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首こりで頭痛がする原因と解消法!効果的なツボもご紹介!

   

首こりがひどくなると、頭痛まで起きてとっても辛い。。という経験のある方は多いのではないでしょうか?

なぜ、首こりで頭痛がするのでしょうか?

原因を知ることで、解消法も見えてきます。

今回は、首こりで頭痛がする原因とその解消法についてご紹介します。

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首こりの原因

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まずは、頭痛を引き起こす首こりの原因についてみてみましょう。

 

首こりとは、首の筋肉がこる状態です。

具体的には、首の回りの血管や筋肉が収縮した状態が続き、血液の流れが悪くなることによって、筋肉の酸素不足や、疲労物質がたまりやすくなることで筋肉のコリを生じている状態です。

 

首こりを起こす原因は、さまざまなものがあります。

 

・同じ姿勢での長時間の作業

長時間同じ姿勢でのデスクワークやパソコン作業で、筋肉を動かすことが無かったりすると首の筋肉がこりやすくなります。

また、携帯電話などの操作などで、猫背になっていたり、首を前に傾けた状態を長く続けることも首こりが生じやすくなります。

 

・精神的ストレス

ストレスは、日々多かれ少なかれ感じることがありますが、この精神的なストレスが解消されずにたまっていくと、首こりのみならず、体全体の不調を引き起こす場合があります。

ストレスにより、不安や緊張した状態では、自律神経は交感神経が優位な状態が続きます。

交感神経が優位な状態では、血管は収縮して、筋肉は緊張した状態となります。

この状態が継続すると、血行が悪くなり、筋肉のこりが生じます。

 

・内臓の病気

その他、内臓の病気で血液の循環に異常がある場合も、首のこりが見られる場合があります。

なかなか解消されない首こりや他に気になる症状がある場合は、病気による症状として現れている可能性があります。

早期に病院を受診して、適切な治療を受けましょう。

 

・筋力不足

首の筋肉は、絶えず頭部を支えていて、疲労しやすい部位でもあります。

この筋肉の筋力が不足したり、衰えたりすると首こりが生じやすくなります。

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首こりで頭痛がするのはなぜ?

首こりの原因には、さまざまなものがありましたね。

次に、首こりで頭痛がする原因についてみてみましょう。

 

首の筋肉の周りには脳へ酸素を供給する血管がありますが、その血管の血液の流れが悪くなると、脳への酸素供給量も減ってしまい、頭痛を起こす原因となります。

 

首こりが原因で起こる頭痛は、「緊張型頭痛」と呼ばれ、後頭部から頭頂部にかけて両側が締め付けられるような痛みを起こします。

数分でおさまる場合もあれば、数日間続く場合もあります。

 

首こりによる頭痛以外の症状

首のこりは頭痛以外にもさまざまな症状を引き起こします。

めまい、眼精疲労、耳鳴り、体がだるい、集中力の低下、体の冷え、むくみ、手の痺れ、胸やけ、食欲不振、胃痛、吐き気

 

首こりによる頭痛の解消法

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それではここで、具体的な首こりによる頭痛を解消する方法をいくつかご紹介いします。

自分に合った方法を探してみて下さい。

 

首を温める

首こりによる頭痛は、首の筋肉の血行が悪くなることで起こりますので、首の筋肉を蒸しタオルで温めると、筋肉の緊張がほぐれて、血行が改善し、頭痛も和らぎます。

入浴の際は、ぬるめの湯船にゆっくり浸かって、筋肉のこりをほぐすとよいです。

 

ストレッチをする

仕事の合間には、首周りの筋肉をほぐすストレッチを行って、血行をよくするとよいでしょう。

 

両腕の力を抜いて気をつけの姿勢から、両肩を天井に向かってまっすぐ引き上げて、ゆっくり下ろします。

この動作を15回~20回を目標に行うと首こり解消になるそうです。

その際、腕が開いてしまうと、逆に首がさらにこってしまう場合がありますので、両腕は体から離れないように注意しましょう。

また、首を左右にゆっくり3回ずつ回すだけで首周りのリンパを刺激し、ストレッチになります。

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ツボを押す

首のこりを改善し、頭痛にも効くツボをご紹介します。

・天柱(てんちゅう)

天柱は、首の後ろ側に2本の太い筋があります、そのそれぞれの筋の上端外側、髪の毛の生え際のくぼみにあります。

両手のひらで頭を包むようにして、親指を天柱に当てて、親指を押し込むような感じで、押し揉みます。

 

・風池(ふうち)

風池は、髪の毛の生え際で、天柱のツボより指1本分外側のくぼみにあります。

天柱と同じように、両手の平で頭を包むようにして、親指を風池に当てて、親指を押し込むように押します。

 

次に、どんなタイプの頭痛にも効くという万能ツボもご紹介します。

・百会(ひゃくえ)

頭頂部で両耳を結ぶラインと鼻のラインが交わるところにあります。

指の腹で心地よいくらいの強さでツボを押しましょう。

 

鎮痛薬を飲む

頭痛がひどい場合など、何はともあれ頭痛を解消したいときは、イブプロフェンやロキソプロフェンなどの非ステロイド性消炎鎮痛薬を飲むことで痛みが緩和されます。

 

ただし、頻回な薬の使用は、逆に薬の使いすぎで頭痛になる「薬物乱用頭痛」を起こす恐れがありますので、注意が必要です。

1ヶ月に複数回薬を飲むような場合は、医師の診察を受けて、適切な薬を処方してもらいましょう。

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ストレスを解消する

仕事の区切りには、ほっとできる環境で、休憩をとるようにしましょう。

また、休日は、自分の好きな音楽やアロマを焚くなどリラックスできる環境を作り、ストレスを解消しましょう。

リラックスした状態や入浴中、食事中、睡眠中は、自律神経は副交感神経が優位になります。

副交感神経が優位な状態は、身体は、消化管の機能が活発になり、必要な栄養を吸収したり、疲労を回復するなど、身体のメンテナンスを行う大切な時間なのです。

 

まとめ

首こりで頭痛がする原因は、首の筋肉がこることで、脳へ酸素や栄養を運ぶ血管の血液の流れが悪くなり、酸素供給量が減ることで、頭痛を引き起こす原因となります。

頭痛以外にも、めまいや吐き気などの症状が起きることもあります。

対処法は、首を温めたり、ストレッチ、ツボ押し、ストレスを解消して、首こりを解消することが重要です。

鎮痛薬の使用は、一時的な対症療法にすぎませんので、頻回な頭痛や長引く頭痛の場合は、早めに医師の診察を受けることをおすすめします。

 

首こりによる頭痛でお悩みの時は、まず整形外科を受診してみましょう。

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 - 頭痛がする