ホスピタルランド~病気の症状から考える早期発見ブログ~

病気の症状とは・・。症状から見て考えられる病気についてわかりやすく説明していきます。病気は私たちの身近な存在です。少しでも多くの人達がこのブログを見て早めの治療、早めの予防対策をして頂けたらと思います。                    

近視の原因や治療とは!6つの予防法についてもご紹介!

   

パソコンやゲーム、またはスマホの使用により、子供の視力は低下傾向になっています。

特に小さなお子さんのいるご家庭は、眼鏡をかけなければならない状況をなんとか避けたいと思いつつ、ままならないことにストレスをためているのではないでしょうか。

そんな、近視について、現在行われている治療法や予防法について詳しく説明したいと思います。

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目の構造はどうなっているの?

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http://www.civillink.net/fsozai/eye.html

一番前にあるのが「角膜」で、その後ろに「水晶体」という虫メガネのレンズみたいな凸レンズがあります。

この「水晶体」を支えているのが「毛様体」という組織で、この組織には「水晶体」の厚みを変化させる調節機能があります。

その後ろには「硝子体」という透明な組織があり、これが眼球の大部分を占めており、一番後ろに「網膜」という膜があります。

「網膜」において、明るいところで視力や色を認識するための細胞が最も集まっている部分を「黄斑部」と呼び、視力を保つうえでもっとも大切な部分とされています。

 

近視とは

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http://www.civillink.net/fsozai/eye.html

近視とは、屈折異常という状態の一つで、さまざまな理由により、本来は、目の中の網膜にある「黄斑部」というところにあうはずの焦点が、前の方によってしまうために、ものが見えにくくなっている状態を指します。

 

近視が起こる原因とは?

冒頭で、「黄斑部」にあうはずの焦点が、前の方によってしまうため、見えにくくなると説明しましたが、こうなる理由は二つあります。

一つは「目の長さが長すぎる場合(軸性近視)」、もう一つは「角膜や水晶体の屈折力が強すぎる場合(屈折性近視)」です。

 

「近視」になる理由としては、遺伝的な要因や環境的な要因などが考えられていますが、残念ながらはっきりとした証明はありません。

ただし、成長過程において、近視になる子供が多いのは、成長に伴い目の長さが長くなっていくことと、関係があると言われています。

 

もともと、生まれたばかりの子供の目は、目の長さが短いので、角膜や水晶体の屈折力がかなり強いのですが、成長に伴い、目の長さが長くなるにつれ、屈折力が弱まっていき、ちょうどよい状態になります。

この過程において、環境などの影響を受け、バランスを崩すことにより、近視が起こるのだとされています。

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仮性近視とは?

近くのものをじっと見ていたりすると、近くにピントをあわせるために「毛様体」が緊張して「水晶体」が分厚くなります。

長い時間この状態を続けていると「毛様体」の緊張が続くため、一時的に「近視」と同じように遠くが見えにくくなった状態が「仮性近視」です。

 

近視の治療方法とは?

≪眼科において行われる治療・対策≫

仮性近視に対する治療

毛様体の緊張をほぐす点眼薬を処方したり、ワックという視力回復訓練機を使用したりします。

医師によって見解の違いがあるため、一概には言えませんが、眼科全般においては「無理せずに眼鏡をかけたほうがよい」という考え方の傾向が強いように思います。

 

近視に対する治療

①眼鏡やコンタクトを使用する(治療というよりは対策になりますね)

 

②レーシック

目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射して、視力を矯正する手術です。

 

③オルソケラトロジー

夜、オルソレンズと呼ばれる特殊なコンタクトレンズを装用して眠ることにより、角膜の形を変えて、翌日の視力を回復させ、装用し続けることで近視進行を予防する効果が期待できます。

 

④フェイキックIOL

眼内レンズを挿入することで視力回復させる方法です。

ただし、白内障の場合と違い「水晶体」を残したまま、レンズを挿入します。

 

⑤白内障手術における眼内レンズの挿入

すでに白内障などの病気が進行している場合、白内障の手術を行う際に目の中に入れる「眼内レンズ」の種類を選択することにより、近視を改善できる場合があります。

この場合、白内障にかかっている「水晶体」の一部を取り除いてから、「眼内レンズ」を挿入します。

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視力回復トレーニング

眼科においては否定的な意見が多いようですが、効果があるという意見もあります。ただし、「軸性近視」の場合は効果がないとされています。

①遠近トレーニング

近くや遠くのものを交互に見ることによって、「毛様体筋」を鍛えたり、ストレッチしたりする効果があります。

 

②眼筋トレーニング

目の「外眼筋」という部分を鍛えることで、焦点があわなくなった目の筋肉をほぐし、目のピント調節機能を鍛える方法です。

 

③明暗トレーニング

明るくしたり、暗くしたりと交互に繰り返すことで「毛様体筋」を鍛えるトレーニング方法です。

 

④遠くの緑を見る方法
視力アップの劇的な効果があるわけではありませんが、目にとってよい行動であるとは言えるようです。

 

近視を予防する6つの方法とは!

①ゲームの時間を1日30~40分以内にしましょう。

 

②テレビは2メートル以上離れてみるようにしましょう。時々休憩をとりましょう。

 

③正しい姿勢で勉強や読書をしましょう。

背筋をきちんと伸ばして、目と本の距離は30cmくらい離しましょう。

本を寝転んで読まないようにしたり、勉強などで目を使いすぎたら、1時間に10分ぐらいは目を休ませるようにしましょう。

 

④照明の明るすぎ暗すぎには注意。

勉強などをする時は300ルクス必要とされており、蛍光灯のスタンドでは、15~20ワットの明るさぐらいになります。

 

⑤目に負担がかからないように、日頃から遠くを見る習慣をつけましょう。

⑥栄養のバランスを考えて、緑黄色野菜などを十分に取り入れた食生活を送りましょう。

緑黄色野菜に含まれる「ルテイン」は目にとって大切な物質であることが判明しています。

 

まとめ

いかがでしたか?

現代では、パソコンやスマホが身近になってる傾向で、視力の問題や目の病気などが増えております。

色々な治療法がございますが、まずは予防をしっかりとして大切な目を守る事が一番ですよね。

 

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