止まらないようなことがある場合は、早めにカウンセリングを受けたり、専門医に相談するなど適切な処置をすることをお勧めします。
[ストレスや疲れ]
嫌なことや辛いことをうまく受け流せなかったり、それを吐き出す場所がないとストレスがたまり次第に些細なことでも心に必要以上の強い刺激を受けるようになり、涙もろくなります。
また、身体が疲れているとだんだん心も疲れるようになります。
もしかしたらストレスや疲れが原因で涙もろくなっている人が一番多いのかもしれません。
ストレスを発散させる方法として、感情を爆発させると良いということは聞いたことがあると思います。
実際、ストレス発散方法として大声を出すや号泣するという方もたくさんいるし、意識はしていなくても泣いた後、すっきりしたことがある方は多いと思います。
ストレスや疲れが原因で涙もろくなるのは、心身をリフレッシュさせ守るための防衛本能の症状です。
ストレスがたまりすぎてコントロールできなくなった時は、泣ける映画を観たり音楽を聴くなどして、思い切り涙を出してみるのもストレスに有効な方法です
不思議とその後は心がリフレッシュし、やる気が湧いてきます。
[女性ホルモンのバランスの崩れ]
女性の場合で、月経の2週間前から月経開始までのある一定期間だけ涙もろい場合は、「PMS」(月経前緊張症)の可能性があります。
また、PMSの症状には涙もろいだけではなく、
・感情の起伏が激しくなったり、
・些細なことでイライラしたり、
・味覚がよく分からなくなり料理の味付けが濃くなる
などのさまざまな不調があります。
ご自身の行動をよくみつめなおし、「PMS」(月経前緊張症)PMSかもしれないと思った場合は、婦人科に相談すると良いです。
また自身よりも、よく一緒にいる配偶者や会社の同僚などは無意識の間に変化している感情の起伏を、本人よりも敏感に感じ取っている場合が多いので、周りの人に聞いてみるのもよいと思います。
中には感情の起伏や涙もろくなることを全く自覚しておらず、
「私は月経前でも月経中でも感情は変わらない」と思っており、
「あなたの生理前は分かりやすい」と言われると驚く人もいます。
このように、自分では意識していなくても周りの人は知っている場合がよくあります。
[経験による成長]
最近涙もろくなったとか、年齢を重ねるごとに涙もろくなったと感じる方は多いと思います。
涙もろくなった原因には精神状態が大きく関係する場合があります。
特に年齢を重ねると涙もろくなったと感じる方が多いと思います。
これは、年齢を重ねることで積み上げられた自分の様々な経験が原因と言われています。
人生を歩んでいくと辛いことや悲しいこと、嬉しことをたくさん経験します。
それを、人の苦労話や嬉しい話、感動する話を聞くと、自分が経験してきたことと重ね合わせて話を聞くので涙が出やすくなります。
また、大人になり人生を長く生きていくと、今までより色々なことを知り気付くようになります。
そのため、テレビを見たり人の話を聞くとその裏側の状況や、心理状況を読み取れるようになるので涙がでるようになります。
なので、年齢を重ねながら涙もろくなった人は、それだけ人生経験が豊富で、人の心や状況を読み取れるようになったという証なので、全く気にする必要性はありません。
[まとめ]
涙が止まらないと原因は色々ありますが、まずは心と体をゆっくり休ませてあげることが重要です。
また、1人で抱え込まず身近な友人に話を聞いてもらうだけでもかなりリフレッシュできます。
どうしても身近な人に話が出来ない場合は、心療内科で心理カウンセラーに話を聞いてもらうのも良い方法の一つです。
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