眼瞼下垂症の手術費用は保険適応で10倍違う!?
2016/03/30
目がパッチリ開かなかったり、視野が狭く暗く見えたり、まぶたが重く感じる事はありませんか?
もしかしたらそれ、眼瞼下垂が原因なのかもしれません。
眼瞼下垂とは、上まぶたの筋肉がゆるむ事で、目を開けづらくなっている状態の事を言います。
眼瞼下垂を治すには手術しかないそうです。
手術と聞くと、大丈夫なのかな?費用はいくらかかるのかな?と不安になったりすると思います。
今回は、そんな眼瞼下垂の手術の費用や、後悔しない手術方法の選び方についてご紹介させていただきます。
眼瞼下垂(がんけんかすい)の治療費用はいくらかかるの?
保険が適用される場合
眼瞼下垂は手術でしか治療する事ができない疾患ですので、基本的には健康保険が適用されます。
保険での治療の場合は、一般的に両目合わせて約5万円前後の治療費用となります。
しかし、病院によっては、入院費などが別途加算させる場合もあります。
保険が適用されない場合
同じ眼瞼下垂で手術方法が一緒であっても、保険がきかず治療費用が何倍にもなってしまう事があるんです。
それは、比較的軽度の眼瞼下垂や、美容目的とした眼瞼下垂には保険が適用されないのです。
保険外治療の場合、一般的な相場は約30~60万円ほどになります。
健康保険は病気やケガをした人が使える保険です。
ですので、健康保険での眼瞼下垂の手術は、目を大きく二重ラインをキレイにするという美容目的を求めた手術ではなく、眼瞼下垂の症状を治すだけで、決して理想の目にしてくれるわけではないんです。
保険が適用される条件とは
眼瞼下垂の治療では、保険が適応される場合で約5万円前後、適応されない場合は約30~60万円と治療費が約10倍ほども違う事がわかりましたね。
では、どういった時に保険は適応されるのでしょうか?
健康保険は病気やけがをした人が使える保険になります。
ですので、病気を目的とした治療の場合は保険の適応が可能となります。
一般的には、このような症状の場合、保険適応と判断されるそうです。
・まぶたに力を入れても開かない
・上まぶたが下がることで視界が見えずらくなっている。
・黒目の真ん中の部分(瞳孔)までまぶたが下がっている。
・目が開かない事で日常生活に支障をきたしている(車の運転など色々・・)
当てはまるのはありましたか?
いずれにしても少しまぶたがかぶっている、目を大きくパッチリさせたいなどの軽度の場合や、美容目的の場合などは保険適応されなく、重度の眼瞼下垂でないかぎり、保険適応にはなりません。
とは言っても、保険適応するかしないかは結局は医師の判断次第となっていますので、眼瞼下垂で本当に困っている事を医師にしっかりと伝える事が重要です。
保険適応外のメリット
保険適応されないと治療費のデメリットが大きく、メリットなんてあるわけないと思われますよね。
確かに、治療費などは安いに越したことはないのですが、保険適応外のメリットには何があるのでしょうか?
保険適応の場合には一見治療費が安く、魅力的にも見えますが、そうでない事もあるようです。
それは保険が使われるという事は、それが病気やケガで困っているという風に認識された事になります。
つまり、眼瞼下垂の症状を治すだけであって、左右の目の差をなくしたり、キレイな二重ラインにしたいといった理想の目元にしてくれるわけではないのです。
・保険適応=眼瞼下垂の症状を治す治療
・保険外適応=眼瞼下垂の症状を治すとともに理想の目元にしてくれる
といった事になります。
ですので保険外適応が必ずしもデメリットしかないという事ではないのです。
見た目が良くなくて、再手術をするのは嫌ですよね。
しかも保険適応の場合、ほとんどが切開手術となり、切開手術の場合、元の状態に戻すことが不可能に近いとも言われています。
キレイな二重ラインや、左右の差をなくした目の大きさなど、理想の目元を意識するのであれば、治療費はお高くなりますが、保険適応外の美容専門の医師に相談するのもいいかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
今回のことでわかったことをまとめました。
・眼瞼下垂の治療では健康保険が適応される事とされない事がある
・健康保険が適応される治療とされない治療とでは治療費が約10倍ほど違う
・保険適応手術=眼瞼下垂の症状を治す治療
・保険適応外手術=眼瞼下垂の症状を治すとともに理想の目元にしてくれる治療
・キレイな二重ラインなどの理想の目元にしたいのであれば保険適応外手術がおススメ
となります。
あなたは、眼瞼下垂の症状だけを治したいのか、それとも見た目をよくしたいのか、どちらでしょうか?
後悔しないためにも、自分は何の目的で手術を受けるのを考えて、保険適応の治療にするのか、それとも保険外治療にするのかを決めるといいですね。
眼瞼下垂の手術を考えている時は、形成外科か美容外科に相談しましょう。
関連記事としてこちらもご参考下さい。