インフルエンザで熱が出ない3つの原因と対処法について
2016/02/20
毎年冬になると大流行するインフルエンザ。
インフルエンザといえば高熱や吐き気、関節痛といった症状が出る病気ですが、
実はインフルエンザになっても熱が出ない場合があることを知っていますか?
インフルエンザにかかっても、熱が出ないとただの風邪だと見逃してしまいがちですが、
周囲の人に病気を移してしまっては大変です。
今回は、熱が出ないインフルエンザの原因と対処法を紹介していきたいと思います。
目次
■インフルエンザの症状って?
まず、インフルエンザの症状からおさらいしましょう。
インフルエンザは風邪とは違ってウイルスに感染することで発症する病気です。
インフルエンザの症状としては急激な高熱が主にあげられ、
他に体のだるさや吐き気、鼻水、咳、関節や筋肉の痛み、腹痛といった症状が出ます。
通常、突然38度以上の高熱が出るのがインフルエンザの特徴ですが、
最近はインフルエンザにかかっても熱が出ない人が増えています。
インフルエンザなのに熱が出ない理由は一体何なのでしょうか?
インフルエンザで熱が出ない原因とは
1・予防接種をしていたら熱が出ない?
インフルエンザにかかっても熱が出ない理由のひとつに、
インフルエンザの予防接種を受けたことで軽い症状で済んだというケースがあります。
予防接種を受けたからといってインフルエンザに
かからないということはありませんが、受けなかった場合と比較して
軽い症状で完治する場合も多くあります。
2・発熱力が弱ってる?
他の理由として、発熱力が弱っていることが考えられます。
そもそもインフルエンザにかかって熱が出るのは、
体がインフルエンザウイルスと戦おうとしているために引き起こされる症状です。
熱を出す力=発熱力が加齢などの原因で弱まっていると、
インフルエンザにかかっても熱が出ないと場合があります。
この場合、ウイルスと戦う力が弱まり肺炎や脳症などの合併症になる可能性があります。
熱が出ないから楽というわけではなく、
合併症などの危険もあるということをしっかりと認識しておきましょう。
3・風邪薬で熱がでない場合も
予防接種や発熱力の低下以外だと、市販の風邪薬を服用している場合にも
インフルエンザにかかっても熱が出にくいことがあります。
熱を下げるタイプの風邪薬だと一時的に熱の症状を軽減してくれることもあるので
インフルエンザなのに熱が出ないと勘違いしてしまうこともあります。
■熱が出なくても感染力はある
熱が出ない場合にもインフルエンザウイルスの感染力がなくなるわけではありません。
ただの風邪だと思い込んで普段通り生活していると、
知らない間に周囲の人にもウイルスが感染してしまって大変なことになってしまいます。
とくに家族に妊婦や子供、高齢者がいる場合には注意が必要です。
■熱が出ないインフルエンザの見分け方と対処法は?
熱が出ない場合にも、関節や筋肉の痛みがあるかどうかが
インフルエンザを見分けるポイントとなります。
また熱が出ない場合でも脈が速いこともインフルエンザの症状としてあげられます。
たとえ熱が出なくてもインフルエンザの可能性があれば、
病院を受診して治療を行いましょう。
そうすることで合併症の危険を回避することができます。
また、熱が出なくても体内にウイルスが残っているうちは、
周囲の人への感染も防ぐためにも仕事や学校を休んでしっかりと体を休めましょう。
■まとめ
熱が出ないインフルエンザについて、原因と対処法をご紹介しました。
熱が出ない場合にもインフルエンザにかかっている可能性がある時は注意しましょう。
そしてインフルエンザに感染する前に普段からの予防も大切です。
予防法としては普段からの「手洗いうがい」が何よりも有効です。
インフルエンザの正しい予防法と対処法を知り、感染の対策しておきましょう。
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