まぶたが下がる眼瞼下垂とは!原因はコンタクト?
2016/03/30
お年寄りの方のまぶたは若い頃と比べると、まぶたが下がっているように見えますよね。
それはやっぱり年のせいかもと思われがちですが、最近では、若い人にもまぶたが下がっていく症状があるようです。
その原因は「眼瞼下垂(がんけんかすい「)」が原因かもしれません。
今回は、まぶたが下がる眼瞼下垂についてご紹介させていただきます。
眼瞼下垂(がんけんかすい)とは?
眼瞼下垂とは、上まぶたの機能に障害が発生し垂れ下がる事により、目が開きにくくなって、視界が狭くなったり、見えにくくなったりといった状態の事を言います。
また、眼瞼下垂には先天性と後天性があります。
先天性・・生まれながら発症している
後天性・・生活やライフスタイルまたは老化が原因の筋肉の衰えでなる
眼瞼下垂になる方は、新生児から高齢者までと幅広く、そのため原因や症状がさまざまあります。
眼瞼下垂の症状
眼瞼下垂になるとこのような症状が起こります。
・目が開きにくく、視野が狭い
・まぶたが重く感じる
・上まぶたが黒目にかかってる
・片方の目が開きずらい
・視野が暗く見える
・目が小さくなったように感じる
・眼がパッチリ開かない
・目が疲れやすい
・目の奥が痛い
当てはまるのはないですか?
2つ以上ある方はもしかしたら、眼瞼下垂になってる可能性があります。
眼瞼下垂の方は無意識のうちに、まぶたを上げようとして力が入る為、放っておくと頭痛や肩こりなどの症状も起こったりします。
後天性の眼瞼下垂の原因
1、老化・加齢
50代から出てくる事が多い、老化の原因の眼瞼下垂の事を老人性眼瞼下垂、もしくは加齢性眼瞼下垂と言います。
まぶたは持ち上げている筋肉「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」についている腱膜(けんまく)が引っ張ることでまぶたが上がります。
老化によって、その腱膜が伸びきった状態となり、まぶたが下がったままになるのです。
おじいちゃんおばあちゃんの目が、若いころと比べると小さく見えるのはこういった事が原因です。
2、コンタクト
コンタクトレンズを長時間使用すると、レンズが常にまぶたの裏側を刺激するためにまぶたの開きが悪くなります。
まぶたについている 「瞼板(けんばん)」と、まぶたの組織を引き上げる筋肉「挙筋腱膜(きょきんけんまく)」の結合部分がはがれることにより、まぶたの開きが悪くなるのです。
また、コンタクトレンズの取り外したりする時に、まぶたを引っ張ったりするのも原因になります。
コンタクトの場合、多くの方が片方の目だけ下がったり、開きにくくなったりする傾向が強く、目の左右差になっているのが特徴です。
コンタクトはソフトレンズよりもハードレンズの方が眼瞼下垂になる方が多いです。
ハードレンズはソフトレンズに比べて硬くて厚いので、まぶたとの摩擦が起きやすいのが原因です。
ハードレンズを10年以上使用している方は、かなりの確率で眼瞼下垂になってる可能性が高いので、注意が必要です。
3、アイプチやつけまつげ
アイプチなどを使用すると、のりやテープをまぶたに使用するため、まぶたに大きな負担がかかります。
また、つけまつげも同じで、剥がすときにまぶたを引っ張ったりするので、皮膚が伸びてダルダルになったりします。
このように、まぶたを無理矢理引っ張ったり、つけたりする事でまぶたに大きな負担がかかり、それが原因で眼瞼下垂になりやすくなります。
また、目をこすったりするのも、まぶたに負担がかかりますので、くせなどがある人は注意が必要です。
先天性の眼瞼下垂の場合
生まれつき上まぶたが下がっている状態で、まぶたをつり上げる上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)の発育不全が原因となります。
そのため、まぶたをつり上げる上眼瞼挙筋が働かないことや、力が弱いために眼瞼下垂になります。
片目の目だけが下がってることが多いのが特徴ですが、両目が下がってる場合もあります。
まとめ
いかがでしたか?
眼瞼下垂になる方のほとんどは老化が原因なのですが、コンタクトやアイプチなどの使用で若い子にも増えています。
眼瞼下垂を治すには手術しかないそうです。
老化が原因なのは仕方がない事なのですが、コンタクトやアイプチなどが原因の場合は少し注意が必要ですね。
眼瞼下垂は、眼科、形成外科を受診しましょう。
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