こめかみが痛い!頭痛の原因と対処法についてご紹介!
なんだか、こめかみの辺りが痛い...
集中力も下がり、作業の効率も悪くなり、とっても嫌なものですね。
こめかみが痛くなるのには、どのような原因が考えられるのでしょう?
今回は、こめかみが痛くなる原因とその対処法についてご紹介します。
目次
<偏頭痛でこめかみが痛い>
左右どちらかのこめかみが、ズキンズキンと脈打つように痛い場合は、偏頭痛による痛みである可能性があります。
偏頭痛は、片側のこめかみの辺りが脈打つように傷むのが特徴ですが、両側のこめかみが傷む場合もあります。
また、偏頭痛の場合は、吐き気や嘔吐を伴うこともあり、さらに頭痛に伴って、光や音、においにも敏感になり、動くことで痛みが増大します。
・原因
偏頭痛が起きる原因としては、ストレスや睡眠不足、また、寝過ぎでも起きる場合があります。
また、空腹であったり、アルコール、チョコレート、チーズなどの摂取により引き起こされる場合もあります。
その他、天候や気圧、遺伝、月経周期の女性ホルモンの変化が関係しているといわれています。
偏頭痛の起きるメカニズムは、未だ明確にはなっていませんが、上記のようなことが誘因となって、頭部の血管が拡がります。
血管が拡がることで血管の周りが炎症を起こし、この炎症反応により、さらに血管を拡がり、神経を刺激して脳に伝わり、「痛み」として感じると考えられています。
・対処法
○冷やす
血管が拡がって痛みを起こす偏頭痛は、痛みのある部分を冷やすと、血管が収縮して痛みが緩和されます。
こめかみを冷たいぬれタオルや保冷剤、氷嚢などで冷やしましょう。
(保冷剤や氷嚢は、直接皮膚に当たらないようにタオルを巻いて患部に当てるようにしましょう。)
また、痛みのあるときは、入浴の際、湯船に浸かるのは、血管がさらに拡がって痛みが悪化しますので、控えましょう。
○休息をとる
偏頭痛の発作時は、光や音、においにも過敏になるため、照明を暗めにして、静かな環境でしばらく横になると良いです。
○カフェイン飲料を飲む
コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインには、血管を収縮する作用があるといわれていますので、偏頭痛の痛みの緩和が期待できます。
<眼精疲労でこめかみが痛い>
長時間、デスクワークやパソコンなどの作業で近くばかり見ていると、目が疲れて眼精疲労を引き起こしやすくなり、眼精疲労から来る頭痛でこめかみが痛くなることがあります。
その他、眼精疲労の症状には、眼が乾く、異物感がある、ピントが合わないなどの症状があります。
眼精疲労により引き起こされる頭痛には、偏頭痛や緊張型頭痛があります。
緊張型頭痛は、頭を締め付けられるような痛みを起こします。
緊張型頭痛は、筋肉の緊張が続いて血行が悪くなり、筋肉内に溜まった老廃物が神経を刺激し、痛みを引き起こします。
・原因
目にはレンズの役割をする水晶体の厚みを調節してピントを合わせる役目をしている毛様体筋(もうようたいきん)という筋肉があります。
近くを見るときは、この毛様体筋が収縮して緊張した状態となるため、長時間緊張した状態が続くと、毛様体筋が酷使され、疲れてしまいます。
疲れが溜まり続けると、目を休めたり、睡眠をとっても目の疲れが取れない眼精疲労を起こします。
・対処法
○目を温める
デスクワークやパソコン作業で眼が疲れたら、目の上に蒸しタオルを置いて温めると、筋肉の緊張がほぐれて、血行が良くなり、痛みも緩和されます。
○遠くを見る
毛様体筋は、近くを見るときは縮んで、遠くを見るときは、緩みます。
そのため、近くを見続けたら、遠くを見るようにすると、毛様体筋のストレッチになり、疲れが解消されやすくなります。
○目を休める
デスクワークやパソコン作業を1時間行ったら、10分くらい目を休ませるようにしましょう。
○コンタクトやめがねの度数が合っているかチェック
コンタクトやめがねの度数が合っていない場合も眼精疲労を起こしやすくなります。
目が疲れやすいと感じたら、度数が適正かチェックを行うと良いですね。
<頭蓋骨のずれ>
頭蓋骨は、ひとつの骨ではなくてジグソーパズルのようにいくつかの骨のパーツが組み合わさっています。
そのパーツパーツの位置がずれて、頭痛を引き起こすことがあります。
・原因
蝶形骨(ちょうけいこつ)と呼ばれる目の奥とこめかみの部分にある骨がずれてしまうと、こめかみが痛くなる原因となります。
・対処法
さすがに、自分で頭蓋骨のずれを治すことは難しいです。
ずれてしまった頭蓋骨は、専門の整体やカイロプラクティックで矯正してもらう必要があります。
<副鼻腔炎>
鼻の奥の副鼻腔に、細菌やウイルスが侵入し炎症を起こして、膿がたまってしまっている状態です。
慢性化したものは、蓄膿症(ちくのうしょう)とも呼ばれます。
頭痛や鼻づまり、鼻の奥から異臭がする、といった症状が現れます。
・原因
いわゆる風邪などで、副鼻腔に細菌やウイルスが侵入し、炎症を起こすことが副鼻腔炎の原因となります。
・対処法
軽い症状の際は、抗生物質の服用などで改善されます。
慢性化してしまう前に、早めに耳鼻科へ行きましょう。
まとめ
こめかみが痛くなるのは、
・偏頭痛
・眼精疲労からくる偏頭痛や緊張型頭痛
・頭蓋骨のずれ
・副鼻腔炎
などが考えられます。
対処法としては、主に痛みのあるときの対処法についてまとめましたが、日ごろからストレスを溜めない、規則正しい食生活を送るなど、頭痛を起こさないよう予防していくことも大切です。
また、なかなかこめかみの痛みが治らない方で、原因が他に思い当たらない方は、頭蓋骨のずれも疑ってみましょう。
こめかみが痛い時は、脳神経外科、神経内科を受診しましょう。
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