コンタクトレンズをつけると頭痛が・・!?考えられる原因と対処法について!
視力の低下に伴って、コンタクトレンズをつけているという方は多いですが、コンタクトレンズをつけると頭痛がするとお悩みの方も多いのではないでしょうか?
その原因の多くは、自分に合っていないコンタクトレンズや、使用方法が正しく守れていないという事にあります。
今回は、コンタクトレンズとつけることによる頭痛の原因と対処法についてまとめます。
目次
考えられる原因
一言でコンタクトレンズが原因と言っても、ピンとこないかもしれませんよね。
ここで、具体的にどういった事が頭痛の原因になるのかご紹介します。
<コンタクトレンズの度数が強すぎる>
コンタクトレンズをつけることによる頭痛の原因で一番多いのは、コンタクトレンズの度数が強すぎる場合です。
遠くがとてもよく見える状態ですね。
物を見るとき、レンズとして働く水晶体の厚さを毛様体筋という筋肉が収縮したり、緩んだり、調節してピントを合わせています。
遠くを見るときは、毛様体筋は緩んで、水晶体を薄くし、近くを見るときには、毛様体筋が収縮して水晶体に厚みを持たせて、ピントを合わせます。
そのため、パソコンを使った作業が長時間続くと、その間、毛様体筋は常に収縮しているため、疲労してきます。
さらに、より遠くが見えるようにと強めに度数を矯正されたコンタクトレンズをつけると、長時間近くを見るときに、この毛様体筋が通常以上に収縮して、がんばってピントを合わせるために働く必要があります。
毛様体筋は酷使しすぎると、正常に働かなくなり眼精疲労を起こします。
毛様体筋は、自律神経が司っているので、正常に働かなくなると、自律神経のバランスを崩し、頭痛を起こす原因となります。
また、コンタクトレンズの左右を間違って装着した場合も、見え方が違うなと気づくことが多いですが、多少の度数の違いでも、頭痛を起こす原因となることがありますので注意が必要です。
<ベースカーブ(BC)が合っていない>
ベースカーブをご存知ですか?
ベースカーブとは、コンタクトレンズの曲がり具合のことなんです。
箱などにはBCと表記されていますね。
眼球の角膜は、人それぞれ微妙に形に違いがあるので、自身に合ったベースカーブを選ばないと、コンタクトレンズがしっかりフィットしません。
しっかりフィットしていない状態では、
・目の充血
・涙量の低下によるドライアイ
・異物感やコンタクトレンズのズレ
といった、眼精疲労や眼の病気の原因となってしまう可能性もあります。
気になる方は、一度眼科で診てもらってみましょう。
<コンタクトレンズの使用方法に問題がある>
・コンタクトレンズを長時間つけている
コンタクトレンズをつけたまま寝てしまう、何日もつけっぱなしにするなど、決められた時間以上に装用していると角膜に十分な酸素が供給されず、ダメージを与え、ドライアイになり、眼精疲労を起こし、頭痛の原因となります。
・使用期限が過ぎても何度も装用している
また、ワンデイタイプのものを何日も繰り返し使用するなど使用期限を守っていない場合も酸素の透過率の低下や汚れが原因で角膜のトラブルを起こし、眼精疲労、頭痛へと繋がります。
・洗浄が不十分でレンズが汚れている
レンズが汚れていると、角膜を傷つけたり、感染を起こしたり、眼病の原因となります。
眼病の症状として、頭痛が起こることがあります。
対処法は?
コンタクトレンズが原因の頭痛の対処法としては、すべて基本的な事となります。
ここで、原因別にも対処法をいくつかご紹介します。
<コンタクトレンズの度数とBCを見直す>
特に、
・コンタクトレンズを使い始めて頭痛がするようになった
・ずっと使用しているけれど、コンタクトレンズをかえてから頭痛がするようになった
などの場合、コンタクトレンズの度数かBCがあっていない可能性があります。
眼科を受診して、あなたの生活にあった度数のコンタクトレンズを処方してもらいましょう。
診察の際、仕事でパソコンで作業することの多い方は、医師にその旨、伝えるとよいですね。
<使用方法を厳守する>
医師から指示されたコンタクトレンズの使用時間を守ることが大切です。
また、使用期限以上に使用し続けることは避けましょう。
そもそも、ワンデイタイプのコンタクトレンズは、繰り返し使用する仕様になっていないため、レンズがとても薄く、洗浄すると破れてしまうこともあります。
その他、洗浄方法が正しいか、再度確認して見るのもよいですね。
<デスクワーク用メガネを使用する>
仕事上、長時間パソコン作業を行う方は、コンタクトレンズをつけた状態で、近くを見る用にピントを合わせたデスクワーク用メガネを使用することで、毛様体筋の負担を軽減する方法もあります。
まとめ
コンタクトレンズをつけることで起こる頭痛は、
・コンタクトレンズの度数が強すぎることや
・ベースカーブ(BC)が合っていない
・コンタクトレンズの使用方法に問題がある
ことが原因となっていることが考えられます。
これらの原因によって、眼精疲労や眼病を起こし、頭痛を引き起こします。
この場合、コンタクトレンズの度数を適正なものに変えたり、使用時間や期間をしっかり守って使用すれば、頭痛が起きなくなることが多く見られます。
その他、コンタクトレンズのベースカーブやサイズが合っていない場合も目に負担をかけて、目を傷つけることもありますので、合わせてチェックしてもらうとよいですね。
コンタクトレンズをつけて、頭痛など症状が起きる場合は、我慢せず眼科を受診しましょう。
また、パソコン作業を長時間行う場合などは、1時間に10分程度目を休ませる休憩時間を作ると、眼精疲労の予防になりますので、意識してみて下さいね。
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