喉風邪で痰が絡んで取れない!効果的な6つの対処法について
2016/02/13
喉の調子が悪く痰が絡む、って経験は皆さんあるかとは思います。
特に風邪を引くと痰がたくさん出たりしますよね。
早く吐き出したいのになかなか絡んで出せないってよくあると思います。
今回は、そんな喉に痰が絡んだ際の対処法をご紹介させていただきます。
目次
[喉に痰が絡む理由]
痰は、気管や気管支から分泌される粘膜です。
人間の気管や気管支は常に痰から分泌される粘膜で守られています。
通常は無色透明で無意識の間に飲み込み、胃に流れていきます。
しかし、細菌やウイルス、ホコリやチリなどが体内に入った時は、
その異物を体外に放出させるために多くの痰が異物を絡ませて体外に放出させようとします。
そのため痰がでる時は身体にとって良くない物質が体内に入り込み、
それを身体自身が拒んでいる状態です。
本来無色透明のはずの痰に色がつくのは、
細菌やウイルスと闘い死滅した白血球が痰に絡んでいるからです。
関連記事としましてはこちらの記事もご参考下さい。
喉に痰が絡む時の対処法
1・湿度の調節と空気の入れ替え
風邪のウイルスは空気が乾燥していると働きが活発になります。
逆を言うと湿度が高い場所では活動が弱くなり、感染力も弱くなります。
そのため乾燥しやすい冬は、加湿器を使ったり、
やかんで常にお湯が沸いている状態にしたりと、湿度を60%~70%位に保つと良いです。
また、時々部屋の扉を開けて換気し、
風邪のウイルスや細菌を外に追い出すようにして下さい。
2・水分補給
本来、痰は潤っているので身体の外に安易に放出することができます。
しかし、細菌やウイルスが絡み、さらに乾燥していると、
喉にひっかかりやすく上手く痰が切れなくなります。
そのため、こまめに水分補給をすると良いです。
また、水分補給は温かい飲み物の方が効果的です。
暖かい飲み物を飲むと血行が促進し、気管が広がるので改善しやすいです。
逆に冷たい飲み物は、気管が収縮してしまうのであまりお勧めしません。
3・マスクをする
マスクをすると、のどの保湿効果が上がります。
寝ている時に口が開いていると、ほこりやちりを吸い込んでしまったり、
喉の乾燥につながるのでマスクをして寝ると良いです。
また、乾燥している屋外に出る時も、細菌やウイルスの侵入や
保湿するためにマスクをつけて外出すると良いです。
4・就寝時の姿勢
意外かと思われますが、寝ている時の姿勢が悪いと痰が絡みやすくなります。
咳がひどい時や痰が絡みやすい時は、仰向けに寝るのではなく
横向きに寝ると、咳にあまり苦しめられずに眠ることができます。
また、就寝時に上半身が下半身より少し高い状態にすると、呼吸がしやすくなり咳や痰で寝苦しいのが軽減されます。
5・痰を静める食事
痰が出るのを抑える食材は、大根、なし、きんかん、かりん、ゆりの根、黒豆、にんじんなどです。
大根は水分量が多く痰に効果がある消化酵素の一種「ジアスターゼ」が含まれています。
ジアスターゼは熱に弱いので、おでんなどの加熱した大根に酵素の働きを期待することは出来ません。
食べ方としては、大根のおろし汁に、同じく殺菌作用のある
蜂蜜を入れて飲んだり、角切りにした大根を蜂蜜につけて
大根のエキスを染み出させたのものを飲むなど、
飲みやすさも期待出来る事から、蜂蜜と合わせて摂る方法が有名です。
梨も水分を多く含む食材です。喉に潤いを与え痰が切れやすくなります。
梨はそのまま食べても良いですし、
梨を絞りそこにショウガやはちみつを加えて飲むのも良いです。
きんかんやかりんは、昔から咳止めや痰を抑えるための薬として使われてきました。
砂糖で煮詰めて食べたり、
煮詰めたきんかんやかりんに熱湯を注いで飲むのも良いです。
黒豆に含まれるサポニンはのどの粘膜を守る働きがあります。
また、痰が出たり咳がひどい時は、味の濃い食べ物や
辛いものなど刺激が強い食べ物を控えるようにしてください。
また、アルコールやタバコなども控えた方が良いです。
タバコには多くの有害物質が含まれており、
この有害物質にはのどを刺激する成分が含まれており、痰の量を増加させる原因になります。
6・薬の服用
痰がたくさん出たり、なかなか痰が切れなくて辛い時は、
医療機関に相談することをお勧めします。
痰を切る薬を処方してくれます。また、
市販薬でも痰を切る薬が販売されています。
3週間以上痰が頻繁に出る状況が続く場合は、
他に気になる症状がなくても、耳鼻咽喉科などの医療機関を受診することをお勧めします。
[まとめ]
いかがでしたか?
今回は日常的に出来る対処法についてご紹介させていただきました。
喉に痰が絡むと辛いですよね。
季節の変わり目などは風邪を引きやすく喉に痰が絡む事が多くなるのではないでしょうか。
ご自身の生活に合わせた方法を活用していただければと思います。