鼻血と頭痛が同時に起こる8つ原因について!病気もチェック!
2016/02/06
鼻血と頭痛。
それぞれ単体で症状が出ることはそう珍しくないと思います。
しかし、その二つが同時に起こった場合は、重大な病気のサインかもしれません。
今回は、鼻血と頭痛が同時に起こる原因についてご紹介させていただきます。
1・[アレルギー性鼻炎]
いわゆる花粉症などで、アレルギー反応によって鼻の粘膜が炎症を起こしている状態です。
くしゃみや鼻水が止まらないといった症状以外にも、
アレルギー性鼻炎で頭痛が起こるときもあります。
また、鼻の粘膜も弱っているので鼻血も出やすくなっています。
主なアレルギーの原因となるものは
・花粉
・ほこり
・ダニ
・菌やウイルス
・ハウスダスト
が挙げられます。
鼻呼吸をした際、空気中にある様々な、アレルギーの原因となる物を吸い込んでしまいます。
現在は日本人の25%がアレルギー性鼻炎であると言われており、鼻血と頭痛が同時に起きる最も多い例だと言えるでしょう。
2・[副鼻腔炎]
鼻の奥にある、副鼻腔と呼ばれる空洞に、
細菌やウイルスが侵入し、炎症を起こしてしまっている状態が副鼻腔炎です。
慢性化したものは、”蓄膿症(ちくのうしょう)”とも呼ばれます。
風邪をひいた後に、症状が悪化し副鼻腔炎になる事が多いです。
黄色い鼻水の後に、異臭のする緑色の鼻水が出てきた場合は、副鼻腔炎が疑われます。
副鼻腔炎の特徴としては
・風邪が治った後でも鼻が詰まっている
・嫌なにおいのする黄色か緑の鼻水が出る
・声がいつも鼻声
が挙げられます。
副鼻腔炎も鼻の粘膜が弱り鼻血が出やすく、炎症の箇所によって頭痛を伴うことがあります。
3・[熱中症]
熱中症は、気温が高いときに体が適応しきれず、水分や塩分の不足が原因でおこります。
頭痛以外の症状としては
・めまい
・筋肉の痙攣
・吐き気
・疲労感や倦怠感
があります。
また、体温が上がり、血圧も上がるために鼻の内部粘膜から出血することもあります。
夏場にこの症状が出たらまず熱中症を疑い、日陰で休んで水分をしっかり取りましょう。
4・[偏頭痛]
偏頭痛は女性に多く、こめかみあたりがズキンズキンと脈を打つように痛むのが特徴です。
これは、血管が急激に収縮拡張することで、周囲の神経も刺激し頭痛を感じます。
それと同時に、鼻の毛細血管も収縮されるので負担がかかり鼻血が出ることがあります。
偏頭痛の原因となるのは、ストレスや女性ホルモンに関連があると言われています。
5・[高血圧]
高血圧は、血管への圧力が通常より高く、血管が傷つきやすい状態です。
したがって、鼻の毛細血管に負担がかかり鼻血が出ることがあります。
高血圧が原因の鼻血は特徴があり
・大量に出血する
・鼻の奥の方から出血する
・鼻血と同時に頭痛やめまいを感じる
となっています。
上記の症状があれば、心筋梗塞や脳卒中を起こす危険性もありますので、早めに病院へ行き診察を受けましょう。
6・[自律神経失調症]
自律神経は二つあり、活動的な交感神経と、リラックスする副交感神経があります。
なんらかの原因で、二つのバランスが崩れてしまうのが自律神経失調症です。
自律神経失調症になってしまうと、血管が急激に収縮拡張することで、鼻血と頭痛が同時に起こることがあります。
その他にも自律神経失調症の症状は多く
・めまいや耳鳴り
・手足のしびれ
・疲労感や倦怠感
・気分が落ち込み不安になる
・何事も無気力になる
などなど、身体的なものから精神的なものまで多岐にわたります。
原因は、生活習慣の乱れや精神的なストレスが多いと言われています。
思い当たる方は、自分で判断せずに病院へ行き診察を受け、自身に合った治療法を探しましょう。
7・[上咽頭がん]
上咽頭とは、鼻腔のつきあたりで、口内の扁桃の上後方の部位です。
その上咽頭に悪性腫瘍が出来るのが上咽頭がんです。
鼻血や頭痛の症状が現れますが、それ以外にも
・難聴や耳鳴り耳だれ
・視覚障害
・痛みがない首の腫れ、しこり
が起こることがあります。
とても怖い病気ですので、疑わしいと思ったらすぐに病院へ行き診察を受けましょう。
8・[白血病]
白血病は血液のがんといわれる病気です。
白血病にかかると正常な白血球をつくることが出来ず、止血作用が弱くなり出血傾向になります。
具体的な出血例として
・鼻血が頻繁に出る
・歯茎から出血がある
・内出血がおきやすくアザがすぐできる
などがあります。
他の症状には、頭痛、吐き気、発熱、貧血、リンパの腫れ、が挙げられます。
そう多い例ではありませんが、気になる症状が出れば病院へ行き診察を受けましょう。
[まとめ]
アレルギーからガンまでさまざまな可能性がありましたね。
中には怖い病気のありますので、大切なのは自分で判断して放置しないことです。
症状が続くようであれば、早めに医師の診察を受けに行きましょう。
関連記事としましてはこちらもご参考下さい。