インフルエンザで熱が下がらない3つの原因と対処法について
2016/02/07
インフルエンザにかかると倦怠感や関節痛、さらに高熱と辛い症状が続きますよね。
その上に何日も熱が下がらないと何か違う病気なのでは?
と不安になる事もあると思います。
今回は、インフルエンザで熱が下がらない3つの原因と対処法についてご紹介させていただきます。
1【食べ飲みは出来るが高熱が続く場合】
本来、熱が出るというのはウイルスを体からやっつけ守るための防衛反応です。
平熱~微熱というのは、ウイルスにとって活動するには適した体温です。
しかしそれ以上に体温が上がると、ウイルスは弱っていき消滅していきます。
その事を体は自然と知っているので、ウイルスを退治するために高熱を出すのです。
通常であれば3~4日で熱は徐々に治り回復に向かいます。
しかし長い人であれば、5~7日と通常の倍程かかってしまいます。
インフルエンザにかかった時期に、残業や飲み会など体に
負担がかかるような事をしていると免疫機能も元々落ちていたので
通常よりも治りにくい傾向にあります。
水分や食事がしっかりと摂れているのなら、それほど心配はいりません。
意識が朦朧としたり他の症状が見られる場合には病院にかかりましょう。
2【熱が上がったり下がったり繰り返す】
一度は熱が下がったもののまたぶり返し熱が上がる場合があります。
これらは乳児や幼児など小さいお子さんにはよく見られやすい症状です。
子供の場合、脱水症状にもなりやすいので合わせて様子を見てあげましょう。
大人の場合には、初期の段階で解熱剤などを使用して熱を下げた事が原因だったりします。
先程も述べたように、熱を出すというのはインフルエンザウイルスを退治するためです。
しかし初期に解熱剤を使用し下げると、ウイルスを完全に退治できていないので
薬の効果が切れるとともに残ったウイルスを退治しようと再度体が熱を上げるのです。
なので、高熱でも頭痛など他の症状がひどくないのであれば、
無理に熱を下げる事をせずに様子を見ましょう。
また他の場合にも、熱が出ている間にしっかりと食事や睡眠が摂れておらず
抵抗力が弱っていた場合、なかなか治らずに何度も熱を繰り返したりします。
しっかりと休養をとり体を休めるよう心掛けましょう。
3【合併症を引き起こしている場合】
1番気を付けなければいけないのが合併症です。
特に幼児などの小さなお子さんや高齢者の方や呼吸器系の持病を
持つ方などは他の症状を発症すると重篤化しやすいので注意が必要です。
インフルエンザに発症した際、合併症になりやすいのが肺炎・気管支炎です。
通常の気管支炎では熱が出るのは少ないですが、
合併症を引き起こしてなる気管支炎では熱が出るのも特徴です。
インフルエンザ発症後、5日以上熱が続く場合や
熱が一度下がったのにまた上がった場合には
合併症の疑いがあるので早いうちに病院で診てもらうようにしましょう。
また合併症を引き起こした場合には熱以外の症状が見られますので、
よく観察しておく事も大事です。
4【まとめ】
熱が長引いたり、上下を繰り返す場合特に問題のない場合もありますが
合併症を併発している場合には早いうちに病院で診てもらう事が必要です。
インフルエンザだから熱が出るのは当たり前だと考えずに、体の不調を見極めましょう。
インフルエンザにかかった場合には無理をせず休養をしっかりと摂り、
長引かせたり他の病気を併発しないよう注意すると共に周りの人に移さないように心掛けましょう。
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