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白目がぶよぶよする原因はコンタクトとアレルギー!?

      2016/03/14

ある日、目に違和感が。鏡を見ると…、あれっ!?なんか白目がぶよぶよしてる!?

皆さんは経験ないでしょうか?

大切な目のことなので、もし、危険な病気だったら…、と心配になられると思います。

今回は、白目がぶよぶよになってしまう、病気の原因と対処法についてご紹介させていただきます。

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[ぶよぶよの正体は!?]

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1・結膜浮腫(けつまくふしゅ)

白目全体がぶよぶよと膨らんでいたら、それは結膜浮腫です。

 

白目の表面には透明な膜があり、これを結膜と呼びます。

結膜と白目は、完全にくっついているわけではなく、わずかに隙間があります。

この隙間の間に、血管から漏れ出した組織液が溜まって、ぶよぶよにむくんでしまった状態が結膜浮腫です。

 

見た目の症状としては、黒目の周りの白目部分が全体的にぶよぶよにむくみます。

酷いときは目蓋が閉じれない人もいるほどです。

 

2・結膜嚢腫(けつまくのうしゅ)

白目の一部だけが、ぶよぶよ膨らんでいる場合は結膜嚢腫です。

結膜の下に、小さな袋のような物ができ、その袋に組織液が溜まり膨らんでしまった状態が結膜嚢腫です。

 

この結膜嚢腫は、結膜浮腫が白目広範囲に現れるのに対し、結膜嚢腫は白目の一部分にのみ袋状になって現れます。

分かりやすく言えば、目にできる良性の出来物になります。

 

白目のぶよぶよの原因となる2つの要素

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1・アレルギー性結膜炎

白目のぶよぶよの原因として最も多いのは、アレルギー性結膜炎でしょう。

花粉の季節には、目が痒くなったことがある方も多いと思います。これは、アレルギー性結膜炎を起こしているからです。

 

花粉の他に、アレルギー性結膜炎の原因になるものとしては

・ほこり

・カビ

・ダニ

・ハウスダスト

が挙げられます。

 

アレルギー性結膜炎になると、非常に目が痒くなります。

そうすると、つい、手でこすったり、かいたりしてしまうと思います。

そのせいで、目の表面に傷がつき、白目のぶよぶよの原因となってしまうのです。

アレルギー性結膜炎による結膜浮腫は下記の動画もご参考ください↓

 

2・コンタクトレンズ

コンタクトレンズを使用していると、どうしても、目に汚れがついたり、ドライアイ気味になってしまいます。

また、コンタクトレンズを使用していると、目に傷が付きやすいので、白目のぶよぶよの原因となってしまうのです。

 

白目がぶよぶよになっているときは、コンタクトレンズの装着は控えましょう

 

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結膜浮腫の対処と治療法

結膜浮腫自体は、そんなに心配するものではありません。

治療法も、自然治癒が基本で、病院へ向かっている間に治まった、という人もいます。

 

白目のぶよぶよを見つけたときは、とても驚き、焦ってしまうかもしれません。

しかし、こすったり触ってはいけません。

 

こすったりせず、安静にしていれば数時間で治まるでしょう。

 

症状を緩和するための対処法としては、

・目を冷やす

・目薬をさす

の2つがあります。

 

腫れが気になる場合は、濡れタオルや氷水などで目を冷やすと、早めに楽になると思います。

また、かゆみや炎症も抑えることができますので、アレルギー性結膜炎の際は特に有効です。

 

目薬を使用する際は、抗アレルギー作用、もしくは抗ヒスタミン作用のある成分が含まれている物を選びましょう。

両方とも、結膜炎に有効な目薬となります。

 

結膜嚢腫の対処と治療法

この結膜嚢腫も、良性の腫瘍となりますので、心配はいりません。

 

しかし、害は無いといっても目を動かすたびに気になったり、見た目も気になるかもしれません。

治療法としては、自然治癒目薬などです。

または清潔な針で中の水分を抜くという方法もあります。

 

しかし、結膜嚢腫はしばしば再発することがあります。

その際は、眼科で、袋状の部分を取り除く手術を行う可能性があります。

しかし、良性なので必ず手術をするとも限りませんし、その手術で視力に影響がでることは、まず無いとの事です。

 

1つ注意なのは、ごくごく稀にですが、結膜嚢腫にとても似た悪性リンパ腫が存在するそうです。

見た目で判別するのは難しいので、心配でしたら一度、医師に相談されればと思います。

 

予防法は?

予防としては、目への直接的な負担を避ける事が大切です。

例えば、

・目がかゆくても、あまり強くこすらない

・コンタクトレンズを清潔に保つ

・適度に点眼をして、目の乾燥を防ぐ

ことなどがあります。

 

特にコンタクトレンズは目への負担が大きいです。

清潔な手で触るようにしたり、ドライアイを防ぐため点眼をして、できるだけ装着時間を短くしましょう。

また、使用するのは、なるべく清潔な1dayタイプを使った方がいいでしょう。

 

アレルギー性結膜炎の原因となる、アレルゲンの対処も大切です。

寝具や室内を清潔にして、空気清浄器を使用したり、外出時はマスクとメガネの着用が好ましいでしょう。

 

[まとめ]

白目のぶよぶよは見た目のインパクトから、ビックリしてしまうかもしれませんが、そんなに心配する病気ではありません。

 

原因は、アレルギー性結膜炎やコンタクトによる目の負担となります。

目をこすったり掻いたりせずに、コンタクトは清潔に使用しましょう。

 

しかし、何日経っても腫れが引かない場合は、眼科を受診しましょう。

 

関連記事としましてはこちらもご参考下さい。

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 - 眼のトラブル