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子供の咳!夜中にひどくなる6つの原因について!

      2016/02/07

子供は大人に比べると咳が出やすい身体です。

特に夜中にひどくなることが多く、うまく睡眠が確保できず親としては心配だと思います。

今回は、子供の咳が夜中にひどくなる原因についてご紹介させていただきます。

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1自律神経の働きによる

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自律神経には交感神経副交感神経の2つがあります。

日中は交感神経が優位に働き、夜間は副交感神経が優位に働きます。

交感神経は、心臓を動かす、胃腸を動かす、

血液を循環させるなど日々の生活で重要な働きをスムーズに行うように働いています。

夜間はこの逆で身体を休めるために副交感神経が働きます。

副交感神経が働くと心拍はゆっくり動くようになり、

老廃物や疲労物質など不要なものは排除し新陳代謝を活発にし、

身体の疲労を取り去り回復させようと働きます。

そのため、副交感神経が夜間働くのは身体を休めるために重要です。

しかし、副交感神経が働くと気管支が狭くなります。

また、鼻水や痰の粘り気が昼間に比べると強くなるので痰も絡みやすくなります。

昼間に比べると鼻水や痰の粘り気が強くなり

気管支が狭くなるので、昼間に比べると夜間の方が咳は出やすくなります。

 

2姿勢

寝ている姿勢が悪いと咳がひどくなる原因になります。

粘膜から分泌される鼻水や痰は無意識の間に唾液と一緒に飲み込まれます。

しかし、仰向けで寝ていると体内にうまく鼻水や痰が落ちて行かず喉に貯まりやすくなります。

夜間で狭くなっている気管に粘り気が強い鼻水や痰が溜まるので、それを排出するために咳がひどくなります。

さらに、口を開けて寝る癖がある子供や、

鼻づまりが原因で口が開いてしまう場合、口の中や喉が乾燥し咳が出やすくなります。

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3布団のハウスダスト

布団の中にホコリやダニの死骸やフンなどの

アレルギー物質が含まれていると、咳が夜中にひどくなることがあります。

ダニは湿度が高く温かい場所を好むので、布団の中が一番多く生息します。

さらに、寝ている間にかく汗や、フケや垢が落ちると

それがダニのえさになり大量にダニが発生する場合があります。

布団以外にも、シーツや枕、枕カバー、布団カバーにもダニやほこりが付着している可能性があります。

 

4温度変化

気管支は温度が低下すると収縮しやすく咳が出やすくなります。

5℃位気温が下がると咳発作の原因になると言われています。

日中に比べると夜間の平均温度は5℃から6℃程度温度が下がることが多く、これが咳のひどくなる要因です。

季節の変わり目や朝方など急に気温が低下すると咳発作の引き金になります。

 

5ホコリと乾燥

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寝室が乾燥しているとホコリが舞いやすく咳の原因になります。

また、エアコンの暖房を利用しているとエアコンの風でホコリを巻き上げてしまいます。

さらに、寝室が畳やじゅうたんの場合は

フローリングに比べるとほこりがたまりやすく舞い上がりやすいです。

このような部屋で子供が寝る前に走り回ったり、

遊んだりするとホコリが舞い上がってしまい、夜中になると咳がひどくなる原因になります。

 

6気道過敏性

夜間は気管支や気道が過敏になりやすくなります。

アレルギーも夜間の方がひどくなる傾向があり、

咳や鼻水、鼻づまりなども夜間の方が悪化することが多くなります。

 

[まとめ]

子供は大人に比べると咳が出やすい身体です。

その理由は、

・大人に比べて抵抗力が弱い

・大人に比べて咳や痰が上手く出せない

・少しの刺激で気道の炎症が悪化しやすい

などが挙げられます。

他にも、アレルギーが引き金となり咳が出る場合があります。

寝室や布団に気を付けることで出来る解消法もありますので、心配している方は見直してみましょう。

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