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ヘルパンギーナの登園許可は!保育園はいつから?

      2016/04/09

保育園や幼稚園に通っている子供さんをお持ちの方なら知っている方も多いと思いますが、ヘルパンギーナとは乳幼児や幼児が夏に感染しやすい夏風邪の一つです。

ウイルス感染症によって感染する病気で、発症する9割が乳幼児や幼児になります。

また、感染力が強いことでもよく知られています。

 

もし自分の子供が、ヘルパンギーナに感染したら、通っている保育園や幼稚園はいつから登園していいのか気になりますよね。

今回はヘルパンギーナに感染したら保育園や幼稚園はいつから登園してもいいのかについてご紹介させて頂きます。

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ヘルパンギーナの感染について

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ヘルパンギーナは高熱や口内に水泡咽頭炎などができ、痛みで食べ物も水も通らないといった症状を引き起こす、夏を中心に子供の間で流行する病気です。

年齢層を見ても5歳以下が9割を占めていると言われています。

 

その理由が子供は免疫力が低いことと、保育園や幼稚園で集団感染しやすいことが考えられます。

原因となっているウイルスのエンテロウイルスは感染力が強く、保育園や幼稚園に一人が感染するとあっという間に広がってしまいますので厄介な病気です。

 

ヘルパンギーナは出席停止の伝染病ではない

ヘルパンギーナは、感染したら出席停止になる伝染病扱いにはなっていません

これは同じ夏風邪の一つの手足口病と一緒です。

手足口病に関してはこちらの記事をご参考下さい。

子供の手足口病とは!症状や治療法、予防法などをご紹介!

 

ヘルパンギーナの場合、熱が下がり、口内やのどの痛みが取れて食事も普通に食べれるようになったら、登園しても良いと判断するお医者さんが多いようです。

 

ただ、感染力がかなり強く、集団生活をしている場所などでは、大流行しやすいことから園独自の登園基準を設けている保育園や幼稚園もあるそうです。

発症から2週間ぐらいは、咳やくしゃみなどによる飛沫感染やさわったり、触れたり、おもちゃの貸し借りによる接触感染によって感染します。

 

子供はマスクなどをあまりしないことや、おもちゃなどを口の中に入れたりするので、唾液の中にあるウイルスによって感染する事が多いんです。

このように、日常的に子供が行うようなことから感染するので、小さな子供達を預かる施設としては、他の子の感染を防ぐために、一定の登園禁止期間を設けているのも仕方がないのかもしれません。

ヘルパンギーナの感染経路などについてはこちらの記事をご参考下さい。

ヘルパンギーナの大人の症状とは!感染経路や潜伏期間は?

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登園はいつからOKなの?

ヘルパンギーナに感染したら、子供の症状と他の子に感染することを考えると2週間は休ませたい所ですが、お母さんも働いている家庭だとそんなに長期で休むことは出来ないのが現実です。

感染すると何日までが出席停止という基準がないので登園させる判断は難しいところがあります。

ではみなさんはいつから登園させたのでしょうか?

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体験談

・38℃の高熱で医師にヘルパンギーナと診断され、5日目には熱も下がり、保育園に行くことができました。

 

・2日で熱が下がったので、3日目には保育園に行きました。ですがのどが痛く食事ができないとのことで保育園から電話がかかってきました。

 

・熱は発症してから2日で治まったのですが、口の痛みがなかなか治まらなく、約一週間はお休みさせました。仕事も休まないといけないのがキツイけど仕方ないですよね。

 

・ヘルパンギーナを発症してから約一週間で完治して、保育園に行きました。しかし、ママ友から登園させるのは早すぎるとの苦情が・・(泣)

 

・通ってる保育園は病院からokの返事をもらってから、3日休んで登園するという登園禁止期間を設けている保育園なんですが、キチンと守って登園してみると先生達からは困った表情を・・。感染症を過敏に反応する親御さんもいる手前、先生たちも登園禁止期間を設けても預かりにくいということがあるようです。

 

みんなの体験談を見てみると、結局のところ、登園の許可は最終的には自己判断ということになってしまいますね。

感染症ということもあって、敏感になっている親も多いのは確かです。

自分の子供だと感染させたくないですからね。

中には感染しているのにもかかわらず、感染していないと言い張って、連れてくる親御さんもいるとか・・。

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登園の目安

①発熱が治まっている

⇒発熱をしている時は、一番感染力が強いので発熱が治まってからでも2日ぐらいはお休みさせましょう。

 

②通常の食事や水が取れるようになってる

⇒食事や水がまともに取れない状況だと、免疫力が低くなるため、感染力も強くなります。ウイルスと戦えるような状態にしてから集団生活の中に送り込みましょう。

 

③不機嫌にならない

⇒言葉で表現できない乳幼児などは、体の痛みや苦しさを表現するのに不機嫌になることが多いんです。理由もなく不機嫌になっている時は、まだ完治していないと判断し、しばらく様子を見ることが大切です。

 

④倦怠感などはなく通常通り元気

⇒倦怠感などがある場合は、抵抗力が弱く免疫力が低いので、感染力も強くなります。通常通り元気になってから登園させましょう。

 

⑤咳や鼻水が出ていない

⇒咳や鼻水の中に、原因となるウイルスが入っています。咳やくしゃみなどで飛末感染を引き起こしたり、鼻水が垂れておもちゃなどにつき接触感染などを引き起こしますので、治ってから登園させましょう。

 

登園禁止期間を設けている施設も多いので、通っている施設に一度聞いてみてはいかがでしょうか?

通常であれば、子供の熱が下がって、食事が普通にとれるようになったら登園するようです。

ですが、ウイルス感染症になり感染力が強いことや、敏感に感じる親御さんもいらっしゃいますので、子供の症状と周りの子供への感染リスクを考えながら登園させるようにすることが大切ですね。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回わかったことをまとめてみました。

・ヘルパンギーナは感染したら出席停止になる伝染病扱いではない。

・感染すると何日までが出席停止という基準がないので登園させる判断は難しい

・登園するかは最終的には自己判断(園との相談はしましょう)

・登園は発熱、通常の食事、不機嫌、通常通り元気、咳や鼻水が出ていないの5つを目安に。

ということがわかりましたね。

 

子供は大人と比べると免疫力が弱いので、集団生活の中で色々な病気に感染してしまいます。

もし子供が感染したら、親としては病気について知っておき、最低限のマナーは守るようにし、他の子供に感染させないようにしていくことが大切ですね。

 

ヘルパンギーナに感染したら、かかりつけの小児科内科、耳鼻科を受診するようにしましょう。

 

ヘルパンギーナに関してはこちらの記事もご参考下さい。

ヘルパンギーナ!子供の症状や7つの予防法をご紹介!

プール熱(咽頭結膜熱)!症状と治療などを詳しくご紹介!

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