コンタクトのせい？黒目に白い点ができる原因について！　

１・【アベリーノ角膜変性症】

この病気は遺伝性の疾患で、黒目に白い斑点が出来る事で視界を妨げてしまいます。

アベリーノ遺伝子を持っている人は、紫外線や、角膜が傷付く事により徐々に進行し、症状が現れます。

しかし、症状を急激に進行させてしまうのがレーシック治療です。

手術前に発症している場合には、手術前の診察で分かります。

しかし、発症していない場合には

肉眼で確認出来るような症状がないので発見する事ができません。

そのためにレーシック治療を受ける前に、

アベリーノDNA検査を受ける事ができ、未然に症状の急速な進行を防ぐ事ができます。

ただしアベリーノDNA検査は任意での検査になります。

アベリーノ角膜変性症には治療法がなく、

発症後白く濁った場所をレーザーで取る事が出来ますが

その効果は3ヶ月程度と短く、再発しやすい病気です。

２・【細菌性角膜感染症】

名前の通り細菌が原因による感染症です。

コンタクトレンズを使用する人が増えたり、

カラーコンタクトの普及で手軽に扱えるようになってきました。

そのせいもあってか、コンタクトレンズの長時間の使用や

手入れが不充分な事が原因で、洗面所にいる菌が

コンタクトレンズを介して目に入り炎症を起こしてしまう病気です。

症状としては、強い目の痛みや目やにといったものがあります。

また黒目に白い点が出来たり、白目の充血といった症状も現れます。

黒目に白い点が出来るのは、すでに症状が進行している状態なので早いうちに眼科を受診しましょう。

治療法としては、抗菌薬の点眼があります。

しかし重度になると、抗菌薬の服用や点滴といった方法も取られます。

感染症を引き起こす細菌は、黄色ブドウ球菌や緑膿菌があるのですが、

細菌の種類によっては進行が早いものがあります。

症状が進むと失明してしまう事もあるので、

気になる症状があった場合なは早いうちに受診するようにしましょう。

３・【角膜フリクテン】

角膜フリクテンとは水泡状の斑点が黒目と白目の境目の部分に出来るものです。

原因は未だはっきりとは分かっておらず、

細菌が原因の事もあれば、偏食によるものもあると考えられています。

特に乳児・幼児や女性に多く発症しやすいと言われています。

角膜に水泡状の斑点ができ、数日後斑点付近が充血し

さらに数日後にはその部分が膨らんだようになります。

症状として、目のゴロつき・涙が出る・光が眩しい・目の痛みなどがあります。

しかし目の病気にしては、珍しく目やにが出ないというのも特徴です。

1週間程すれば自然治癒する病気ですが、

再発しやすく放っておくと視力の低下を招きますので

症状に気付いたら早めに眼科を受診しましょう。

治療法は細菌が原因と考えられる場合には抗菌薬の点眼や内服、

偏食が原因と考えられる場合には鉄剤やカルシウム剤が処方されます。

偏食が原因となる場合には、食生活の見直しをする事も重要になります。

[まとめ]

目は生活する上でとても重要な役割をしていますよね。

視力の低下は生活する上で不便を感じる事と思います。

少し目が痛いけど、コンタクトを長時間つけていたせいだろう、

すぐに治るから大丈夫だろう、

とあまり考えず自己判断をしてはいませんか？

放っておくと、視力の低下や失明の恐れまで出てくるので目の病気を軽くみてはいけません。

少しでも目の痛みや違和感を感じた場合には、

早いうちに受診し適切な治療を受けるようにしましょう。

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