ホスピタルランド~病気の症状から考える早期発見ブログ~

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6月病の症状は?気を付けるべき3つの対策!

   

最近増えている6月病、ご存知ですか?

6月病は、新5月病とも呼ばれ、5月ではなく6月に起きるスランプを指します。

今回は、6月病についてご紹介させていただきます。

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6月病の症状とは

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6月病は特に社会人に多くみられます。

なぜ6月かというと、4月からの環境の変化によるストレスや疲労が、慣れてきた6月頃にどっと出てくる事。

梅雨のどんよりした天気も関係していると言われます。

 

まず、6月病の症状には身体的な事と精神的なことがあります。

体の不調としては、

・体がだるく、疲れが取れない

・頭が重く痛い

・食欲の低下、食事を美味しく感じない

・心臓がドキドキし、目眩がする、吐き気がする

といった症状が現れます。

5月病、6月病と聞くと精神的な事を思い浮かべがちですが、体の症状だけでもこれだけ表れます。

 

そして、精神的な症状としては、

・やる気が出ず、先伸ばしにする

・楽しい事がないと感じる

・イライラして落ち着かない

・怒りっぽくなる

・先の事を考えて煮詰まる、不安になる

心の症状は、これらの状態になったら体の状態にも影響しそうな内容ですね。

 

6月病の症状とは、5月病のものと同様で医学的には適応障害と診断される事が多いとの事です。

一過性のものであっても、体調を崩すというのは体からのSOS。

何らかの対策が必要であることは確実でしょう。

それでは、6月病の対策についてすすめていきましょう。

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6月病改善には、生活リズムを整えよう

疲れをとるために、休みの日は丸一日睡眠に充ててしまおう!と考えてしまいがちですよね。

6月病になっていると自然とそうなってしまいやすいのですが、体の健康の為には、整った生活リズムがとても重要だという事があります。

 

セロトニンって聞いたことはありますか?

脳内で生成される快楽物質の一つで、食欲ややる気、穏やかな幸福感と関係があります。

このセロトニン、起きている時に規則的な運動や太陽光を浴びることによって分泌される事が判っています。

 

そして、セロトニンと相対するメラトニンという快適な睡眠に重要な物質があります。

このメラトニンは夜寝ている時に分泌されるのですが、実はこのメラトニン、セロトニンが不足すると分泌量が低下してしまうのです。

 

したがって、寝すぎることは、起きているときの活動に重要なセロトニンの分泌が減ってしまうだけでなく、睡眠時に重要なメラトニンの分泌にも悪影響し、良質な睡眠が取りづらくなってしまいます。

お休みの日であっても、朝はまず普段通りに起きて、体を休めたいのなら三回の食事に影響のない時間に昼寝をするのが良いでしょう。

 

暴食に注意

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体の疲れをとるために沢山寝すぎるという方法が逆効果なのは、先程ご説明しましたが、食べ過ぎや食べる物にも注意が必要です。

 

まず食品についてですが、疲れているとつい甘いものに手がのびますよね。

チョコレートなどのお菓子は疲れに即効性があり、ついつい沢山食べてしまうのですが実は少し危険です。

チョコレートには大量の白砂糖が使われていて、食べた直後は血糖値が急上昇し、頭が働いたり疲れが取れたように感じるのですが、急上昇した血糖値が下がるのもまた急降下です。

 

血糖値がガクッと下がってしまったときは疲れ方が激しく、かえって体調を悪化させる事に繋がり兼ねないので、特効薬として依存しないように気を付けましょう。

 

お米や芋類などの、食べてから時間をかけて糖に変化する食べ物を基本とし、お砂糖そのものに近い食べ物はたまに食べるのにとどめておくのが無難です。

 

また、いくらでも沢山食べればそれだけ元気になるという訳ではありません。

食事というのはその後に消化にエネルギーが必要なので体力も必要とします。

またストレスで暴飲暴食すると胃腸が痛くなり、さらにストレスが溜まるという悪循環にもなってしまいがちです

自然な食欲があるのは良いことですが、いつもの食事のリズムを守り、量は無理して食べないように気を付けましょう。

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無理な外出は逆効果

6月病の精神的な対策として、リフレッシュするため外出を考える事は大切です。

 

しかし、6月は梅雨に入り、雨が続くことが多い季節です。

兎に角外出しようと無理して悪天候の日に出掛けてしまい、楽しめなくてかえって気分が滅入ってしまう事があります。

確実に楽しめるイベントを実行出来るのであれば、6月病改善に期待出来るのですが、楽しめるはずがやっぱり無理だった…といった事になってしまうと悪循環です。

 

その為、悪天候時の無理な外出や気の進まないイベントへの参加はおすすめ出来ません。

本を読んだり映画を観たりといった、屋内でも楽しめる趣味を持っておく事も6月病には大切ですね。

 

5月病や6月病などに陥ると、つい、一気に解消解決しようと焦ってしまうものですが、“一気に”と考えてしまう事も6月病の一部であると思いましょう。

一日一日の事、目の前の事だけを無理なく着実にこなす事が大切です。

 

まとめ

6月病は、新年度の始まりから積もり積もった無理の表れかも知れません。

意識してだったり、無意識のうちであれプラスアルファの事をたくさんして来て少し休息が必要になったのだと考えられます。

 

6月病は少しだけ立ち止まって、自然な状態を取り戻す機会です。

“すべき”とか“こうでなければならない”という考えを一度リセットし、下半期からまた新たなスタートを切りましょう。

 

6月病の症状が長く続く場合は、心療内科を受診してみましょう。

 

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