喉がかゆいのはアレルギーが原因?対処法もご紹介!
2016/02/13
のどがかゆい時、どうすれば治るのかを知りたいですよね?
物や手を使って掻けるような場所ではないため、不快感は相当なものです。
しかし、原因が分からなければどう対処すれば良いかも分かりません。
のどが痛い、なら風邪かな?乾燥かな?喋りすぎたかな?
などと考え、大概は理由が分かるものですが、かゆい!?
となると直ぐには思い当たらない場合も多いのではないでしょうか。
今回は、のどのかゆみについて考えられる原因をご紹介させていただきます。
目次
「のどのかゆみの原因はアレルギー反応であることが多い」
喉を虫に刺されたなど、身に覚えのある原因がない限り、
のどのかゆみはアレルギー反応であると考えられます。
アレルギーと聞くと、喘息やアトピー体質などを思い浮かべ、
人によっては自分には無縁な事と考えるかも知れませんが、花粉症もアレルギー反応の一種です。
アレルギーとは、大まかには、体に異物が侵入することを防ぐ為の本来ある免疫機能が過剰に働くことを言います。
例えば、果物の桃は本来人が食べるのに病原性のないものですが、
アレルギーは、その人の体の免疫機能が、
桃の成分を人体に対する異物とみなし、抗体をつくってしまいます。
そうなると、その人は桃を食べた時に体が桃を異物、
危険なものとして排除すべく抗体が働く事でかゆみが起きます。
風邪の菌などは排除すべきものなので反応して当然なのですが、
そうでないものや、ストレスなど何らかの原因によって
体内で発生した抗原に対して、体が反応してしまうのがアレルギーという事です。
アレルギーはその語源からして、奇妙なという意味で、未だ解明されていない事の多い分野です。
アレルギーによって起きる体の反応は、少しだけ咳き込むというような軽いものから、呼吸困難に陥るような危険なものまで、程度は様々です。
のどがかゆいというのも、その一種と考えられます。
「五種類のアレルギー」
のどがかゆい時、アレルギーと言ってもその種類は一つではありません。
・花粉症
・口腔アレルギー
・食物アレルギー
・動物アレルギー
・ハウスダスト
これらが原因として挙げられます。
1.花粉症
春先だけのもののような印象がありますが、一年を通して様々な種類の植物の花粉が飛んでいます。
花粉症として抗原となりうる植物は杉だけではありません。
春には花粉症にならず、秋にだけ目が痒くなったりする場合もあります。
特定の時期にのどがかゆくなる場合などは、その時期の花粉について一度疑ってみるのが良さそうです。
2.口腔アレルギー
こちらは、花粉症の人に多くみられます。
花粉の抗原に似たナッツや果物類を食べた時にのどがかゆくなります。
胃で消化してからのどがかゆくなる食物アレルギーと混同しがちですが、口腔アレルギーの場合は喉を食べ物が通る時点で反応します。
食物アレルギーは本人が把握している場合が多いので、
のどのかゆみの原因として思い浮かべやすいのですが、
口腔アレルギーについては無自覚であることが少なくありません。
花粉症同様、ある時期を境に始まる事も考えられます。
3.食物アレルギー
食事をして胃に食べ物が下りてからのどがかゆくなります。
口腔アレルギーとは異なり、喉の違和感だけではなく呼吸が苦しくなったり全身に発疹が出たりする場合もあります。
食物アレルギーは乳幼児に多くみられ、
年齢を重ねることによって解消されることがほとんどですが、
40代になって初めて牡蠣アレルギーが起きるというような事もあります。
食物アレルギーは重症化する可能性を配慮して、
今まで起きていなくても今後も必ず起きないと思い込まず、
慎重に対処することが大切です。
4.動物アレルギー
こちらは食べる訳ではなく、動物の毛などを吸い込んで起きるアレルギーです。
道ばたで犬に近付いた時に犬アレルギーが起きたり、猫を触ったときに起きたりします。
動物の毛に触れなくても空気中の動物のフケを吸い込んで反応するなど、
気にしていないと原因として思い出せない場合があるので注意が必要です。
5.ハウスダスト
家のホコリやダニなどが原因とされているアレルギーです。
特別汚い部屋という訳ではなくても起きる時は起きますが、
フローリングの上のベッドよりも絨毯に布団を敷いて寝る方が起きやすいことから、目視出来なくてもホコリを溜めやすい環境の部屋があるのは事実です。
こちらも今までは大丈夫であっても、
状況の変化など何らかの要因も重なって発症する場合があります。
「対処法と予防法」
具体的な対処、予防法としては
・どのような状況でのどがかゆくなったかを把握し、何が原因なのかを突き止める
・どの程度のかゆさだったか、どの位の時間で治まったかを覚えておく
・抗アレルギー薬を持ち歩く
が大切です。大人のアレルギーの場合、抗原に近づかない事が一番の対処法となります。
何度もアレルギーを起こす事によって、回を重ねるごとに症状が重くなる事があり得るからです。
こどもの食物アレルギーに関しては、
現在は少しずつ慣らすようにアレルギーが起きても
対象の抗原を除去するのではなく、取り込む方法が一般的
となっていますが、大人の場合はもっと複雑です。
自分自身で原因を突き止める事が出来たら一度病院にかかり、
チェックを受け確認し、いざというときの薬を常備しておくと安心です。
[まとめ]
今回は、原因となる身近に潜むアレルギーをいくつかご紹介しました。
自身の原因を特定し、早めに対策することが大切ですね。
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